ザ・フー最後のツアー『SONG IS OVER』のアメリカ編が8月から始まりましたが、ツアー二日目である8月19日のニューアークはプルーデンシャル・センターでの模様を完璧なクオリティで捉えてくれた最新映像がさっそく登場。まず何と言っても画質が最高にクリアー。しかも全編クローズアップが効いていて見飽きることのない見事な客席からの撮影。そして音声の方も広がりのあるステレオで現在のスマホの進化には驚かされるばかりです。最新『SONG IS OVER』ツアーと言えば一か月前の極上映像『MILANO 2025』も記憶に新しいところですが、そこでのヨーロッパの日程をこなしてきた後ということもあり、バンドの演奏がもうワンランク上の力強さを蓄えてきた様子が今回の映像からはっきり伝わってきます。ピートが「Who Are You」を始める前に「ここに初めて来たのは80年代にブルース・スプリングスティーンを観た時だ」と語りかけて客席からブルースコールが沸き上がるなど、この日の雰囲気はとても和やか。また「Behind Blue Eyes」を始めたもののロジャーが歌うタイミングを外してしまい、あえなくやり直すというハプニングがありましたが、そんな時ですらステージ上の雰囲気はあくまでも和やかであり、実際「やれやれ」と苦笑しながらピートが演奏をやり直していました。さらに注目すべきは新レパートリー「Going Mobile」の投入。何しろツアー・タイトルが「Song Is Over」ときてセットリストもアルバム『WHO’S NEXT』色が強く出た構成だけに、同じアルバムから更なる曲の演奏は理にかなったと言えるでしょう。ここではピートの弟、サイモンがリードボーカルを取っているのですが、元々ロジャーのソロ・ツアーでも彼が歌っていたレパートリーゆえ、ここでの演奏も兄が加わってフー色が強まったものの、演奏の完成度は既に盤石の域。それどころかザック・スターキーに代わってドラマーを務めているスコット・デヴォアーズもロジャーとのツアーで演奏し慣れていた曲という事もあり、いよいよステージ映えするレパートリーであることが画面から伝わってくる。何よりアップテンポな曲ですので、ライブの中だるみを防ぐ意味でも絶大な効果を発揮していました。そしてアンコールの構成が変えられており、ツアーのタイトル・ソングとなった「Song Is Over」がラス前へと移動。メンバー紹介を経て最後を締めくくるのがロジャーとピート二人だけで演奏される「Tea & Theatre」という終わり方へと変わったのが映像を見ていると大正解なように映ります。こうして全体を通しての力強い演奏はもとより、ライブ映え抜群な「Going Mobile」の登場、そして先のようなフィナーレなど、フェアウェル・ツアー開始から一か月が経過してエンジン全開となった現在のザ・フーを最高にクリアーな画質で捉えてくれた最新のライブ映像!Prudential Center, Newark, NJ, USA 19th August 2025 AMAZING SHOT!!! 1. Intro 2. I Can't Explain 3. Substitute 4. Who Are You 5. The Seeker 6. Love Ain't For Keepin' 7. Pinball Wizard 8. See Me, Feel Me 9. Behind Blue Eyes 10. Behind Blue Eyes (restart) 11. Eminence Front 12. My Generation 13. You Better You Bet 14. Going Mobile ) 15. The Real Me 16. I'm One 17. 5:15 18. Love, Reign O'er Me 19. Baba O'Riley 20. Won't Get Fooled Again 21. The Song Is Over 22. Band Introductions 23. Tea & Theatre 24. Outro COLOUR NTSC Approx.106min.





























