ハードロック・マニア垂涎のレア音源を連発する"コージー・テープス"シリーズより、新たなる決定的音源が登場です! マイケル・シェンカーとコージー・パウエルが共演した唯一のスタジオ・アルバム『MSG』(邦題:神話)より、公式完成版"一歩手前"のレア・バージョンが奇跡の発掘! 本作ではコージーが所有していたロンドンの"TAPE ONE STUDIOS"カセットテープ(ラベルに"MICHAEL SCHENKER"とシンプルにタイプされたもの)を元に、プロユースの機材でダイレクトにデジタル化。メタル史上に残る大傑作アルバムを、スタジオそのままのナチュラルなサウンド、真の姿で浮き彫りにします。全てのメタル・マニア必聴必携の一本が、海外よりここに完全限定入荷決定です!UFOそして一時復帰したSCORPIONSをも脱退し、満を持してソロ・キャリアをスタートさせた1980年のマイケル・シェンカー。その当時の日本において、彼はリッチー・ブラックモアにも劣らない、絶大な人気を誇っていました。その人気を確固たるものにしたのが、他ならぬコージー・パウエルとの共演でした。シェンカーはアルバム『THE MICHAEL SCHENKER GROUP』(邦題:神)の発表後、RAINBOW脱退直後のコージーを獲得した事で、人気のみならずバンドの実力をも格段に向上させたのです。この"ギター・ヒーロー"と"ドラム・ヒーロー"が相対する構図は、1981年8月の初来日公演で日本中のファンを熱狂させました。その初来日に先行する形で、バンドは'81年2月から7月にかけて新たなスタジオ・アルバムの制作に着手していました。言うまでも無くこのアルバムこそ、シェンカーの代表作である『MSG』です。シェンカーとコージーの共演は、溢れるような旋律美と官能美に加え、ヒロイックでダイナミックな爆発力も有し、今なおメタル/ハードロックの名盤として愛され続けています。しかしそんな名盤でも、当時からプロデュースとサウンド・メイキングがひとつのネガティヴ要素として語られてきました。プロデュースを担当したロン・ネヴィソンは、アルバムの方向性やリハーサルでコージーと対立したほか、完成した作品も(ラジオでのオンエアを意識したような)整理された音像やコンパクトな仕上がりになっていた。レコード会社の都合や初来日公演を前にしたスケジュール的な問題もあって、アルバムは結局「ラジオ向きのサウンド」でリリース。楽曲の良さから名盤の評価を得たものの、コージーはこの作品について「ミックスをやり直した方が良い」とすら発言していたほどです。それだけに、コージーやシェンカーほか、バンドのメンバーがスタジオで耳にしていたアルバム『MSG』本来のサウンドとは、一体どれほど荒々しく、また素晴らしかったのか・・・・・・メタルを愛するマニアなら、一度は聴きたいと願ったのではないでしょうか?今回"コージー・テープス"から発掘された音源は、そんなマニアの誰もが夢見た"アルバムの真実"へと肉薄する一本です! ディスクを再生すれば、コージーのドラムがダイナミックかつラウドに響き渡り、シェンカーの鋭いギターとバトルを繰り広げる。整理されすぎた完成版のサウンドとは対照的な、生々しいスタジオ・ライヴのような感触すら漂うこのサウンドこそ、真実の『MSG』だったのです!今回用いられたマスターは、ラベルに"MICHAEL SCHENKER"と記された、ロンドンの"TAPE ONE STUDIOS"カセットテープ。テープ由来のヒスノイズや部分的な劣化は若干認められるものの、ラフ・ミックス音源としては充分以上に優良な状態で全編を楽しめます。収録内容は『MSG』に収められた8曲が、完成版と同じ曲順、ほぼ同様のアレンジで確認できます。しかしここでの楽曲は聴いた瞬間に「サウンドの違い」を確信できるはず。高音域が強調され、明るくもやや軽い質感だった完成版に対し、本音源は1曲目「Ready To Rock」の冒頭部分から、ナチュラルかつ重厚なド迫力サウンドが展開するのです! シェンカーのギターが一閃し、コージーのドラムが轟くイントロは、完成版を聴き込んだマニアほど驚き、かつ喜びを覚えるはず。