1985年 AC/DC「Fly On The Wall」USツアーより、9月15日のボストン・ガーデン公演にて、オープニングを務めたイングヴェイ・マルムスティーンと、メインアクトのAC/DCのライブを、それぞれ高音質オーディエンス録音で収録。イングヴェイのショウはSoldier Without Faith 冒頭でカットが確認されるものの、約40分のショウをほぼ完全収録。AC/DCは5曲のみの収録ですが、そもそも1985年ツアー音源は限られているので(特に新曲)、こちらもマニアには見逃せない内容になっています。セカンドアルバム「Marching Out」リリース期のもので、キーボードとドラムはヨハンセン兄弟、ボーカルはマーク・ボールズが務めています。マークの超絶・高域ボーカルがクリアーかつリアルに収められており、ファンは必聴間違いなし。ショートセットながら、この時期らしい初期の名曲群に彩られた濃密な内容は素晴らしく、全ての曲で、若きイングヴェイのソリッドで切れ味鋭い超速弾きプレイの数々を堪能することができます。天才ギタリストとしてセンセーショナルな話題を放っていたこの時期のライブゆえ、観客もイングヴェイの放つ高速プレイに大いに熱狂しており、まさに上り調子まっしぐらといった感じの演奏を安定した録音で楽しむことができます。楽曲毎の聴き応えも素晴らしいものがあり、オープニングのI'll See The Light TonightからラストのCaught In The Middleまでバンド全体が一丸となった熱い演奏を楽しめます。代わってメインアクトのAC/DC。この時期、アルバムセールスは今一つ振るわなかったのですが、定期的に行われたツアーの動員力に衰えは全く無く、時代の波に左右されないグルーブロックの真骨頂を聴かせてくれます。「世界最強のヘヴィロック・バンド」面目躍如の、スケール満点のライブは素晴らしく、たった5曲の収録でも聴きごたえ満点です。収録はオープニングナンバーのFly On The Wall。Back In Black、そしてHighway To Hellでの近年の演奏に比べると異様に速いプレイに驚かされます。新曲Sink The Pinkのライブテイクも貴重です。2バンド合わせて約1時間の内容ですが、ファンは必携です。
Live at Boston Garden, Boston, MA. USA 13th September 1985 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
1. Intro.2. I'll See The Light Tonight 3. On The Run Again 4. Far Beyond The Sun 5. Don't Let It End 6. Soldier Without Faith 7. Guitar Solo 8. Black Star 9. Caught In The Middle
Yngwie J. Malmsteen - Guitar Mark Boals - Vocals Jens Johansson – Keyboards Marcel Jacob - Bass Anders Johansson - Drums
AC/DC
10. Fly On The Wall 11. Back In Black 12. The Jack 13. Highway To Hell 14. Sink The Pink
Brian Johnson - Vocal Angus Young - Guitar Malcolm Young - Guitar, Vocal Cliff Williams - Bass, Vocal Simon Wright – Drums