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Queen クィーン/Sweden 1986 Upgrade

結果的にクイーン最後のライブ・ツアーとなってしまった1986年のマジック・ツアーから、今年で三十周年となります。時の流れは何と早いことか…。当店からも昨年、ツアー最終日をCrazy. S氏が録音した超絶オーディエンス録音の究極タイトル「KEBWORTH 1986」リリースされたのは記憶に新しいところ。最後のライブ・ツアーにおける最後のライブ、つまりクイーンのファイナル・ライブ・ショウを最高の形で封じ込めた(ジョン・ディーコンはベースを放り投げてしまいましたが)のがこのタイトルでした。そして今年はマジック・ツアーの三十周年ということで当店が今回リリースするのはツアー初日である、6月7日のストックホルム公演なのです。マジック・ツアーと言えばウェンブリー・スタジアム二日分にハンガリーといった具合にオフィシャルの映像リリースが充実している時期でもありますが、それもまた一重にフレディ・マーキュリー存命時における最後のライブ・ツアーとなってしまったことが大きな要因であることは間違いありません。さらにはすべてスタジアム・クラスの会場オンリーでヨーロッパを回る大規模ツアーということが当時から大きな話題を呼び、録音や撮影の話が持ち上がっていた結果でもありました。よってこのストックホルム公演が単なるツアー初日という存在に収まらないのは、やはりファイナル・ツアーとなってしまったライブ活動の基点だからということに尽きるのではないでしょうか。解散を考えていたクイーンがライブ・エイドで迷いを断ち切り、心機一転作り上げた新作「A KIND OF MAGIC」を引っ提げて敢行した大規模ツアー。その様子は先に挙げたオフィシャル映像が証明していたように、円熟の域に達したクイーンが堂々たる演奏を繰り広げたツアー…それもまた結果としては有終の美。そんなイメージが強いだけに、今回リリースされるストックホルムの演奏内容や雰囲気が本当に面白い!何しろこれはツアー初日なのです。後のウェンブリーやネブワースのような盤石たる演奏ぶりとは別次元。オープニングの「One Vision」など、一聴して解るほどにハチャメチャな演奏ぶりがおかしいったらありゃしない。しかもここに収録されたオーディエンス録音ですが、序盤においてロジャー・テイラーのバックコーラスの音像がやけにオンな状態というのがまた面白い。おかげでツアー初日、しかもオープニング・ナンバーという緊張から来るのでしょう、演奏に気を取られてバックコーラスが怪しくなる箇所がちやほや。ネブワースやオフィシャルの各映像を親しんできた身からすると、何とも新鮮に映る光景です。反対に「A Kind Of Magic」は既に安定感抜群の演奏を見せつけるなど、同じアルバムからのレパートリーでも、メンバー気の入れようの違いまで判ってしまうほど。それにツアー初日とくれば、もちろんフレディは声の調子が絶好調。その証拠に、観客に一切合唱させず、彼が最後まで一人で歌い切る「I Want To Break Free」がその好調ぶりを雄弁に物語っているではありませんか。このツアー以前から観客との合唱が定番となっていた曲だけに、ここでストイックに歌い切ってみせたフレディの姿が凛々しくもレアな場面でしょう。しかし、ツアー初日らしい極めつけのレアな場面、それはこの曲に続いて「Bohemian Rhapsody」が演奏されてしまったことに尽きるでしょう。マジック・ツアーの狙いの一つ、それはグループ積年の迷いが午後のショート・ステージで一瞬にして晴れてしまったライブ・エイドの熱狂を自身のツアーに拡大させてみせることがありました。そこではオープニングに「Bohemian Rhapsody」ショート・バージョンを演奏したことが大きな効果を生み出したものです。そこでストックホルムでもライブが中盤に差し掛かろうとしている辺り、そこで大胆にもこの曲を披露してみせました。しかし30分にも満たなかったライブ・エイドと違い、長時間のライブでクイーン最大のアンセムを普通のレパートリーの位置で取り上げてしまうことの違和感は拭えません。結局この試みは初日だけとなり、以降は定番であるライブ後半の演奏と相成りました。それだけでも非常に面白い場面なのですが、そこへツアー初日ということもあり、フレディが1981年や82年といった絶頂期を思わせるキレのある歌声でこの名曲を歌い上げる様も聞き逃せません。その点でもレアな場面かもしれません。さらに中盤のアコースティック・カバー・コーナーでは「Baby I Don’t Care」の「ドゥワ」コーラスがまだ不揃いだったり、さらに「Hello Mary Lou」では後のように歌を途中でブライアンに振ることなく、ここでもフレディが一人で歌い切るというツアー初日ならではのレアな場面が聴かれます。それに何といっても全編を通してのはちゃめなちゃな演奏ぶりの勢いがとにかく面白い!ここからウェンブリーやネブワースの域へと昇格して行ったことを考えると感慨深いものがあります。そして今回リリースに当たって使用したオーディエンス録音ですが、これは以前「SWEDISH MAGIC NIGHT」4CDセットをリリースした際に収録されていた「source #1」をリマスター収録。野外らしい硬めの音質で演奏をオンに捉えた独特の音像が魅力の録音。それを今回リマスターし直した結果、ライブ中盤から気になった低音域のハムノイズが一掃され、より自然でありながら、それでいてダイレクトな状態を楽しめるようになりました。これはヘッドフォンで聴くとクリアー、スピーカーから鳴らすと演奏の輪郭がより際立って聴こえるという状態へと向上したのです(おまけに微妙にずれていたピッチまで今回アジャスト)。元々「SWEDISH MAGIC NIGHT」自体が過去に「MAGIC IN STOCKHOLM」でリリースされていた音源のロージェネレーション・アッパー版としてマニアから高い評価を受け「こちらだけプレスで出せないものか」という声まであった音源のCDリリースが遂に実現します。クイーン最後の「魔法」がここから始まった! Live at Rasunda Stadium, Stockholm, Sweden 7th June 1986 TRULY PERFECT SOUND Disc 1 (60:53) 1. One Vision 2. Tie Your Mother Down 3. In The Lap Of The Gods...Revisited 4. Seven Seas Of Rhye 5. Liar 6. Tear It Up 7. A Kind Of Magic 8. Day-O 9. Under Pressure 10. Another One Bites The Dust 11. Who Wants To Live Forever 12. I Want To Break Free 13. Bohemian Rhapsody 14. Impromptu 15. Guitar Solo 16. Now I'm Here Disc 2 (44:55) 1. Love Of My Life 2. Is This The World We Created? 3. You're So Square (Baby I Don't Care) 4. Hello Mary Lou 5. Tutti Frutti 6. Hammer To Fall 7. Crazy Little Thing Called Love 8. Radio Ga Ga 9. We Will Rock You 10. We Are The Champions 11. God Save The Queen

Queen クィーン/Sweden 1986 Upgrade

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