1980年10月に、空前の大ヒットを記録した「Greatest Hits」をリリースした時期に、彼らのホームタウン、ボストンで行われた、「バンド結成10周年ライブ」を、冒頭のスティーヴン・タイラーのインタビューを含み、約77分、超高音質ステレオ・サウンドボード録音で収録。ボストンのローカルFM局「WCOZ」で放送されたテイクで、リールテープに保存されていたというマスターをそのままデジタル化したもので、音質は最高。音のバランスも分離感、そして鮮度と、その全てが極上。この時期、1979年に脱退したジョー・ペリーの後釜を務めたジミー・クレスポがギターを務めており、ジミーとブラッド・ウィッフォードのツイン・ギターによる「1980年型エアロスミス」の演奏を超高音質ライン録音で楽しむことができます。Rats In The Cellar後半でコマーシャルかしゃべりが被った部分をカットしたのか、2分目でいきなり曲が終わってしまうのが残念ですが、それ以外はほぼ完璧に収録されています。高域のハイ落ちも全くありません。盛んに「10周年」を強調するスティーブンのMCも聴かれ、このライブが特別なものであることが分かります。評価が確立していない、ジミー・クレスポですが、エアロに4年近く在籍してただけあり、そのギターの腕前は相当なもので、各所で、独自の解釈を感じさせるオリジナルなプレイ、ソロを自然体で披露しています。ブルースナンバーのReefer Head Womanの2:45ではスティーブンの「Mr Jimmy!」というコールに合わせて、粘り気のある見事なモダンブルースソロを披露。トムとジョーイのリズム隊も非常にクリアかつ強力に収録されているので、全編を通じて聴き応えは満点。優秀なライン録音ゆえ、トムのベースノートも一音一音をしっかりと追える程にクリアーです。曲間でDJのアナウンスも入る箇所もありますが、楽曲の邪魔にはなっていないので、安心して聴き入ることができます。エアロスミスの栄光の歴史の中では、唯一、陽の当らない時期ではありますが、熱心なファンには避けて通れない、大変貴重かつ高品質な一枚と言えるでしょう。ブラッドはこの翌年に、デレク・セント・ホルムズとのプロジェクトに参加するために、ジョーに続いてエアロスミスを脱退してしまうので、そう言った意味でのジミーとブラッドのギター・コンビネーションがどうだったのかを確認出来る重要なタイトルと言えるでしょう。勿論、ビギナーが聴いても、全く問題なしのクオリティです。大推薦の超高音質盤の登場です!超高音質ステレオ・サウンドボード録音です。Live at Boston Dance Club, Boston, Mass. USA 3rd December 1980 STEREO SBD 1. Intro & Steve Tyler Backstage Interview 2. Opening 3. Rats In The Cellar 4. Walkin' The Dog 5. Lord Of The Thighs 6. Three Mile Smile 7. Reefer Head Woman 8. Mother Popcorn 9. Think About It 10. Seasons Of Wither 11. I Wanna Know Why 12. Big Ten Inch. Big Ten Inch Record 13. Walk This Way 14. Lick And A Promise 15. Milk Cow Blues 16. Come Together 17. Train Kept A Rollin' STEREO SOUNDBOARD RECORDING Steven Tyler - Vocals Jimmy Crespo - Guitar★ Brad Whitford - Guitar Tom Hamilton - Bass Joey Kramer - Drums