本格的なオーケストラ共演ツアーに乗り出した『SYMPHONICITIES』時代のスティング。そのゴージャスなステージを楽しめる傑作プロショットが登場です。そんな本作が撮影されたのは「2011年2月25日ビニャ・デル・マール公演(チリ)」。そのマルチカメラ・プロショットです。“SYMPHONICITY Tour”の映像と言えば、何と言っても公式作『LIVE IN BERLIN』が浮かびますが、もちろん本作は別公演。その辺の状況を整理するためにも、まずは当時の活動概要を俯瞰してみましょう。2010年・5月26日+27日:ドイツ(2公演)・5月29日:モロッコ公演・6月2日ー7月31日:北米(39公演)《7月13日『SYMPHONICITIES』発売》・9月3日ー11月10日:欧州#1(40公演)←※公式LIVE IN BERLIN 2011年・1月11日ー19日:アジア(6公演)・1月22日ー2月12日:オセアニア(11公演)*2月23日『LIMA 2011: 3 CAM MIX』*2月25日:ビニャ・デル・マール公演 ←★本作★・4月28日:ニューヨーク公演・6月6日ー7月31日:欧州#2(31公演)これが“SYMPHONICITY Tour”の全体像。公式『LIVE IN BERLIN』はアルバムの発売から間もない「欧州#1」でしたが、本作は翌2011年になってからのショウでした。南米ではペルーとチリでショウが実現し、当店ではペルー編の映像作『LIMA 2011: 3 CAM MIX(Uxbridge 1324)』も定番。本作のチリ公演は「その次」。2作合わせることで南米2公演をコンプリートできるわけです。そんな特別公演を伝える本作は、いわゆる「オフィシャル級」のプロショット。前述した『LIMA 2011: 3 CAM MIX』はマルチカメラ編集とは言ってもあくまでオーディエンス・ショットでしたが、本作はオフィシャル代わりにもなる極上品なのです。しかも、実に美しい。2011年と言えば日本でこそ「地デジ化」が流行でしたが、南米はまだまだ。本作もアナログ感が否めないわけですが、マスター鮮度は抜群。退色やヨレ/歪みの類は一切見られず、それこそレーザーディスク起こしかのような美しさなのです。そんな映像美で描かれるのは、公式『LIVE IN BERLIN』とも『LIMA 2011』とも異なるフルショウ。ここで両者と比較しつつ、フルセットを整理しておきましょう。THE POLICE(6曲)・アウトランドス・ダムール:Roxanne/Next to You(★)・シンクロニシティー:King Of Pain/Every Breath You Take・その他:Every Little Thing She Does Is Magic/Message In A Bottle(★)ソロ(9曲) ・ナッシング・ライク・ザ・サン:Englishman In New York/They Dance Alone(★★)/Fragile・テン・サマナーズ・テイルズ:If I Ever Lose My Faith In You(★)/She's Too Good for Me・フィールズ・オブ・ゴールド:This Cowboy Song/When We Dance・その他:Russians/Desert Rose※注:「★」印は『LIVE IN BERLIN(映像版)』では観られなかった曲。特に「★★」印は『LIMA 2011』にもなかった曲。……と、このようになっています。「If I Ever Lose My Faith In You」こそCD盤『LIVE IN BERLIN』で聴けましたが、他の「★」印曲は影像/CDのどちらにもなかったもの。基本的には直近の『LIMA 2011』に酷似していますが、「They Dance Alone」はそこでも聴けない美味しいレパートリーです。また、下記曲目には「Silver / Golden Seagull Presentation」もありますが、これは曲ではなくアンコール前に行われた音楽賞の受賞セレモニーです。オーケストラを率いて名曲群をゴージャスに甦らせていたスティング。本作は、オフィシャル名作『LIVE IN BERLIN』にもなかった名曲群が美味しい「もう1つの象徴影像」です。それこそ『SYMPHONICITIES』『LIVE IN BERLIN』と並べてコレクトして頂きたい絶対影像。「2011年2月25日ビニャ・デル・マール公演(チリ)」のマルチカメラ・プロショット。現地TV放送だけに画面にアナログ感はありますが、放送自体はオフィシャル級でマスター鮮度もバツグン。「They Dance Alone」「Next to You」「Message In A Bottle」など、オフィシャル名作『LIVE IN BERLIN』では観られないレパートリーも美味しい特別公演を楽しめます。Quinta Vergara, Vina del Mar, Chile 25th February 2011 PRO-SHOT 1. If I Ever Lose My Faith In You 2. Every Little Thing She Does Is Magic 3. Englishman In New York 4. Roxane 5. This Cowboy Song 6. When We Dance 7. Russians 8. Fields Of Gold 9. Next To You 10. They Dance Alone 11. King Of Pain 12. Every Breath You Take 13. Silver Seagull Presentation 14. Desert Rose 15. She's Too Good For Me 16. Fragile 17. Golden Seagull Presentation 18. Message In A Bottle Sting - Vocals, Guitar, Harmonica, Theremin Steven Mercurio - Conductor Jo Lawry - Vocals, Harmonica Dominic Miller - Guitar Ira Coleman - Bass David Cossin - Percussion Rhani Krija - Percussion PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.86min.