『JPEG RAW』を引っさげ、6年ぶり(単独では12年ぶり)の来日を果たしたゲイリー・クラーク・ジュニア。その現場を速報する極上オリジナル録音が登場です。そんな本作が吹き込まれたのは「2025年4月10日Zepp DiverCity (TOKYO)」公演。その極上オーディエンス録音です。今回の来日は『JPEG RAW』に伴うワード・ツアーの一環。彼の近況を知る意味でも、まずは現在進行形の活動概要を俯瞰しつつ、本作のポジション二迫ってみましょう。2024年・3月13日ー26日:北米#1(3公演)《3月22日『JPEG RAW』発売》・4月28日ー6月14日:北米#2(29公演)・6月30日ー7月17日:欧州(12公演)・7月20日ー9月13日:北米#3(16公演)・9月20日ー10月3日:中南米(6公演)・10月15日:ロンドン公演 2025年・2月15日ー4月5日:北米#4(17公演)・4月10日+11日:日本(2公演) ←★ココ★・4月14日ー23日:豪州/ハワイ(7公演)・4月25日ー9月4日:北米#5(38公演)これが現在までに公表されている2024年/2025年のスケジュール。主戦場の北米を何周も巡りつつ、その合間に欧州・南米・豪州にも足を伸ばすスタイル。日本は豪州やハワイも交えた環太平洋レッグの一幕でした。12年ぶりの現場を真空パックした本作は録音家本人から譲られたオリジナル・マスターで、猛烈クリアな極上の銘品。空気感がクリスタル・クリアに透き通っていて、そのド真ん中に浮き立つ演奏音が超美麗。極太でオンな芯は真っ直ぐに伸び、ディテールも細部の微細部までえらく鮮やか。その上で極々うっすらとしたホール鳴りがまた絶品。オーディエンスらしい音色の芯に絶妙な厚みと艶を与えており、歌声もギターも甘露の旨みを湛えているのです。しかも、それがクリスタル・クリアな透明感と合わさる事でキラキラとしている。特にバックを止めた弾き語りでは、ギター弦1本1本の振動まで感じられ、それが会場空間の隅々まで染み渡っていくのが肌感覚で伝わってくる。FM放送やサウンドボードかのような聴きやすさを誇りつつ、現場音だけの美しさも宿ったサウンド。音は空気の振動のはずなのに、なぜか「輝き」を感じる光の美音なのです。そんな本作だけの美音で描かれるのは、12年ぶりの東京に響き渡った名曲の夕べ。ここでその内容もチェックしておきましょう。JPEG RAW(4曲)・Maktub/Alone Together/What About The Children/Habits その他(10曲)・サニー・ボーイ・スリムの物語:The Healing/Church/Our Love・その他:When My Train Pulls In/Don't Owe You A Thang/Feed The Babies/Bright Lights・カバー:Catfish Blues/My Baby's Gone/Open Your Eyes ……と、このようになっています。『JPEG RAW』『THE STORY OF SONNY BOY SLIM』を軸としながら各アルバムの名曲をブレンドしており、そこに3曲のカバーを散りばめたスタイル。ロバート・ペットウェイの「Catfish Blues」やB.B.キングの「My Baby's Gone」は『TRIBUTE』にも取り上げられた十八番ですが、やや意外だったのが「Alone Together」からシームレスに演奏される「Open Your Eyes」。ボビー・コールドウェルでお馴染みの名曲なのですが、これまでゲイリーがステージで歌った記録が見当たらない激レアなカバーなのです。色気たっぷりのギターと滋味深い歌声で、12年ぶりに東京を酔わせてくれたゲイリー・クラーク・ジュニア。その一部始終を極上サウンドでフル体験できるオリジナル録音です。サウンドボードよりも味わい深い「オーディエンスだけの美音」で綴る現代ブルースの至福。「2025年4月10日Zepp DiverCity (TOKYO)」公演の極上オーディエンス録音。録音家本人から譲られた本作だけのオリジナル録音で、猛烈クリアな極上品。空気感がクリスタル・クリアに透き通っていて、極太でオンな芯は真っ直ぐに伸び、細部の微細部までえらく鮮やか。その上で極々うっすらとしたホール鳴りが絶妙な厚みと艶を与えており、歌声もギターも甘露の旨みを湛えている。12年ぶりの単独来日を得も言われぬ美音でフル体験できる秘宝アルバムです。Zepp DiverCity, Tokyo, Japan 10th April 2025 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc:1 (64:27) 1. Intro 2. Catfish Blues (Robert Petway cover) 3. Maktub 4. When My Train Pulls In 5. The Healing 6. My Baby's Gone (B.B. King cover) 7. Don't Owe You a Thang 8. Feed the Babies Disc:2 (60:46) 1. Church 2. Alone Together 3. Open Your Eyes (Bobby Caldwell cover) 4. What About The Children 5. Our Love 6. Bright Lights 7. Habits Gary Clark Jr. - vocals, guitar King Zapata - guitar Elijah Ford - bass, synth Dayne Reliford - keyboards JJ Johnson - drums Shanan Colvin - backing vocals Shawn Clark-Martinez - backing vocals Savannah Clark - backing vocals