レスリー・ウェスト/フェリックス・パパラルディが並び立ち、ロック史に巨大な足跡を残した伝説バンドMOUNTAIN。その全盛をオフィシャル超えクオリティで語り継ぐ超極上サウンドボードが登場です。そんな本作に永久保存されているのは「1970年12月31日ニューヨーク公演」。伝説の名会場“フィルモア・イースト”で記録されたステレオ・サウンドボード録音です。1970年と言えば、2大代表作『CLIMBING!』『NANTUCKET SLEIGHRIDE』も立て続けに創り上げた黄金時代。良い機会でもありますので、絶頂の歩みを紐解きつつ、本作のポジションにも迫ってみましょう。1969年《レスリー・ウェスト/ケン・ヤニック/ノーマン・ランズバーグ》・2月28日ー3月29日:米国#1(5公演)《ウェスト/フェリックス・パパラルディ/スティーヴ・ナイト/N.D.スマート》・7月11日ー9月11日:米国#2(11公演)←※WOODSTOCK《ウェスト/パパラルディ/ナイト/コーキー・レイング》・9月18日ー12月27日:北米#1(39公演)1970年《1月4日ー14日『CLIMBING!』制作》・1月30日ー8月18日:北米#2(99公演)←※CANADIAN FESTIVAL他《8月31日ー9月9日『NANTUCKET SLEIGHRIDE』制作》・9月11日ー10月31日:北米#3(33公演)《11月2日ー9日『NANTUCKET SLEIGHRIDE』制作》・11月10日ー14日:北米#4(4公演)《11月15日ー18日『NANTUCKET SLEIGHRIDE』制作》・11月20日ー12月31日:北米#5(19公演)←★ココ★ これがMOUNTAIN始動から1970年一杯の活動概要。一般にMOUNTAINは「1969年7月デビュー」と言われていますが、それはあくまでパパラルディも含む本格始動という意味。ウェストのソロ・アルバムを起点としたMOUNTAINのライヴ活動は2月から始まっていました。9月に黄金ラインナップを固めた彼らは、苛烈なライヴ活動と並行して『CLIMBING!』『NANTUCKET SLEIGHRIDE』を制作。『NANTUCKET SLEIGHRIDE』のリリースは1971年ではありますが、本作時点ではすでに両作とも完成させていました。「1970年のフィルモア」と言えば、オフィシャル・ブートレッグにもなっていましたが、本作はまったくの別モノ……と申しますか、ライヴ自体が異なる。どちらも「北米#5」ではありますが、公式盤が“12月28日”だったのに対して本作が記録されたのは3日後の大晦日でした。ショウ自体も異なりますが、実はサウンドも思いっきりオフィシャル超え。本作は海外研究家によって監修を受けたベスト・マスターなのですが、ここで言っている「オフィシャル」は3日前の公式ブートレッグ『FILLMORE EAST, NEW YORK, NY, 28 DECEMBER 1970』の事ではありません。絶賛された発掘盤『LIVE AT WOODSTOCK』よりも音が良い……と言いますか、あの伝統の名作『LIVE: THE ROAD GOES EVER ON』さえも超えている! あれほど大量の公式ブートレッグが発掘されながら、これほどの記録が見逃されてきたとは……。まったく音源史とは皮肉なものです。そんな超絶サウンドボードで描かれるショウもまた超絶。約100分の長尺にも関わらず、間延びどころかセットも演奏も「詰め込まれた」感さえ漂う強烈な濃度。ここで、そのセットをチェックしておきましょう。マウンテン(8曲)・勝利への登攀:Never in My Life/Mississippi Queen/Silver Paper/For Yasgur's Farm・ナンタケット・スレイライド:Don't Look Around(★★)/The Animal Trainer and the Toad/Nantucket Sleighride (To Owen Coffin)/Travellin' in the Dark その他(5曲)・1stソロ:Baby, I'm Down(★★)/Long Red(★)/Blood of the Sun(★)/Dreams of Milk & Honey・その他:Auld lang syne(★★)※注「★」印は公式『FILLMORE EAST, NEW YORK 28 DECEMBER 1970』になかった曲。特に「★★」印は『CANADIAN FESTIVAL EXPRESS 1970』『OLYMPIC AUDITORIUM, LOS ANGELES, CA 1970』にもなかった曲。……と、このようになっています。ウェストの1stソロや『CLIMBING!』だけでなく、すでに完成させつつ発売を待っていた『NANTUCKET SLEIGHRIDE』のレパートリーもたっぷり。「Theme for an Imaginary Western」こそないものの、MOUNTAINの黄金時代を1回のステージにギュウ詰めしている。そんな中でも特に貴重なのがラストに演奏される「Auld lang syne」。いわゆる「蛍の光」のことでして、ウェストが情感たっぷりに弾き込み、「Happy new year!!」のひと言で本作は幕を閉じる。1970年の大晦日にしか記録の残っていない激レアな1曲です。フェリックス・パパラルディがCREAMの革命を受け継ぎ、レスリー・ウェストの泣きがマイケル・シェンカーやランディ・ローズを開眼させたMOUNTAIN。その絶頂のフルショウをオフィシャル超えの超絶クオリティで楽しめるサウンドボード・アルバムです。ロック史最高の瞬間を永久保存した絶対の文化遺産。「1970年12月31日フィルモア・イースト公演」のステレオ・サウンドボード録音。公式ブートレッグの3日後となる別コンサートで、サウンドも本作の方が上……と言いますか、あの伝統の名作『LIVE: THE ROAD GOES EVER ON』さえも凌駕する超極上サウンドボードです。約100分の長尺であり、同時にウェストの1stソロ・『CLIMBING!』・『NANTUCKET SLEIGHRIDE』を1回のショウに濃縮したセットも特濃。この日だけの「Auld lang syne(蛍の光)」まで楽しめるロック史絶対の文化遺産アルバムです。Fillmore East, New York, NY, USA 31st December 1970 STEREO SBD(from Original Masters) Disc:1 (50:05) 1. Intro 2. Never in My Life 3. Don't Look Around 4. Mississippi Queen 5. Baby, I'm Down 6. Long Red 7. Silver Paper 8. Guitar Solo Disc:2 (49:24) 1. The Animal Trainer and the Toad 2. Nantucket Sleighride (To Owen Coffin) 3. For Yasgur's Farm 4. Travellin' in the Dark 5. Blood of the Sun 6. Dreams of Milk & Honey 7. Auld lang syne Leslie West - guitars, vocals Felix Pappalardi - bass, vocals Steve Knight - organ Corky Laing - drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING