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Miles Davis Dave Liebman マイルス・デイビス デイヴ・リーブマン/Denmark 1973

ライヴ・バンドとしての頂点を極めた、デイヴ・リーブマン を擁した人気の1973年バンドの残されたライヴ音源のなかで、演奏は最高なのに音質がワースト・ワンという悪名高きコペンハーゲン公演が、遂に発掘された、ほぼマスターに近いロー・ジェネレーション・テープから高音質で初登場!!その昔、短命に終わったエレクトリック・ブルーというレーベルからリリースされたがあっという間に廃盤となった、マイルス・デイヴィス・バンド1973年10月29日デンマーク、コペンハーゲン公演が、やっとファンの溜飲を下げる、今回初めて発掘されたロー・ジェネレーション・テープからレーベル独自の丁寧なマスタリングを施したかなりの高音質で初登場!!やはりこのくらい良い音で聴く73年マイルス・バンドは最高の一言に尽きます!!しかしこれまでこの日のテープは1種類しか存在せず、やはり「イフェ」前半の音飛びはありますが、音質そのものはさすがロー・ジェネレーション・テープです!エレクトリック・ブルー盤とは別物です!これを聴くと、エレクトリック・ブルー盤では明らかに何度かダビングされた何世代か隔てたテープから収録されていたのですね。バンド・ウォーミングアップからエレクトリック・マイルスの特徴でもある「妖しさ」が充満。あまり語られることはありませんが、新たな創造に対する過酷な環境に置かれる偉大な音楽家ほど、クスリ、宗教、魔術といった神秘的なものにのめり込む傾向にある。宗教との関わりなくして語れないバッハなどのクラシック音楽家、信仰宗教を立ち上げたチャールズ・マンソン、黒魔術師アレイスター・クローラーを信仰したジミー・ペイジ、神に身を捧げたボブ・マーレーほか、そしてアフリカの呪術や宗教を支持したマイルス、新しい世界を創造したいという欲求のため空想(妄想)の世界に身を置くための手段なのか?しかしそれを経て届く音楽はとても独創的であり魅力的、そして言葉では表せない「妖しさ」があり「色気」がある。これを感じる音楽家を私は信じる…おっと、横道に逸れてしまいました。この時期の必殺のオープニング・ナンバー「ターンアラウンドフレーズ」から観客に襲いかからんばかりの凶暴な演奏を展開。アルのバシャバシャ・ドラム、マイケルの重いファンク・ベース、レジーのギュンギュン・ギターらが一体となり怒涛の塊となるなか、マイルスのワーワー、脳天はち切れのリーブマン 、ピートの妖しすぎるヘヴィー・ギターが唸る、まさにライヴ・バンドとしての頂点を極めた凄まじい演奏!!名演奏として名高い3日後のベルリン公演と比べても遜色なし!

Miles Davis Dave Liebman マイルス・デイビス デイヴ・リーブマン/Denmark 1973

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