「Attack Of The Mad Axeman」でも、確かな太さを持つ中音域の音色が、滴るような湿り気を楽曲へたっぷり注ぎ込んでいます(特に中盤とギターソロ部分は必聴)。ゲイリー・バーデンの歌唱も、このウェットなサウンドでは、彼が本来持つ中低域の魅力がより一層際立ちます。コージーによるリズム・カウントが曲冒頭で聴き取れる「On And On」そして「Let Sleeping Dogs Lie」は、本音源でも特に大きな聴き所。曲に漂う緊張感やスリリングな展開は、まるで一発勝負のスタジオ・ライヴ・レコーディングを目の前で聴くようでもある。冴え渡るシェンカーのギター・プレイ、重い一撃を次々と叩き込むコージーのドラムも、まるで目の前のように繰り広げられます。このラフな感覚、スタジオに臨場するかの如き生々しさこそ、"コージー・テープス"の醍醐味でしょう!続く「But I Want More」と、メロディアスな「Never Trust A Stranger」(こちらも冒頭にカウント入り)に続き、至高の名曲「Looking For Love」が炸裂! コージーのカウントに導かれ、バンド全体が一気にトップギアで突き進む姿は本当に堪らない! 陰影を帯びた曲展開をいやが上にも盛り上げる音色、ロックのダイナミズムを体現するような分厚いサウンドでこの曲を聴けば、「ミックスをやり直すべきだ」と言ったコージーの発言も頷けるというものです! 本編ラストの「Secondary Motion」まで、聴き手は一瞬も耳を離せず、一気に聴き通してしまうでしょう!さらに本作では、こちらもコージー所有の"Maxell UD XL1 C60"カセットテープ(ラベルに"MSG The 81 Selection"と表記)より、「Attack Of The Mad Axeman」と「On And On」さらに「But I Want More」のデモ/ラフミックス音源を追加収録。いずれもメインの音源とは別テイクで、曲の構築過程を垣間見られる貴重な素材です(残念ながら「On And On」のみ、断片的な約40秒のテイク)。これらはかつて、コージーのレア音源集『ALIVE IN STUDIO 2』に収録されていたものですが、同作も完売・廃盤から約10年を経ており、マニアの再発リクエストが高かった音源のひとつ。ここで再び聴けるのは「嬉しい!」の一言です。本来ならば絶対に聴けなかった、あるいは知られることのなかった名盤の裏側(あるいは真の姿)を、ひとつの音源を味わいながら解明していく。これこそがコレクターズ・アイテムの面白さ。ロック・ファンなら飽きるほどに聴いたであろう『MSG』も、本作の後ならばまた違った感触で、再び興味深く楽しめるのかも知れません。マニアの皆さんには、本作を再生する時、できる事なら一度は目を閉じながら全編を聴いて頂きたいと思います。スタジオにおけるコージーとシェンカーの姿を思い浮かべながら、全8曲(加えてボーナス3テイク)のドラマをどうぞお楽しみください! 本作は同時リリースの2014年版『ASSAULT ATTACK DEMOS』と対を成す、マイケル・シェンカー・グループきっての超レア音源。 Taken from the original "Tape One Studios" cassette tape belonged to Cozy Powell (51:39) 1. Ready To Rock 2. Attack Of The Mad Axeman 3. On And On 4. Let Sleeping Dogs Lie 5. But I Want More 6. Never Trust A Stranger 7. Looking For Love 8. Secondary Motion Original Demos 1981 Taken from the original Maxell UD XL1 C60 "MSG/The 81 Selection" belonged to Cozy Powell 9. Attack Of The Mad Axeman 10. On And On 11. But I Want More