9年ぶりの新作『LUCK AND STRANGE』を発表し、久々のワールド・ツアーにも乗り出したデヴィッド・ギルモア。その最新ステージをフル体験できる極上映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2024年9月28日ローマ公演」。その超絶景オーディエンス・ショットです。ギルモアのソロ・ツアーはPINK FLOYDの伝統を引き継ぐもので、その最新形は全世界の注目の的。本作は第一報でもありますので、まずは最新ツアーの活動概要から俯瞰してみましょう。《9月6日『LUCK AND STRANGE』発売》・9月20日+21日:ブライトン(ドレスリハ)・9月27日ー10月3日:ローマ(6公演)←★ココ★・10月9日ー15日:ロンドン(6公演)・10月25日ー31日:ロサンゼルス(4公演)・11月4日ー10日:ニューヨーク(5公演)これが現在までに公表されている2024年のデヴィッド・ギルモア。今回の“LUCK AND STRANGE Tour”は各国・各都市をくまなく巡るのではなく、3ヵ国の大都市で数公演ずつステージを重ねるスタイルです。大陸ヨーロッパから選ばれたのはイタリアのローマで、本作はその2公演目でした。なお、冒頭で行われたブライトンでの2公演はあくまでドレス・リハーサル。本作は本格的なツアー開始の2公演目でもありました。そんな初期ステージを真空パックした本作は、画に描いたような絶景。前方席の影などまったくなく、思いっきり引けば円形スクリーンがしっかりと楽しめますし、ギルモアにズームすると彼の半身が画面を埋め尽くす。開演前シーンで撮影ポジションも分かるのですが、これがちょっと面白い。ステージ真っ正面ブロックの後方くらいなのですが、会場中が座っている中で立ち上がって撮影しており、そのために視点も高く、遮蔽物をフレームアウトできているのです。ほぼ全員が座っている中で独り立ち上がっているのですから相当に目立つはずで、実際に周囲の客やセキュリティがこっちを見ていたりもする。いかに撮影が一般化した時代とは言え、今にも「座れ! 見えないだろ」と言われかねない状況なのです(人気曲で周囲の観客が立ち上がると拍手の手がチョロッと見えたりします)。ものスゴい度胸なのか、あるいはスタッフに化けて撮影していたのか……いずれにせよ、お陰で私たちはステージだけで視界が占領される超絶景も楽しめるわけです。また、もう1つ面白いのが映像自体の貴重度。ネット上に公開された直後から凄まじい絶景ぶりに話題となったのですが、早々に削除されてしまったのです。現場で大胆撮影していても拝めナシなのに、公開はNG。まあ、確かに思わずダメ出ししたくなるのも分かるくらいの超絶景。それこそプロショットの1アングルが流出したかのような映像美でもあるのです。そんなオフィシャルもビビる超絶景で描かれるのは、全世界が固唾を飲んで待っていた最新ツアーの全貌。最後に、そのセット内容も整理しておきましょう。ソロ(10曲)・飛翔:5 A.M./In Any Tongue/A Boat Lies Waiting・邂逅:Black Cat/Luck And Strange/Vita Brevis/Between Two Points/The Piper's Call/Dark And Velvet Nights/Scattered PINK FLOYD(11曲+α)・狂気:Breathe (In The Air)/Time/Breathe (Reprise)/The Great Gig In The Sky・対:Marooned/High Hopes/A Great Day For Freedom/Coming Back To Life・その他:Fat Old Sun/Wish You Were Here/Comfortably Numb/Sorrow ……と、このようになっています。ソロの近2作『RATTLE THAT LOCK』『LUCK AND STRANGE』を軸としつつ、PINK FLOYDの名曲群も約半分を占めるというバランスの良いセット。しかもクラシックスもド定番ばかりではなく、「Breathe (In The Air)」「A Great Day For Freedom」は“ON AN ISLAND Tour”以来18年ぶりですし、「Marooned」に至っては本家PINK FLOYDでもほとんど演奏された事がなく、ソロでも2004年に行われたフェンダー・ストラトキャスター50周年のチャリティ・イベント以来。今回初めてツアーのレギュラー・セット入りした貴重曲なのです。「オーディエンス・ショットと言うよりは、プロショットの1アングル」……半ば定型化した褒め言葉ですが、本作ほど相応しい映像はそうそうありません。そんな没入感で“LUCK AND STRANGE Tour”をたっぷりフル体験できる超・絶景の第一報です。「2024年9月28日ローマ公演」の超絶景オーディエンス・ショット。前方席の影などまったくなく、思いっきり引けば円形スクリーンがしっかりと楽しめますし、ギルモアにズームすると彼の半身が画面を埋め尽くす。まるでプロショットの1アングルが流出したような超絶景で、PINK FLOYDのレア曲も美味しい最新“LUCK AND STRANGE Tour”をフル体験できる絶対映像です。Circo Massimo, Rome, Italy 28th September 2024 AMAZING SHOT!!! Disc 1 1. Pre-show/Intro 2. 5 A.M. 3. Black Cat 4. Luck And Strange 5. Speak To Me 6. Breathe (In The Air) 7. Time 8. Breathe (Reprise) 9. Fat Old Sun 10. Marooned 11. Wish You Were Here 12. Member Introduction 13. Vita Brevis (With Romany Gilmour) 14. Between Two Points (With Romany Gilmour) 15. High Hopes COLOUR NTSC Approx.62min. Disc 2 1. Intermission 2. Sorrow 3. The Piper's Call (With Romany Gilmour) 4. A Great Day For Freedom 5. In Any Tongue 6. The Great Gig In The Sky 7. A Boat Lies Waiting 8. Coming Back To Life 9. Dark And Velvet Nights 10. Scattered 11. Comfortably Numb COLOUR NTSC Approx.79min. David Gilmour - Guitar, Vocals Guy Pratt - Bass Greg Phillinganes - Keyboards Rob Gentry - Keyboards Ben Worsley - Guitar Adam Betts - Drums Louise Marshall - Vocals Charley Webb - Vocals Hattie Webb - Vocals Romany Gilmour - Harp, Vocals COLOUR NTSC Approx.142min.(Total)