オアシス1995年の名演の決定版となる『DEFINITIVE GLASTONBURY 1995: 30TH ANNIVERSARY EDITION』がリリースされますが、その95年グラストンベリー・フェスティバルではオアシスとしてのステージ以外でもノエルが弾き語りを披露しており、なおかつその模様が放送されていました。ノエルはオアシスとしての出番がある当日に「Cast No Shadow」と「Roll With It」を、翌日には「Wonderwall」をそれぞれフェスのバックヤードにて披露。特に後者はテレビ映像が残されていることからマニアにも良く知られた場面かと。どちらも高音質なステレオ・サウンドボード録音であったことからオアシスの弾き語りコンピの常連音源となっていたのも今は昔。そうしたアイテム自体が現在は入手困難ですし、かといってグラストンベリー本番がCD一枚にすっぽり収まるサイズですので、これらを一緒に収録することは不可能。そこで『DEFINITIVE GLASTONBURY 1995: 30TH ANNIVERSARY EDITION』に合わせてノエルの弾き語りパフォーマンスを補完。「Wonderwall」に関しては『WORKING CLASS HERO』から、曲部分はKTSの『ACOUSTIC SESSIONS』といった懐かしアイテムを組み合わせることで最長収録を実現。それ以上に「Cast No Shadow」に関してはラジオ放送用ディスクから収録することで過去のアイテムではことごとくカットされていた曲紹介からの最長収録を実現するとともに最高音質での収録ともなり抜かりはありません。そして非常にレアな「Roll With It」ノエル弾き語りバージョンなのですが…こちらは残念ながら、抜粋が流されたのみでフルサイズとは程遠い。それでもなお極めて貴重なアコースティック・バージョンであり、初めて聞かれる人も少なくないはず。こうしてトータル10分にも満たない収録ではありますが、音質は全編最高のサウンドボードで今回のグラストンベリー決定版を補完するには欠かせないレアなノエル弾き語りばかり。Glastonbury Festival, Worthy Farm, Pilton, Glastonbury, UK 23rd & 24th June 1995 SBD (7:57) 01. Cast No Shadow 02. Wonderwall 03. Roll With It SOUNDBOARD RECORDING