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Cozy Powell コージー・パウエル/Octopuss Studio Demos

英国ブルースロック最後の名盤『SLIDE IT IN (UK MIX)』の旨みをさらにディープに掘り下げる極上スタジオ・デモアルバムをお贈りします。本作に収められているのは、コージー・パウエル3枚目のソロアルバム『OCTOPUSS』のデモ。“コージー・テープ”コレクションです。なぜ掘り下げるか?それは『SLIDE IT IN (UK MIX)』と『OCTOPUSS』は、ほぼ同じメンバーによる兄弟作だからです。事の起こりは、WHITESNAKE再選計画に遡ります。クラシック・ラインナップを解体したカヴァデールは、マネジメントとの契約が切れる1982年8月になって活動再開を決意。まずはコージーを相棒にしてメンバー探しを開始し、ギターにはメル・ギャレイが決定。続いてジョン・ロードの復帰が決まります。 ここまではトントン拍子だったものの、難航したのはベース。1982年9月にニール・マーレイに打診するも、ゲイリー・ムーアとの契約が決まっており断念。そこで白羽の矢が立ったのは、元BACK DOORのコリン・ホジキンソンでした。もともとカヴァデールがBACK DOORの大ファンだったそうですが、ジョン・ロードのツアーメンバーでもあり、そのジョンがコリンを推薦しました。しかし、最終的にはリズム・ペアを組むコージーとの相性が肝要。WHITESNAKE加入に先立って『OCTOPUSS』に参加となったわけです(ミッキー・ムーディの復帰は1982年10月に決定するので、本作にも不参加です)。このような状況で制作されたのが本作。「1982年9月-10月」にロンドンの“ブリタニア・ロウ・スタジオ”で録音されたデモ・トラックです(ちなみに、ちょうど同じ頃(1982年9月24日)、同じスタジオでカヴァデールは『SAINTS & SINNERS』のヴォーカル入れもしています)。コージー自身が所蔵していた“EMI Britannia Row Studio”テープより起こしたものです。そのクリアさたるや、“コージー・テープ”コレクションの中でも特級。開け放たれたドアからスタジオの中へ入ったようなダイレクトサウンドで、まるで目の前でコージーが大暴れしているかのよう。特に「Rattler's Revenge (Up On The Downs)」や「Princetown」等の細やかなディテールは圧倒的です。 そんなクオリティで描かれる『OCTOPUSS』の裏舞台は鮮烈。何と言っても注目なのは、今まさに誕生しようとしている“新生WHITESNAKE”のアンサンブル。特に、カヴァデールが提供した「The Rattler」は4テイクものバージョン違いが収録されており、それぞれにミックスによって“注目メンバー”が違う。まず「Version 1」ではコージーのドラムが大きく目立つミックスですし、続く「Version 2」はメルのギターがグッと前面に出て、コージーのドラムと対等に渡り合う。さらに「Version 3」ではコリンのベース、最後の「Version 4」ではジョン・ロードのキーボードが大きくフィーチュアされる。現場でアンサンブルのチェックをしていたのかは分かりませんが、“新生WHITESNAKE”を素因数分解して解析するように楽しめるテイクなのです。また、WHITESNAKEとは別に、純粋に『OCTOPUSS』視点でも面白い。ロンドン交響楽団との共演である「633 Squadron」から「The Big Country」への3曲メドレーも分解・解析できる。まず「633 Squadron (Orchestra Rehearsing)」では、ロンドン交響楽団による音合わせと指揮者による楽団への指示が生々しいですし、続く「Octopuss (Bass & Drum Machine)」では、ホジキンソンがドラムマシンのリズムに乗せて、WHITESNAKEでも聴かせたような、独特の太く弾むようなベースラインを披露。メドレーの最後に当たる「Big Country」では、“オーケストラのリハーサル”・“コージー入り”の2段階で収録。指揮者の指導ひとつで表情を変えるストリングスの妙、そのバッキングにドラムが炸裂しつつ、完成版とは違うミックスやアレンジも楽しめるのです。これまでも繰り返してきましたが、“1982年-1983年のWHITESNAKE”は、単なる新ラインナップではありませんでした。ギャレイはWHITESNAKE結成の時代にバーニー・マースデンよりも先に候補に挙がっていたギタリストであり、コージーもイアン・ペイスより先に加入を誘われていました。そして、ホジキンソンもミッキー・ムーディとはTRAMLINEやBACK DOORで旧知の仲。もし、バーニーやペイスが加入を渋っていたら、“1982年-1983年のWHITESNAKE”の6人が「クラシック」と呼ばれていたかも知れないわけです。そんなラインナップが組み上がっていく刹那を捉えた極上スタジオ・デモアルバム。 Recorded at Britannia Row Studios, London, UK September & October 1982 Taken from the original Britannia Row Studios cassette tapes belonged to Cozy Powell (44:34) 1. Rattler's Revenge (Up On The Downs) 2. 633 Squadron (with Cozy Powell) * 3. 633 Squadron (Orchestra Rehearsing) * 4. Octopuss (Bass & Drum Machine) 5. Big Country (Orchestra Rehearsing) * 6. Big Country (with Cozy Powell) * 7. Formula One (Backing Track) 8. Princetown 9. The Rattler (Version 1) 10. The Rattler (Version 2) 11. The Rattler (Version 3) 12. The Rattler (Version 4) Cozy Powell - Drums Mel Galley - Guitars Colin Hodgkinson - Bass Jon Lord - Keyboards * with John Du Prez & London Philharmonic Orchestra

Cozy Powell コージー・パウエル/Octopuss Studio Demos

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