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Genesis ジェネシス/UK 1972 2 Source

飛躍の契機となった伝説のレディング・フェスティバル’72。全世界初公開のオリジナル・マスターを含め、当日の全景を極上サウンドで真空パックしたCDが登場です。そんな本作の舞台となったのは「1972年8月11日」。初期GENESISは1971年・1972年・1973年の3年連続で参加しており、前座→中堅→大トリと出演の度に重要ポジションへと出世していきました。本作の1972年は、その2年目。3日間開催(8月11日-13日)の初日で、CURVED AIR、MUNGO JERRYに次ぐ中堅としての出演でした。また、GENESIS自身に目を向けると1972年は“NURSERY CRYME TOUR”と“FOXTROT TOUR”の交差する時期でもありました。まずは、そんな当時をイメージするため、活動スケジュールから振り返ってみましょう。 ●1971年《11月12日『NURSERY CRYME』発売》・11月19日-12月23日:欧州#1(26公演) ●1972年・1月1日-3月25日:欧州#2(43公演)・4月6日-7月28日:欧州#3(67公演)《8月『FOXTROT』製作開始》・8月11日-23日:欧州#4(9公演)←★ココ★・9月1日-10月4日:欧州#5(20公演)《10月6日『FOXTROT』発売》 これが『NURSERY CRYME』発売から『FOXTROT』までの歩み。当時の記録には曖昧な点もあるので公演数など厳密ではありませんが、おおよその流れはご理解いただけると思います。8月/9月は『FOXTROT』のレコーディング時期でもあり、本作のレディング公演はその「欧州#4」初日にあたるコンサートでした。また、別の視点で見ても面白い。上記の約8割は母国イギリス公演であり、その合間に大陸ヨーロッパ公演が数回ずつ挟まる形式でした。ただし、例外だったのはイタリア。「欧州#3・#4」には本格的な伊ツアーが組み込まれており、そこでナポリのOSANNAとも出会っている。彼らの演劇的パフォーマンスがピーター・ガブリエルのヒントになったのではないか?とよく議論にもなっているのです。あくまで余談ですが、一歩一歩スタイルを確立し、飛躍していく黎明期だった事がご理解頂けるのではないでしょうか。さて、そんな歴史的なショウを記録した本作は、極上録音2種を駆使した最長オーディエンス・アルバム。ここで本作の構成を整理しておきましょう。 ・開演パート 【新発掘:RECORDER 2】・ショウ前半 【RECORDER 1(2曲)】・ショウ後半#1【RECORDER 1(3曲)】・ショウ後半#2【新発掘:RECORDER 2(3曲)】 ……と、このようになっています。メインとなる「RECORDER 1」でショウ全体を通しつつ、全世界初公開となる「RECORDER 2」で開演パートとショウ後半を追加収録しています。「後半#1」と「後半#2」は3曲分の同じ演奏なのです。なぜ変則的な構成なのかが気になるところですが、まずはメインとなる「RECORDER 1」から始めましょう。これこそ、世界中のマニアが認める伝説的な名録音。英国が誇る大規模フェスだけにいくかのマスターが知られていますが、「RECORDER 1」はその最高峰。海外の専門サイトでもサウンドボード音源と並ぶ高評価となっているものなのです。実際、そのサウンドは絶品。ヴィンテージなオーディエンス録音ではありますが、芯も極太な演奏が真っ直ぐ、淀みなく手元に飛び込む。恐らくは野外会場のせいもあるのでしょう。音を反響させる壁や天上がないためにディテールまで克明なのです。しかも、マスター鮮度も圧倒的。ヨレやノイズもほとんど見当たらず、鳴りも実に艶やか。まさに伝説の名に相応しい名録音中の名録音なのです。そして、注目の「RECORDER 2」。当時のレコード会社関係者が録音したもので、世界中の誰も知らないオリジナル・カセットから起こされたもの。まさに奇跡の発掘なのですが、実は難点もあった。テープの中間部が劣化しており、再生できなかったのです。しかし、冒頭の開演パートとショウの後半3曲は活きていた。本作は、その再生可能パートを最大限に収録したライヴアルバムなのです。しかも、そのクオリティも実に素晴らしい。さすがに鳴りの美しさは伝説の誉れ高き「RECORDER 1」には及びませんが、オンで手応えたっぷりの芯も、反響ゼロの鮮やかも、そして絶品の安定感も決して負けてはいない。特に中音域の厚さや重低音の迫力は「RECORDER 1」も凌ぐ銘品なのです。そんな2種の極上マスターで描かれるショウこそがヴィンテージ。全世界が初めて知る開演パートからしてムード満点で、ピーターが「Hello, ‘body!」と挨拶する中、「(次のバンドは)ジェネシスか……」とつぶやく日本人の言葉も超リアル。セットは『TRESPASS』『NURSERY CRYME』から代表曲をセレクトし、そこに当時はライヴ限定だった「Twilight Alehouse」も演奏。それ以上に注目なのは、まだリリース前だった名曲「Watcher Of The Skies」。厳密には初演ではないとされていますが、それでもレディングほどの大舞台は初めてであり、(恐らくは)スタジオ録音も完了していない。その初期バージョンを艶やかな極上サウンドで体験できるのです。その演奏もさることながら、ショウ全体に流れる雰囲気も重要。1972年らしく曲間には長めのチューニングも行っており、メロトロンの試し弾きが流れ、客席には幼児(?)の笑い声まで聞こえる。そして、そこで語られるMCは曲の説明も妙に淡々としており、間を持たせ切れない初々しさがのぞく。さらに驚くのは「The Musical Box」後。MCで「大事な知らせがあるんだ」と切り出すのですが、何事かと思うと「マギー・ブルックス、マギー、いるかい? お兄さんが待ってるから待ち合わせ場所(?)まで来てくれ。よろしく」……。ついさっきまで、そして次の瞬間にも複雑で幻想的なプログレッシヴ・ロックを紡いでいるメンバー自身が迷子の案内までしているのです。このギャップもまた1972年のレディングであり、当時のGENESISそのもの。本作は、そんな時代の空気感を全身で味わえるドキュメント・アルバムでもあるのです。英国ロック史に燦然と輝く『NURSERY CRYME』『FOXTROT』を生み出し、急速に成長していった1972年のGENESIS。その現場をMCの一言一言まで鮮やかに聞こえる極上サウンドで捉えたライヴアルバムの大傑作です。伝説的な「RECORDER 1」、世界が驚く「RECORDER 2」。その双方を駆使して史上最長を更新した歴史的大名盤。 Live at Reading Festival, Reading, UK 11th August 1972 PERFECT SOUND (75:52) Recorder 2 1. Intro MC ★ピーターの「Hello, everybody!」の挨拶とサウンドチェック。そこに被る「(次のバンドは)ジェネシスか……」の日本語。史上初登場 Recorder 1 2. Soundcheck & MC 3. The Knife 4. MC 5. Twilight Alehouse 6. MC メロトロン チェック 7. Watcher Of The Skies 8. MC 9. The Musical Box 10. MC 11. The Return Of The Giant Hogweed Recorder 2 12. Watcher Of The Skies 13. The Musical Box 14. The Return of the Giant Hogweed Peter Gabriel - Lead Vocals, Flute, Tambourine Steve Hackett - Guitar Mike Rutherford - Bass, Guitar, Vocals Tony Banks - Keyboards Phil Collins - Drums, Vocals

Genesis ジェネシス/UK 1972 2 Source

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