公式ライヴアルバム『LIVE IN HOLLYWOOD』の完全・映像版が究極進化! 話題沸騰の最新マスターがDVDで緊急リリース決定です。そんな本作が撮影されたのは「1980年4月24日」。ハリウッドにある“テレビジョン・センター・スタジオ”で収録されたマルチカメラ・プロショットです。『MAD LOVE』時代と言えば、1981年の“THE CALIFORNIA LIVE”来日も思い出深いところ。当時の状況を振り返るためにも、まずは活動概要を俯瞰してみましょう。1980年《2月18日『MAD LOVE』発売》・3月22日ー5月6日:米国#1(31公演)←★ココ★・9月12日:アトランタ公演・10月8日ー11月27日:米国#2(16公演)・12月20日:ニューヨーク公演 1981年・7月21日ー29日:米国#3(8公演)《8月『GET CLOSER』制作開始》・9月11日ー13日:日本(2公演)これが1980年/1981年のリンダ・ロンシュタット。来日公演は次作『GET CLOSER』の制作が開始された時期でしたが、本作は約1年半前。「米国#1」の25公演目にあたるステージでした。このショウは当時アメリカのTV局HBOの特別番組として収録・放送されたもの。長らくマスターが失われたとされてきましたが、近年になって発掘。2019年にはライヴアルバム『LIVE IN HOLLYWOOD』として公式化され、その完全盤デラックス・エディションも先月25日にリリースされたばかりです。そして、本作はその映像版。従来のTV放送マスターではなく、つい先日公式チャンネルから配信されたばかりの最高峰更新のデジタル・リマスター版なのです。まさに今この瞬間も話題沸騰なのですが、その映像美はまさに究極。これまでもノイズレスな完全版マスターが出回ってきましたが、発色の鮮やかさもディテールも細やかさも段違い。例えば、リンダの赤い衣装。これまでは退色してマゼンタになっていましたが、今回はビビッドな深紅が甦っているのです。当然これは一例にすぎず、病人のように血色を失っていた肌感は艶々と輝き、ショートにまとめた髪も毛の1本1本まで鮮明。その美しさはバック・メンバーやステージセット、観客の表情1つひとつにまで行き届いている。もちろん無論、サウンドは公式ライヴアルバムと同等のステレオ・サウンドボード。楽器や照明に1980年らしさがありますが、映像美そのものは2024年に行われている化のように美しいのです。そんな究極クオリティで描かれるのは、文字通り「目で観るLIVE IN HOLLYWOOD」。先日リリースされたライヴ盤のデラックス・ディションは完全版を目玉としていましたが、本作も全20曲の完全版。以前の『LIVE IN HOLLYWOOD』から増量されているだけでなく、“THE CALIFORNIA LIVE”来日と比べても遙かに曲数ボリュームが豊富です。最後に両者と比較しつつ、セットを整理しておきましょう。80年代(7曲)・激愛:I Can't Let Go/Party Girl(★)/Look Out for My Love(★*)/ Mad Love(★)/Cost of Love(★*)/Hurt So Bad/How Do I Make You・ゲット・クローサー:Lies(★*)70年代(12曲)・悪いあなた:Willin'/I Can't Help It (If I'm Still in Love With You)(★)/Faithless Love/You're No Good・夢はひとつだけ:It's So Easy/Blue Bayou/Poor Poor Pitiful Me・その他:Just One Look(*)/Silver Threads and Golden Needles(★*)/Back In The U.S.A./Heat Wave(★*)/Desperado ※注:「★」印はライヴアルバム(2019年CD版)にはなかった曲。「*」印は『YOKOHAMA STADIUM 1981』になかった曲。……と、このようになっています。来日公演のオリジナル録音『THE CALIFORNIA LIVE: YOKOHAMA STADIUM 1981』も定番となっていますが、そこで聴けた全曲を網羅しつつ、さらに6曲が増量。もちろん、2019年版『LIVE IN HOLLYWOOD』より8曲多くなっています。デラックス版『LIVE IN HOLLYWOOD』はフィジカルでのリリースはなく、配信/ストリーミング限定。映像版も配信のみとなりました。しかしこれほどの作品なのですから、ぜひ手元に置きたい。そんなコレクターの本能に応えるDVD化。公式ライヴ盤『LIVE IN HOLLYWOOD』の完全・映像版となるマルチカメラ・プロショットがリリース。つい最近公式チャンネルで配信されたデジタル・リマスター版で、まさに究極クオリティに昇華した絶対映像です。Television Center Studios, Hollywood, Los Angeles, CA, USA 24th April 1980 PRO-SHOT 1. Programme Intro 2. Intro 3. I Can't Let Go 4. Party Girl 5. It's So Easy 6. Willin' 7. I Can't Help It (If I'm Still in Love With You) 8. Just One Look 9. Look Out For My Love 10. Mad Love 11. Cost Of Love 12. Blue Bayou 13. Lies 14. Faithless Love 15. Hurt So Bad 16. Silver Threads And Golden Needles 17. Band Introduction 18. Poor Poor Pitiful Me 19. You're No Good 20. How Do I Make You 21. Back In The U.S.A. 22. Heat Wave 23. Desperado 24. End Credit PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.81min. Linda Ronstadt: Lead vocals Kenny Edwards: Guitar and banjo, backing vocals Danny Kortchmar: Guitar Russ Kunkel: Drums Bob Glaub: Bass Billy Payne: Keyboards Dan Dugmore: Guitar and pedal steel guitar Wendy Waldman: Backing vocals Peter Asher: Percussion and backing vocals