本盤は大半のクラプトンファンが歴代で最も観応え、聴き応えがあったバンドだったと評する2006年のツアーから、序盤のイギリス、マンチェスター公演を極上のステレオ・オーディエンス録音で完全収録した2CDです。何が凄いと言えば、このバンドの面子。ギターにデレク・トラックスが参加し、ドイルと共にクラプトンを含めトリプルギター編成になっていたこと。リズム・セクションが、あの伝説の名セッション・ベーシスト、ウィリー・ウィークスにあのエクスペンシヴ・ワイノーズのスティーヴ・ジョーダンという組み合わせだったこと。さらに「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」以来の、3人のホーンセクションまでもが加わっていたこと、です。これほど骨太かつ熟練の面々にサポートされてのクラプトンは、緊張感を伴いつつも伸び伸びと弾き捲っており、一期一会のこのバンドでの演奏を楽しんでいるのが素晴らしいステージです。このツアーはアルバム「BACK HOME」のリリース(2005年)を受けて行なわれたものでしたが、この年の終わりに日本にやって来た時には、当該アルバム収録曲なんて1曲もセットリストにない状態になっていました。そう考えますと、ツアー序盤のこの日には当該アルバムからのナンバーが3曲も演奏されていたことが貴重です。それに加え、デレク・トラックスがスライドで参加したことがクラプトンを大いに触発したようで、デュエイン・オールマンのサポートにより製作した世紀の名盤「LAYLA」を意識して、その収録ナンバーを5曲も演奏しています。ツアー後半では消滅してしまう「BACK HOME」収録曲のライブテイクが聴けるのが貴重ですし(この演奏がまたいい!)、Got To Get Better In A Little Whileで聴けるウィークス&ジョーダンのゴリゴリのリズム隊+分厚いホーンセクションによるバックアップなんて奇跡に近いパフォーマンスだと言えます。奇跡と言えば、若手ギタリスト二人の参加もそうです。この二人のプレイに煽られれば、道理でクラプトンにも火が点いたはずです。ウィークス&ジョーダンのコンビで聴けるLaylaも凄い迫力!このバンドでの日本公演も凄かったですが、このツアー序盤のステージにもこのバンドのパワーが漲っています。
Live at Manchester Evening News Arena, Manchester, UK 9th May 2006 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1(63:10)
1. Pretending 2. So Tired 3. Got To Get Better In A Little While 4. Lost And Found 5. I Shot The Sheriff 6. Anyday 7. Back Home 8. I Am Yours 9. Nobody Knows You When You’re Down And Out 10. Milkcow’s Calf Blues 11. Running On Faith
Disc 2(56:35)
1. After Midnight 2. Little Queen Of Spades 3. Everybody Oughta Make A Change 4. Motherless Children 5. Wonderful Tonight 6. Layla 7. Cocaine 8. Crossroads
Eric Clapton - guitar / vocals Doyle Bramhall II - guitar / vocals Derek Trucks - guitar Chris Stainton ? keyboards Tim Carmon - keyboards Willie Weeks - bass Steve Jordan - drums Michelle John - backing vocals Sharon White - backing vocals
The Kick Horns (Simon Clarke - baritone saxophone, Roddy Lorimer - trumpet, Tim Sanders - tenor saxophone)





























