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Eric Clapton エリック・クラプトン/Unreleased First Solo Album Mix

1970年8月にリリースされた、エリック・クラプトンのソロ名義では初となるアルバム「ERIC CLAPTON」。このアルバムには3種類のミックスが存在したことをご存知でしょうか。LP時代から現在まで一般に発売されてきた盤のミックスは、あの「LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS」をプロデュースした名プロデューサー、トム・ダウドがミックスしたものです。そして2006年6月にリリースされた当該アルバムのデラックス・エディションに収録された、クラプトンにソロアルバム製作をもちかけ、全面的にサポートしたデラニー・ブラムレット(デラニー&ボニー&フレンズ)がミックスしたものが第二のミックス。そして米アトコ・レコードがこのアルバムのリリースを急ぐあまり、ごく僅かな数量だけプレスした初回盤に採用して勇み足リリースしてしまったエリック・クラプトン自身によるミックスが第三のミックスです。3種類ものミックスが存在したことで、このアルバムは70年1月にレコーディングが完了していながら、リリースが8月までずれ込んだという事情がありました。最終的にはトム・ダウドによるミックスに統一され、世界でリリースされました(アメリカでもセカンドプレスはこれが採用されました)。3種類ものミックスが存在した経緯は後述致しますが、ここまで読んできていただくと、ほとんどの方は現在容易に聴けない貴重なミックスは「エリック・クラプトンによるミックス」であるとお判りいただけるでしょう。さて、前置きが長くなりましたが、このたび当店でもお馴染みの、クラプトンマニア&コレクターとしては世界有数の人物であり、オフィシャル関係者ともコネクションを持つイギリス在住の重鎮テーパーが長年の奮闘努力の結果、遂に「エリック・クラプトン・ミックス」のマルチトラックからステレオ化された米アトコ初回原盤の大元のマスターを入手したのです!もちろんアトコ初回盤のLP落としなどではありません。正真正銘、オフィシャルクオリティのマスターなのです!この「エリック・クラプトン・ミックス」、どこが貴重なのかと言いますと、何と言ってもクラプトンの全作品において彼自身がミックスしたものは本作しかないということ(プロデュースはありますが)。そして「エリック・クラプトン・ミックス」は、トム・ダウド・ミックスともデラニー・ミックスとも内容がまったく異なるため、アルバムの印象がそれらとはまるで異なるということです。相違点を詳しく記しますと(トム・ダウド・ミックスをTD、デラニー・ミックスをDBと略して表記します)1. Slunky・・・イントロにTDとDBには入っていない効果音が入っている。ギターソロがTDとDBとは違う完全別テイク。2. Bad Boy・・・ボーカルのエコーがかなり深く、TDとDBとは完全別のボーカルテイク。また、オブリガートのギターもTDとDBとは完全別テイク。 3. Lonesome And A Long Way From Home・・・イントロ前にクラプトンによるカウントが入っている。ボーカルのエコーがかなり深い。ワウワウソロ後のフレクサトーン(パーカッション)の一打の位相がTDとDBとは違い、左チャンネルに配されている。4. After Midnight・・・冒頭にTDとDBには入っていないデラニー・ブラムレットの話し声が入っている。イントロにTDにはないブラスが入っている。ボーカルのエコーがかなり深い。イントロのドラムがTDとDBとは違い、左チャンネルに配されている。5. Easy Now・・・特に違いはなし。6. Blues Power・・・冒頭に29秒に亘るリハーサル部分が収録されている(レオン・ラッセルのガイドボーカル入り)。オブリガートのギターがTDとDBとは完全別テイク。7. Bottle Of Red Wine・・・ボーカルのエコーがTDとDBの中間くらいになっている。エンディングがTDとDBより短くなっている(切れている)。8. Lovin' You Lovin' Me・・・TDと大差なし。9. Told You For The Last Time・・・TDにないクラプトンのリズムギターが左チャンネルに入っている。10. Don't Know Why・・・TDではセンターチャンネルのワウワウギターが右チャンネルに配され、TDにはないクラプトンによるリズムギターが左チャンネルに入っている。