遂に来日公演が発表されたと思えばオアシス史上初の東京ドーム、そこからのチケット争奪戦といったかつてない盛り上がりを見せる現在。2024年末を締めくくる上で、「ファースト・アルバム『DEFINITELY MAYBE』リリース30周年特集」を開催!それに相応しいレア音源をリリースいたします。まずは1994年の超激レアシークレットライブの極上アップデートライブ音源をご紹介!これまでオアシスの「Remaster & Remix」コンセプトはサウンドボード音源がメインでしたが、前回の『DEFINITIVE BUDOKAN 1998 SECOND NIGHT: 2024 REMASTER & MATRIX』と『DEFINITIVE YOYOGI 2005 FINAL NIGHT: 2024 REMASTER & MATRIX』にて初めてオーディエンス録音に着手。それらで上げた大きな成果を活かした結果が今回のリリース。「Remaster & Remix」コンセプト初の1994年ライブ音源リリースのお眼鏡に叶ったのは8月に「Cigarettes & Alcohol」のMV撮影を兼ねて行われたシークレットギグ。その撮影の合間に集まったわずか500人の幸運なファンに向けて披露した演奏の模様を録音してくれた猛者がいてくれたおかげで、この貴重なギグが記録されることになったのです。この音源を収めた初出タイトルFlushbulb製『WAS THERE THEN』がリリースされた2003年当時は先のMV撮影班が収録したものと喧伝されていましたが、録音状態は高音質なオーディエンス録音であり、やはりギグに参加した人物によるものと考えるのが自然かと。とはいえ非常にクリアーで聞きやすい録音状態で音像も近く、マニアには特殊なギグを良好な音質で捉えてくれた94年ライブ最優良音源の一つと称えられたものでした。しかし現在の耳で聞いてみれば確かにクリアーで非常に聞きやすい一方、厚みを欠いた非常にスカスカな音質であったのも事実。しかも前述した既発のFlushbulbのタイトルは現在では廃盤で入手困難な上、これまでアップデート盤もリリースされていないという状況でした。そこで「Remaster & Remix」コンセプトで本音源に着手してみれば、これが相性抜群であったことが判明。最新AI技術によって、ただでさえ近かった音像がよりクローズに、もはや自分がギグの最前列で見ているかのような錯覚すら起きそうなほど。さらにこの音源はリアムの声の近さも大きな魅力でしたが、今回の作業によっていよいよ近く…何なら「もしかして生声なんじゃ?」とこれまた錯覚しそうなほど。加えてこの音源はギグの性質上、録音者が周りの観客にもまれて音が揺れる個所が随所で見られたのですが、そこも今回は緻密にアジャスト。元々が非常に聞きやすいオーディエンス録音ではありましたが、今回はもう安心して聞き込める安定感までも兼ね備えています。文字通り既発を一蹴するクオリティに仕上がりました。そして、このギグ最大の魅力は1994年当時の通常ライブとまったく違った演奏内容とセットリスト!中でもトニー・マッキャロルのドラミングが興味深い。冒頭ではノエルを中心としたインスト・ジャムが繰り広げられているのですが、そこで気の赴くままに弾くノエルにしっかり付いていっているのがトニー。以前は何かと技量が批判されがちなトニーでしたが、いやいや全然イイ感じに叩いているではないですか。おまけにリリース前の新曲をバンド演奏にて披露しているのが極めて貴重。まず「Listen Up」はライブアレン、ジ自体が決まっていないのでしょう、エンディングが締まらずフニャっと終わってしまうのが微笑ましい。みんな大好き「Whatever」に至ってはデビュー後では最古のバンドバージョンなライブテイクという事実にとどまらず、この時点で既に「All The Young Dudes」のフレーズを引用。さらにデヴィッド・ボウイつながりな「Changes」の一節をリアムが歌う形で締めくくられた激レア・エンディング。当然「Listen Up」も「Whatever」もリリース前であり、どちらもデビュー後のバンドバージョンとしてこの日が初のお披露目となります。極めつけはユルっと始まった「D’Yer Wanna Be A Spaceman?」を最初はなんとリアムが歌おうと試み、結局はノエルがフルで歌い(しかもエレキで)そこにリアムがタンバリンで最後まで付き合うというこれまた激レア・バージョン。このよう貴重な演奏のてんこ盛りとなったMV撮影用のシークレットギグを素晴らしい音質で捉えてくれていた奇跡のオーディエンス録音が、最新技術によって丁寧に文字通りの極上音質へとバージョンアップ。リアムの歌声の生々しさ、特別なセットリスト、初披露の曲あり、アレンジ違いなど、鳥肌モノのクオリティに仕上がっています。「『DEFINITELY MAYBE』リリース30周年特集」に相応しい激レアライブをぜひお手元に!音源の特徴・Cigarettes & AlcoholのPV撮影時に開催されたシークレット・ギグ。・オフィシャル・サイトのツアーデータにも載っていないかなり貴重なもので、500人のファンを集めて行われたまさにシークレットライブ。・当時の普段のライブではありえないセットリストやアレンジが非常に貴重な、高音質オーディエンス録音音源。・ListenUpとWhateverのバンドバージョンはデビュー後この日のライブが初披露。当然リリース前。・D’Yer Wanna Be A Spaceman?はノエルのエレクトリック・ギター1本のみのバージョンでこのアレンジはこの日のみ。・Whateverの後半でAll The Young DudesのみならずDavid BowieのChangesをつなげて歌っており、このアレンジもこの日のみ。・Flushbulbから「Was There Then」として一度リリースされたもの、その後廃盤となり、現在に至るまで他レーベルからも再発なし。・元から高音質なAUDだったが、音がスカスカに感じられるミックスだった。・最新AIを活用したリミックスによって、ギター音を中心に生々しさや厚みを引き出すことに成功。初期のoasisらしいウォール・オブ・サウンドな音がついに実現。・既発であった音の定位がふらつく点もキッチリ修正 The Borderline, London, England 21st August 1994 ULTIMATE SOUND UPGRADE!!! (62:33) 1. Jam [Soundcheck] 2. Slide Away 3. Shakermaker 4. Fade Away 5. Live Forever 6. Supersonic 7. Columbia 8. Listen Up 9. D’Yer Wanna Be A Spaceman? [Aborted] 10. D’Yer Wanna Be A Spaceman? 11. Whatever 12. I Am The Walrus Liam Gallagher - lead vocals, tambourine Noel Gallagher - lead guitar, vocals Paul Arthurs - rhythm guitar Paul McGuigan - bass Tony McCarroll - drums