42年ぶりとなる日本武道館降臨も決定したマイケル・シェンカー。そんなギター神の最新ステージをフル体験できる最前列(?)映像がギリリース決定です。そんな本作が撮影されたのは「2025年5月1日ミラノ公演」。その超ド密着オーディエンス・ショットです。現在のツアーは昨年秋にリリースされた再録アルバム『MY YEARS WITH UFO』に伴うもので、MSGではなくソロ名義。シンガーも元SKID ROWのエリック・グロンウォールに交代しています。プロジェクトの切り替え時期も含め、まずは現在進行形の活動概要を俯瞰しながら本作のポジションに迫ってみましょう。2025年・3月11日+14日:MOR Cruise(2公演)《ロビン・マッコーリー→エリック・グロンウォール交代》“MY YEARS WITH UFO Tour”・4月9日ー5月15日:欧州#1(28公演)←★ココ★・6月28日ー8月23日:欧州#2(9公演)・9月5日ー10月19日:北米(29公演)2026年・1月28日+29日:日本(2公演)これが現在までに公表されている2025年/2026年のスケジュール。2025年始の“MONSTERS OF ROCK CRUISE”まではロビン・マッコーリーとMSGスタイルのショウを行っていましたが、その後にフロントをグロンウォールに代え、全曲UFO“MY YEARS WITH UFO Tour”に突入しました。本作のミラノ公演はそんな新ツアーの冒頭を飾る「欧州#1」の17公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを真空パックした本作は、ド技を抜く密着ショット。冒頭で「最前列(?)」と書きましたが、実は画面が超ドアップのマイケルに占領されており、他客が映らなすぎて正確なポジションが分からないのです。これだけなら「マイケル間近の最前列」と断言しても良さそうなものですが、不思議なのは視点が高いこと。通常、最前列なら多少なりとも見上げる角度になりそうなものですが、本作はステージ上のメンバー達をほぼ同じ目線の高さ。もし最前列でこんな高さにカメラを掲げようものなら、後ろ客から殴られるんじゃないか……そんな心配までよぎるほど。つまり「最前列(?)」とは、気が引けての表現でありません。「最前列って、こんなにスゴかったっけ?」の「?」なのです。そんな異次元の「マイケル独り占め」ショットで描かれるのは、UFOの名曲群で埋め尽くされた最新のフルショウ。定番曲はもちろんのこと、意表を突いた激レア曲もポイントなので、貴重度に注目しながら整理してみましょう。フォース・イット(4曲)・Mother Mary/This Kid's(★)/Let It Roll/Shoot Shoot ノー・ヘヴィ・ペッティング(4曲)・Natural Thing/I'm A Loser(★)/Can You Roll Her(★)/Reasons Love(★★)その他(7曲+α)・新たなる殺意:Lights Out/Love To Love/Too Hot To Handle・その他:Only You Can Rock Me/Hot 'N' Ready(★)/Doctor Doctor/ギターソロ(Lipstick Traces/Between The Walls/Belladonna:★★)/Rock Bottom ※注:「★」印は、これまでのソロ/MSGで演奏してこなかった曲。特に「★★」印はUFO時代にもライヴの記録がない曲。……と、このようになっています。一見有り体なグレイテスト・ヒッツのように見えますが、実は大代表作『PHENOMENON』『LIGHTS OUT』よりも『FORCE IT』『NO HEAVY PETTING』に比重が置かれている。そのポイントはレア曲。『MY YEARS WITH UFO』で再録された全曲に4曲「Hot 'N' Ready」「I'm A Loser」「Can You Roll Her」「Reasons Love」を加えたスタイルでして、この4曲はいずれも従来のMSG/ソロ公演では演奏してこなかった曲。特に「Reasons Love」はUFO時代にも記録がないサプライズ曲です。そんな名曲選だけでも感無量ですが、実は最大のポイントなのがギターソロを兼ねたインスト・メドレー。なんと激レア曲「Lipstick Traces」「Between The Walls」「Belladonna」を畳みかける! 次々と沸き上がる泣きのメロディは感動と驚きの波状攻撃で脳処理が追いつかない。MSGでも本家UFOでも体験したことのない至福の名メドレーなのです。来年の日本公演はメンバーも異なりますし、「キャリアを網羅したベストヒット構成」と宣伝されていることからMSGのレパートリーもやるかも知れません。しかし、できるならこのUFO祭りも日本で体験したい……そう願わずにはいられません。懐かしくもかつてないUFOパラダイスを究極絶景でフル体験できる衝撃映像。全曲UFO祭りが話題の最新ツアー映像がリリース。マイケルが目の前の上、他客が映り込まない超特等席ショットで、貴重な「Reasons Love」やレア曲メドレー等も美味しいMY YEARS WITH UFO Tourをフル体験できます。Alcatraz, Milan, Italy 1st May 2025 AMAZING SHOT!!! 1. Intro 2. Natural Thing 3. Only You Can Rock Me 4. Hot 'N' Ready 5. Doctor Doctor 6. Mother Mary 7. I'm A Loser 8. This Kid's 9. Lights Out 10. Instrumental Medley (Lipstick Traces / Between The Walls / Belladonna) 11. Love To Love 12. Let It Roll 13. Can You Roll Her 14. Reasons Love 15. Rock Bottom 16. Shoot Shoot 17. Too Hot To Handle Michael Schenker – Guitar Erik Grönwall – Vocals Bodo Schopf – Drums Barend Courbois – Bass Steve Mann – Keys/Guitar COLOUR NTSC Approx.86min.