デイヴ・メイスンの1976年は公式『CERTIFIED LIVE』という王様があり、最高のタイミングで来日が実現した1977年は『TOKYO 1977 2ND NIGHT』という独自入手のオーディエンス録音による名盤が存在する。となれば次に聞きたくなるのは1978年のライブ。この年はカリフォルニア・ジャム2への出演からの名盤『MARIPOSA DE ORO』がリリースされた年でありながら、ライブ音源のリリースが極端に少なかった。そんなマニアの渇きに応えてくれるのがリリースとなるニューヨークはエルモントでのライブ。これが単なるラジオ放送というだけでなく「Pre-FM」という副題からも解るように、いわゆる放送のエアチェックとは別次元の完璧なステレオ・サウンドボード。こんな凄い音源が今までリリースされなかったとは驚きを禁じえません おまけにカリフォルニア・ジャム2はショートステージかつ『MARIPOSA DE ORO』でしたが、こちらはリリースされたばかりな同アルバム収録曲が全面的にフィーチャーされている。同アルバムをリリース後のライブ音源というのが極端に少なかっただけに、これほどまでにまとまった内容、なおかつステレオ・サウンドボード録音の発掘は掛け値なしに快挙かと。先のアルバムがリリース後のライブは長年の右腕だったジム・クリューガーが一時的にバンドから離れたこともあり、ギタリストが二人に増員された独特のバンド編成でしたが、それ故に『MARIPOSA DE ORO』の洗練されたハーモニーワークを再現するには打ってつけで、その見事なハーモニーを最高のステレオ・サウンドボード録音で味わえる。もっともギタリストが二人になったことから、メイスン自身は歌とリズムギターに徹した場面が多く、この点はクリューガー時代よりさらに傾向が強まっています。そんなクリューガー時代の名残とも言うべき「We Just Disagree」は大ヒット曲ということもあって歓声が凄まじい。それでいてメンバー増員による分厚いハーモニーワークも冴えまくる。こうしてシンガー寄りになってリードギタリストしての比重が下がったメイスンではありましたが、それでもニューアルバムからの「So Good to be Home」では自身の持ち味であるリードギターを存分に弾きまくってくれている。もちろん十八番である「All Along the Watchtower」になると、さらにギターを弾きまくり。この辺りはギタリストが二人いようとも、自身の腕は鈍っていないことを如実に示してくれていました。そしてアンコールでは、これまたニューアルバムからキャロル・キングのカバーである「Will You Still Love Me Tomorrow」凄まじい盛り上がりの中で演奏して見事な締めくくり。77年以前と比べて音源の乏しかった1978年のメイスンを完璧な音質で捉えてくれたステレオ・サウンドボード・アルバム!Belmont Park, Elmont, NY, USA 8th July 1978 STEREO SBD (75:57) 1. Tuning 2. Only You & I Know 3. Searchin' for a Feelin' 4. Pearly Queen 5. Every Woman 6. So Good to be Home 7. We Just Disagree 8. So High (Rock Me Baby & Roll Me Away) 9. Let it Go, Let it Flow 10. No Doubt About It 11. Takin' the Time to Find 12. All Along the Watchtower 13. Share Your Love 14. Warm & Tender Love 15. Will You Still Love Me Tomorrow 16. Band Introductions & Outro Dave Mason - Guitar/Vocals Johnne Sambataro - Guitar/Vocals Gerald Johnson - Bass Rick Jaeger - Drums Carl Graves - Percussion Tony Dean - Guitar Mark Stein - Keyboards STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























