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EL & P Emerson,Lake & Palmer エマーソン・レイク・アンド・パーマー/Trilogy Original US Mobile Fidelity Sound Lab

大きな話題を呼んだ“モービル・フィディリティ”のCD復刻シリーズ。その最新弾がリリース決定です。アナログ・マスター専門メーカーの“モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(MFSL)”と言えば、世界のオーディオ・マニア達が絶大な支持を寄せる信頼のブランド。音の匠が情熱の限りを込め、大名盤の数々をマスター・テープからデジタル化していきました。そんなシリーズの中で、本作に収められているのは1995年1月にリリースされたCD『UDCD 621』。そう、3人個性が理想的に融合したEL&Pの名作『トリロジー』です。 【マスターテープ・サウンドを最重視したモービル・フィディリティ】 アナログ作品のCD化が最盛期を迎えた90年代には高音質CDが数多く登場しましたが、その中でもMFSLは別格でした。他の高音質CDは新技術によって圧縮の違和感を減らしたり、素材で読み取りエラーを減らしたりといった「デジタル劣化を抑える」発想のもの。それに対してMFSLのポリシーは「マスターテープに刻まれた音を忠実に再現し、余分なものを足したりしないこと」。磁気テープから音を引き出す段階にも目を向けた独自の“ハーフスピードマスタリング”技術を開発するなど、“アナログ録音された音そのもの”を最重視にしているのです。そんなMFSLは1987年からレコード会社からオリジナルのマスターテープを借り受け、数々の名盤を1本1本緻密にデジタル化。マスターテープの音をCDに移し替えていく“Ultradisc”シリーズをリリースして行きました。現在はSACDやLPの分野にも進出していますが、本作は90年代の前半期にCD化していたというのもポイント。磁気テープのマスターは経年劣化に弱く、時間が経てば立つほど録音当時の音が失われていく。テープが歪んだり張り付いたりといったケースもありますが、たとえ精密に保管されていたとしても磁気の消失までは防げない。現在では、マスターテープそのものより物理的な溝で記録するLPの方が音が良かった……などという事態も起こりつつあるのです。その点においても“Ultradisc”シリーズは偉業だった。CDの普及期にあった80年代から始められており、高音質を謳う新技術CDの登場よりも早くにマスターテープの音をデジタルに残したのです。 【繊細さとナチュラル感が隅々まで残された『トリロジー』】 そうして“録音から23年”時点のマスター・サウンドを伝えてくれるのが、本作の『トリロジー』。そのナチュラルなマスター・サウンドは絶品。EL&Pの場合、近年のデジタル・リマスター版でも自然な仕上がりになっているのですが、MF盤は比較的早い時期に製作された強みがある。例えば、「Hoedown」のオープニング。シンセサイザーのサイレン音が盛大に鳴り響きますが、ここから既に鮮度が違う。このサイレン音は次々と重なっていく事で焦燥感を演出していくわけですが、現行版はやや平坦でピークを過ぎるとすぐ弱々しくなって消えてしまう。それに対し、本作は1音1音が消えゆく刹那までしっかりと残っており、次々と重なっていくサイレン音が分厚く、立体感を誇っている。キース・エマーソンが意図していたであろう焦燥感が正確に味わえるのです。そして、その後に炸裂するオルガン乱舞も絶品。現行版はエコー感を強調することで艶やかに仕上げてはいるのに対し、本作は楽器の鳴りそのものが鮮やか。まさに目の前にハモンドがあるような現実感があり、演出の必要もなく見事な指さばきだけで踊り狂うのです。もちろん、キーボードだけではありません。実のところ、『トリロジー』の録音は理想的とは言えず、ダイナミズムを意図するあまりドラムがところどころオーバーしかけるパートもある。例えば「The Endless Enigma (Part 1)」。2分半ほどで最初のハイライトを迎えますが、ここでのドラムはまさに歪むかどうかのギリギリ。現行盤ではこうしたドラムノンピークがキツく、大音量スピーカーで聴いていると耳に疲れ、ヘッドフォンだと思わず外したくなる。もちろん、これは録音時のものなので本作でもギリギリ感はあるのですが、グッとナチュラルなので耳疲れしない。ピーク音も突き抜ける一歩手前で踏ん張り、その直後の鳴りもシームレスに美しい。その結果、ガンガンと棒で突かれるような唐突感がなく、楽曲本来のダイナミズムを自然に味わえる。これらはあくまでも例ですが、本作はこうした自然な感触で全編が貫かれている。「本来のマスター・サウンドはこうだった」と音が証言しているのです。 Taken from the original US Mobile Fidelity Sound Lab CD(UDCD 621) from Mobile Fidelity Sound Lab "Original Master Recording" Collection 1. The Endless Enigma (Part One) 2. Fugue 3. The Endless Enigma (Part Two) 4. From The Beginning 5. The Sheriff 6. Hoedown (Taken From Rodeo) 7. Trilogy 8. Living Sin 9. Abaddon's Bolero

EL & P Emerson,Lake & Palmer エマーソン・レイク・アンド・パーマー/Trilogy Original US Mobile Fidelity Sound Lab

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