オーネット・コールマンのファン、否ジャズ・ファンにとっても貴重な70年代のとても興味深い完全初登場ライヴが入荷しました!!若きジェームス・ブラッド・ウルマーを擁したオーネットのカルデット編成による1974年バレンザ公演このカルテットにエレクトリック・パーカッションが加わったクインテット編成による同年4月10日ミラノ公演の2公演をカップリング収録した2枚組タイトルが入荷しました!!音質はグッド!70年代のフリー・ジャズ、72年の「アメリカの空」にて初めて表明した独自のハーモロディックを推進した70年代、特にジェームス・ブラッド・ウルマーが加入し、あらゆるジャンルの音楽が玉石混交しながら渦巻くそれは最早ジャズという狭い括りでは捉えきれず、当時のマイルス・デイヴィスのグループ同様にオーネット・コールマンというジャンルといっても過言ではない唯一無二の世界を展開している。意外やウルマーが参加したばかりの70年代の音源は少なく、最初に出た2枚組のアナログLPなどは音はまずまずながら、どこにウルマーがおるねん!とツッコミたくなる、全くギターの音が聴こえない、他もウルマーがオブな音源など、ウルマーの役割が確認出来るまともなタイトルは皆無に等しい状況だった。今作ではそのウルマーのギターの音が初めてハッキリクッキリ収録されており、後のアヴァンギャルドなプレイとは異なるコード・プレイ中心の、しかし大胆不敵にギラギラとオーネットに挑むような煽りはやはり只者じゃあないということがやっとわかったのでした!!もちろんノリスのダブル・ベース、ビリー・ビギンズのドラムス、さらにヘッティ・フォックスのエレクトリック・パーカッションらの強烈なビートも最高じゃん!!ジャズ・ミュージシャンという枠を飛び越して、20世紀が生んだ1人の偉大な音楽家オーネット・コールマンの溢れ出る才能に触れるコレクタブルなタイトル、心して聴くべし!!