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来ました、遂に来ました。2018年版「NO FILTER」ツアーからの極上クオリティなオーディエンス録音が。二週間ほど前には本ツアーからの最高音質音源として「BERLIN 2018」がリリースされたばかりですが、今回はそれをも上回る強烈な録音クオリティ。そんな衝撃の音源が生み出されたのは7月4日のプラハ公演。今回のツアー終了直前、しかも2003年以来となる同地でのライブ・ショーが最高の音質で捉えられたのです。名録音をネット上にドロップしてくれたのは、これまでにも卓越した音源ばかりをシェアしてくれたテーパー、Dapsyknows。彼はポール・マッカートニーの2016年デザート・トリップ、最近ではニール・ヤング＆クレイジー・ホースの復活ギグ「FRESNO 2018」といった、めくるめくようなビッグネームの話題を呼んだステージを極上の音質で録音してみせた名手。それらの音源やアイテムからも察せられるように、彼はアメリカで行われたコンサートを録音するテーパー。ところが今回ですが、Dapsyknowsは驚いたことにプラハにまで出向いてストーンズの録音を敢行してくれたのです。何たる行動力！その音質が…とにかく素晴らしい。世界中のマニアが待ち望んでいたであろう、2018年に相応しいハイクオリティ・レコーディングがまさにこれだと。たっぷりと音圧に溢れたオンな音像だけでも圧巻ですが、クリアネスがまた抜群。各演奏のディティールも「まるでサウンドボード」と形容するに相応しいレベル。そもそもストーンズ登場前のバンド・アナウンスを聞いただけでも「うわっ、近っ！」と圧倒させられることでしょう。昨年のツアーにおいて、あの演奏内容はもとより（苦笑）ずば抜けた音質の良さでも話題となった昨年のハンブルグをも余裕で上回るレベル。そうなると気になるのがこの日のプレイクオリティ。ベルリンの時のように、せっかく音質が良くても演奏がパッとしないのでは聞いていてグッと来ない。幸いにもこの日は先週リリースの名演マルセイユ、さらにはシュツッドガルトの後ということで、それらの勢いを引き継いだ素晴らしいもの。さすがにマルセイユほど秀でた訳ではありませんが、全体を通しての危なげなく演奏が非常に力強いのがツアー終盤ならでは。ライブの序盤だけを取ってみても危なっかしい部分がまったくない。それどころかチャーリーのドラミングを中心として、自信に溢れた演奏が繰り広げられているのです。この日の投票ソングはさして珍しくもない「Like A Rolling Stone」でしたが、その前の「Under My Thumb」も含め、やり慣れたレパートリーが続いたことがむしろ吉とでたのでは。それにしても音像が異常にオンなバランスなので、チャック・リーヴェルのオルガンの響きなど、それこそサウンドボードなのかと錯覚してしまいそう。おまけにステレオ感すら伝わってくる。「Honky Tonk Women」におけるイントロのキースのギターなども生々しいまでの質感で捉えており、Dapsyknowsは本当に良い仕事をしてくれました。火を吹くような程とまではいかなくとも非常に好調なこの日、ハプニングが珍しくも「Miss You」で起きています。それはチャーリーが二回目のハミングをはしょって一周早く「Oh everybody waits so long」に向かってしまったのです。動画を見ればいつもなら起こり得ない急展開にも全く動じず、それでいて無理やりバンドとの辻褄を合わせたミックの強引な歌いっぷりが捉えられていました。動画によると彼はむしろ「ドラムのモニターを上げろ」的な仕草をステージ袖にむかって指示しており、チャーリーがモニターの不調から構成を間違えた可能性が推測されます。いずれにせよ、毎回のショーで演奏され続けてきたスタンダード・ナンバーにしては珍しいハプニングも最高の音質にてドキュメントされています。そしてツアー中盤から名演が量産状態と化した感のある「Midnight Rambler」はこの日も爆発。ミックは「You Gotta Move」を口ずさんでいますし、チャーリーの激しい煽りドラミングも健在。意外なところではキースが「Before They Make Me Run」で凡ミスを犯すことなく演奏し通したというポイントも挙げられるでしょう（笑）。その前に演奏された「You Got The Silver」はプラハにおいてメジャーだとは到底思えないのですが、それが好反応を見せている点も意外と言えるかもしれません。とにかく最後まで音質は極上。あくまで演奏の音圧が圧倒しており、たまに観客の話し声が入っても気になる箇所がほとんどありません。ヘッドフォンで聞いてみれば、その圧倒的な音像のオンなバランスはもちろん、先にも触れたステレオ的ですらある広がりがまた圧巻。これこそビギナーから初心者まで安心して楽しめる別格のクオリティ。誰もが思わず聞き込まずにはいられない、Dapsyknows による驚異の音源。2018年ヨーロッパ・ツアーから完璧な音質を誇るオーディエンス録音アイテムが遂に誕生です。 Live at Letnany Airport, Prague, Czech Republic 4th July 2018 ULTIMATE SOUND Disc 1 (59:59) 1. Intro 2. Street Fighting Man 3. It's Only Rock 'n Roll 4. Tumbling Dice 5. Ride 'Em On Down 6. Under My Thumb 7. Like A Rolling Stone 8. You Can't Always Get What You Want 9. Paint It Black 10. Honky Tonk Women 11. Band Introductions 12. You Got The Silver 13. Before They Make Me Run Disc 2 (62:27) 1. Sympathy For The Devil 2. Midnight Rambler 3. Miss You 4. Start Me Up 5. Jumping Jack Flash 6. Brown Sugar 7. Gimme Shelter 8. Satisfaction

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