11. Let It Rain・・・冒頭14秒に亘る音出し(アコースティックギターのストローク=ゲストミュージシャンのスティーヴン・スティルスのプレイと思われる)が入っている。ボーカルのエコーがかなり深い。以上のような違いがあります。これほど違えば、アルバムの印象が変わっても当然のことでしょう。ファンならずとも、クラプトン・ミックスは一度は聴いてみる価値はあるものです。全体の印象は、一般的なトム・ダウド・ミックスよりもクラプトンのギタープレイが多めに収録されていて、カウント入り、リハーサル部分、音出し箇所など生々しさの点で優っている感じです。自身初となるソロアルバム。「こう聴いてほしい。こう聴かせたい。」とクラプトンが考えてミックスしたと思えば、彼のスピリットを感じていただけるようなミックスとも言えそうです。LP落としなどではなく、遂に日の目を見たマルチトラックからの「エリック・クラプトン・ミックス」のステレオマスター。ファンならば是非一家に一枚!ファンならずとも一般のリリースバージョンとの聴き比べが楽しめます(こんなに違うんですから)!さて、余談になりますが、3種類のミックスが発生した経緯を記しておきましょう。一言で言えば、「報連相って大事」(?)ってことです。70年1月にLAのヴィレッジ・レコーダー・スタジオでレコーディングが終了すると、デラニー・ブラムレットが現地でミックスに取り掛かりました。しかしレコーディング終了後にイギリスに帰ったクラプトンが1曲(恐らくTold You For The Last Time)のマルチトラックテープを持ち帰ってしまいました。デラニーはクラプトンからそのテープが返送されてくるのを待ちながら、他の曲のミックスを完了しました。一方のクラプトンはこの1曲以外のデラニーがミックスしたマスターテープが送られてくるのをロンドンで待っていました。それと自分でミックスした1曲を合体させてアルバムを完成させるつもりだったのです。デラニーはLAでクラプトンからの1曲のマルチトラックテープを待っている、クラプトンはロンドンでデラニーからの1曲を除くミックスダウン済みのマスターテープを待っている。見事な行き違いです。リリースを急ぎたい英ポリドール・レコードは、アトランティック・レコードから全曲分のマルチトラックテープを取り寄せ、クラプトンに託します。「デラニーからのテープなど待っていないで、これで早くミックスを完成させろ」ということです。オリンピック・サウンド・スタジオに篭ってミックスに取り掛かったクラプトンでしたが、自身初体験のミキシング作業に困惑し、一応完成させたものの、これが本当にベストなミックスかどうかが分からない。いたずらに時間ばかりが過ぎる中、業を煮やしたアトランティック・レコードは自社所属のエンジニア、トム・ダウドに命じて一からミックスをさせることにしました。それが完成し、イギリス盤にはトム・ダウド・ミックスが採用されたのですが、イギリスよりもリリース日を前倒しにしていたアメリカでは、発売元のアトコ・レコードがトム・ダウドの作業完了を待てず、クラプトンがミックスしたマスターテープを取り寄せ、それを採用して初回盤をリリースしたのでした(その後マスターテープはトム・ダウド・ミックスバージョンに統一されました)。こういう経緯だったのです。デラニーとクラプトンが連絡を取り合わなかったおかげで3種類のミックスを今、我々は聴くことができるわけです。歴史の悪戯と言ってもいいかもしれません。さあ、遂に初めてオフィシャルクオリティでリリースされる「エリック・クラプトン・ミックス」。これは今年一番の重大ニュースかも!マルチ・トラック・マスターからの収録は史上初!! The unreleased Eric Clapton mix of his first solo album Official quality direct from master multitracks (40:09) 1. Slunky 2. Bad Boy 3. Lonesome And A Long Way From Home 4. After Midnight 5. Easy Now 6. Blues Power 7. Bottle Of Red Wine 8. Lovin' You Lovin' Me 9. Told You For The Last Time 10. Don't Know Why 11. Let It Rain

Eric Clapton エリック・クラプトン/Unreleased First Solo Album Mix

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