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Who,The ザ・フー/MD,USA 12.06.1973 Upgrade

ザ・フー1973年ツアーの定番音源であるラジオ用ステレオ・サウンドボードの片割れが『PHILADELPHIA 1973 SOUNDBOARD』として待ち望んだバージョンアップを遂げたからには、もう一つの定番である12月6日のラーゴもバージョンアップさせない訳にはいきません。いつだってこれら二つは同時にリリースされてきたのですし、むしろ前回のリリースにて「次はラーゴ」と予想されていたマニアが多かったかと。そんなラーゴの方は『KING BISCUIT FLOWER HOUR』ラジオ用に録音されつつも、実際の放送に採用されたテイクが少なかったこともあり、2007年に「WOLFGANG’S VAULT」上で公開された時点からフィラデルフィアよりも粗い質感でした。そこに輪をかけて当時の配信技術の限界から来る金属的な質感やキース・ムーンのシンバルがシュルシュルした聞きづらさ。それでも元がマルチトラック録音のステレオ・サウンドボードという事からもてはやされ、なおかつ黄色いジャケのアートワークになってからの再発も繰り返された訳です。しかし音源としてのトータルがフィラデルフィアより見劣りする状態であったのは事実。そこで前回の大好評フィラデルフィアに続いて今回もまた「GRAF ZEPPELIN」が最新配信版を元にしたレストアを敢行。元々このラーゴ全長版は録音が始まった瞬間の音の濁りが持病でフィナーレ「See Me, Feel Me」はフェイドアウト(録音が終わったのでしょう)なのは今回も変わりません。ところが、I Can't Explainスタートから10秒目以降は、一気に見晴らしが良くなって、過去三回のリリースと比べてみてもグンと聞きやすくなりました!こうなると、わざわざ既発盤のタイトル名を持ち出すまでもなく音質の差が歴然。基本ラジオに採用されなかったテイクの多い日ですので、音質自体がフィラデルフィアよりラフではあるのですが、その上で過去三回の再発盤を上回る聞きやすさを実現。この日の配信もキースのシンバルが目立つ曲になると、そのシュルシュルあるいはヒリヒリと聞いていて刺すような違和感が大幅に改善。前回のフィラデルフィア同様、ヘッドフォンで聞けばいよいよ違いを実感してもらえるはず。というか、フィラデルフィアもラーゴも過去の状態ではシンバルの不自然さがいかんともしがたく、ヘッドフォンで聞けたものではなかった。スピーカーからだとごまかしが利くのがステレオ・サウンドボードの強みとはいえ、今回のアッパー感はあまりにも分かりやすい。そしてこの二日間ほど、続きで録音されたライブを聞く楽しさを教えてくれるステレオ・サウンドボードというのもそうそうないのでは。というのもフィラデルフィアとライブの雰囲気がまるで違う。ラーゴはツアー最終日ということからハッピーな雰囲気かと思いきや、序盤からアリーナで観客のひしめき合いが収まらず「Summertime Blues」終了後を始めとして何度もピートやロジャーが観客をなだめる場面がドキュメントとしての緊張感を伝えてくれる。さらに「My Generation」なると後半でジョンのベースの録音が途切れてしまいます。ここがサウンドボードならではなのですが、よく聞くとジョンのベースの音を他のマイクが拾っており、当日の会場には問題なく鳴っていたのだと思われます。つまりマルチトラックが彼のベースの録音のトラブルに見舞われていた。1970年ハル大学だけでなく、ここでもジョンのベースの録音の失敗というハプニングは起きていたのです。こうした波乱含みの中「The Real Me」の演奏はフィラデルフィアと違い「I Am the Sea」のテープを流すことなく決行。さらに「I'm One」開始前などいくつかの場面ではピートがチューニングに時間を取られて間が空いてしまうなど、全体を通してみても波乱含み。そしてフィラデルフィアでは録音できなかった「Love, Reign O'er Me」を収められたかと思いきや、今度はピートがミストーンを連発。なるほど『TALES FROM THE WHO』に代表される実際の放送版でラーゴのテイクの採用度が低かった原因が判明したのも、こうして全長版が公開されたからこそ判った事実。それでも演奏のテンションがまったく下がっていないところが73年のザ・フーらしいところで、実際「Doctor Jimmy」の激しい演奏では懸命にバックコーラスを歌うジョンの姿も微笑ましい。それどころかハプニングが続いてもなお『QUADROPHENIA』パートが力強く演奏されているのが圧巻。これほどまで雰囲気が違いすぎる二日間をステレオ・サウンドボードで聞けた名録音として以前から定評を得てきた音源ではありますが、それだけに金属臭のない落ち着いた状態でのリリースは急務でもあった。そもそも再発が待ち望まれていた定番中の定番ラジオ用アウトテイクのサウンドボードでもある。大好評フィラデルフィアに続いて今回も「GRAF ZEPPELIN」の緻密なアジャストのおかげでグンと聞きやすいバージョンに生まれ変わっています。そして何より先週のフィラデルフィアから期待してくれていたマニアには文字通り待望となるであろうアッパーぶり。あのシンバルの不自然さから解放され、ハプニングにもめげず繰り広げられたラーゴの大熱演をじっくりとお楽しみください!WGから最新採録した音源を元にリマスター!!デジタルチックな不自然さが一掃。Live at Capital Centre, Largo, MD, USA 6th December 1973 STEREO SBD 2025 TRANSFER & UPGRADE!! Disc 1 (48:11) 1. I Can't Explain 2. Summertime Blues 3. My Wife 4. My Generation 5. The Real Me 6. The Punk And The Godfather 7. I'm One 8. 5:15 9. Sea And Sand Disc 2 (52:35) 1. MC 2. Drowned 3. Bell Boy 4. Doctor Jimmy 5. Love, Reign O'er Me 6. Won't Get Fooled Again 7. Pinball Wizard 8. See Me, Feel Me Roger Daltrey - Vocals, Harmonica Pete Townshend - Guitar, Vocals John Entwistle - Bass, Vocals Keith Moon - Drums, Vocals STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Who,The ザ・フー/MD,USA 12.06.1973 Upgrade

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