スティーヴ・ヴァイ&ビリー・シーンを従え、“史上最強のロックバンド”とさえ呼ばれた、1986年のDAVID LEE ROTH BAND。その頂点を極めるライヴ映像が登場です!本作が撮影されたのは「1986年9月26日デトロイト公演」。“DLR 1986”と言えば、ロック史に名を残す超個性派がズラリとそろい、強烈なエンターテインメント・ショウで全米を熱狂の渦に巻き込んでいたバンド。その記録が熱望されているにも関わらず、サウンドボードもプロショットも一切残されていません。そんな状況下で、デトロイト公演と言ったら古くから「DLR 1986と言ったらコレ」で知られる大定番映像。恐らく、多くの方がご覧になった事があると思います。本作は、そんな大定番映像の究極バージョンなのです。これまでの最高品質版と言えば、当店でも『DETROIT 1986』がお馴染み。数年前に登場したハイクオリティ・バージョンで、1st Genのビデオから起こされた画質は既発を一掃、一気に人気タイトルとなりました。本作は、海外のコアマニアが制作したアップグレードバージョンで、1st Genの極上映像に新たな極上サウンドをシンクロさせたものなのです。そのサウンドはまさに驚異的。ボーナスDVDRの時点でもクリアで素晴らしいサウンドでしたが、本作はステレオ感も分離感もバツグンで凄まじい立体感。もちろん、疑似ステレオのムリヤリ感ではなく、オーディエンス記録ならではのスケール感もたっぷりですし、より一層楽音の芯も図太く、エッジも鮮やか。巨大なアリーナロックの中でヴァイの“あのトーン”が踊り狂い、ビリーの“あのゴリゴリ”が全編を貫くのです。このサウンドの違いはバンドの本質までえぐる。なにしろ“DLR 1986”最大の凄味は、何と言ってもスタープレイヤーの妙技とその絡み。全員の音が一丸になって迫るタイプのバンドとは違い、楽器1つひとつ、紡がれる演奏の1音1音が克明であればあるほど、醍醐味が増していくのです。さらにステレオ感が生み出すスケールは、ダイナミズムにも直結する。なにしろ、デイヴィッド・リー・ロスのパフォーマンスは、緻密な歌唱力や繊細さではなく、大観衆を縦横無尽に操るダイナミックさこそが命。スケール感が増した分だけそのダイナミズムも増量し、ロック史に2つとないゴージャスなバンドのゴージャスなショウが画面いっぱいに広がるのです。
あまりにアップグレード・サウンドが凄まじくて、肝心要の話を忘れておりました。本作がなぜ“DLR 1986”の代表映像となっているのか。それは、極上の光景にあります。ステージ右寄り(ヴァイ寄り)の2階席から撮影されているですが、その視界は圧倒的。どうやらスタンド席らしく、傾斜があるために前列の頭や腕が入り込むスキが一切ない。視野すべてがデイヴ、ヴァイ、ビリーの3人に占領されるのです。しかも、果敢に攻めるズームもセンス最高。各メンバーのウェスト・アップにまで迫るのですが、そのズームのままカメラを振ることがなく、一度引いては見どころへグイッと寄り、また全景に戻っては次の見どころへ突撃する。そのため、激しいカメラワークにも関わらず揺れで見にくくなることがなく、ステージ全体のイメージもばっちり。その変幻自在のカメラワークは、ワンカメにも関わらず「独りマルチカメラ」とでも呼びたくなる見どころの連発になる。こうしたアングル、達人カメラワークによって「大定番」の王座を守り続けてきたわけですが、本作のアップグレードのよってさらに鮮やかになっているのです。長年の定番映像が1st Genの美麗画質とグレイトなサウンドでアップグレードした超決定盤です。光景にしろ、サウンドにしろ、まさに“DLR BAND 1986”の頂点。ロック史に2つとない超豪華バンドの絢爛ショウを本生100%で体験できる大傑作です。
Live at Cobo Hall, Detroit, Michigan, USA 26th September 1986 AMAZING SHOT & BEST SOUND EVER!!
Disc 1(56:47)
1. Intro. 2. Shy Boy 3. Tobacco Road 4. Unchained 5. Panama 6. Drum Solo 7. Pretty Woman 8. Elephant Gun 9. Ladies Night In Buffalo 10. Everybody Wants Some!! 11. On Fire 12. Bump And Grind 13. Ice Cream Man
Disc 2(49:02)
1. Big Trouble 2. Yankee Rose 3. Bass / Guitar Solos 4. Ain't Talkin' 'bout Love 5. Going Crazy 6. Jump 7. California Girls
David Lee Roth - Vocals Steve Vai - Guitars Billy Sheehan – Bass Gregg Bissonette - Drums Brett Tuggle - Keyboards
COLOUR NTSC Approx. 106min.