7ヶ月に及んだ“HOT SPACE TOUR”の最終公演であり、公式映像『LIVE IN JAPAN』ともなった「1982年11月3日:西武球場」公演。その決定盤となる極上ライヴアルバムが登場です。前年の“THE GAME TOUR”では日本武道館だけでしたが、このツアーでは一転して北は北海道から南は九州まで列島各地の大会場を制覇しました。まずは、その日程の中でショウのポジションを確かめてみましょう。
・10月19日:福岡市九電記念体育館・10月20日:福岡市九電記念体育館・10月24日:阪急西宮球場『STADIUM ROCK』・10月26日:名古屋市国際展示場『DEFINITIVE NAGOYA 1982』・10月29日:北海道立産業共進会場『GOT THE POWER』・11月3日:西武球場 【本作】
以上、全6公演。来日自体がワールドツアーの最終地だったわけですが、西武球場公演はその最終公演でした。そして、このショウはまさに1982年の象徴。何よりもオフィシャルの映像作品として残された事が大きいわけですが、それだけでなく極上のオーディエンス録音でも有名。本作はそんな幾多のソースを駆使し、最高峰サウンドでフルショウを貫くライヴアルバムなのです。まず、最優先されたのは『LIVE IN JAPAN』から起こされた公式サウンドボード。現在では『QUEEN ON FIRE: LIVE AT THE BOWL』のボーナスとして6曲がDVD化されていますが、それではなく当時レーザーディスクでリリースされた長尺サウンドボードです。しかし、長尺とは言っても約1時間であり、フルショウではない。そこで本作では欠けている約52分をフルのオーディエンス録音で補完したのです。しかも、そのオーディエンス録音もタダモノではない。使用されたマスターは2種で、メインは伝統の超・名録音。かつて『SPACE BOOGIE』として公表され、世界中のマニアに衝撃を振りまいた極上マスターです。しかも、本作では改めてオリジナル・カセットから再デジタル化。大幅にクオリティ・アップしているのです。実際、本作と『SPACE BOOGIE』ではまるで別物に聞こえる。単純に空気感のクリアさもまるで違うのですが、それ以上に芯の太さやダイレクト感まで向上している。元々ディテールまで鮮やかだったわけですが、それが会場空間を飛び越え、耳元で鳴っている。観客の会話声からして間違いなく同じ録音だと分かると思いますが、サウンド自体は録音ポジションまで数十メートル近づいてしまったように聞こえる。当店では、機材の進歩に沿って名録音を再デジタル化することがままあるものの、ここまでクオリティ・アップした例はちょっと思い浮かばない。正直なところ、当初は公式サウンドボードとの接続は難しいとも考えられていたのですが、それが無理なく可能になるほどのジャンプアップ・グレードなのです。さらに本作は完全に別の新発掘オーディエンス・マスターも活用している。クオリティ自体は『SPACE BOOGIE』マスターに及ばないために開演前など部分的な使用ですが、これまでのいかなる既発よりも長く現場を再現。最長記録を更新するライヴアルバムを実現しました。もちろん、マスタリングも終始徹底。公式サウンドボード+オーディエンス×2種のそれぞれをきっちりと磨き込み、サウンドも近づけた上で丁寧に接続。聴きづらいゴソゴソした接触音や咳き込み等も(可能な限り)緩和・補正しており、極上の演奏音をたっぷりと味わえるサウンドに仕上げました。そうして甦ったフルショウは、まさにDEFINITIVE。現行の『QUEEN ON FIRE』では観られない「Love Of My Life」「Save Me」「Under Pressure」「Bohemian Rhapsody」「Tie Your Mother Down」「We Will Rock You」「We Are The Champions」も公式サウンドボードで楽しめ、それ以外の曲も現存する最高峰のサウンドで味わえるのです。また、このショウ自体が非常に貴重でもある。他国ではやらなかった「Love of My Life」や日本ならではの「Teo Torriatte」も感動的ですが、特に「Teo Torriatte」は極めつけ。そもそも1979年と1982年の日本公演でしか演奏されなかったわけですが、実はアレンジも異なる。1979年はサポートメンバーがいなかったせいか、ブライアンがピアノを弾いていましたが、1982年はブライアンのギターも入る。しかも、これは1982年でも札幌と西武球場だけであり、史上2回限りの超貴重バージョンをサウンドボードで楽しめるのです。また、ギターだけでもありません。1982年は最初のサビが英語のみで日本語はとばしてAメロにいくショートアレンジ(前日の札幌がそういうアレンジです)。ところが、観客はレコード通りに合唱しようとするのでミスだと思って笑い出してもいました。これまでは「ブライアンのミス」というのが定説だったのですが、むしろ余計にフィルを入れるロジャーの方がミスだったのかも知れません(真相は本人に聞かないと分かりませんが)。このショウを最後にQUEENは活動を休止。4人はソロ活動に専念し、再びQUEENとしてステージに戻るまで約22ヶ月を要しました。本作に収められているのは、そんな節目のショウ。その一部始終を公式サウンドボード、再デジタル化で生まれ変わった名録音、さらに新発掘マスターまで駆使して最長・最高峰を更新した大傑作です。一気貫通の統一感はいまだ『SPACE BOOGIE』のものですが、本作はすべての曲、あらゆるシーンが史上最高峰クオリティの連続でフルショウを貫くライヴアルバム。
Live at Seibu Stadium, Saitama, Japan 3rd November 1982 STEREO SBD/AUD(HUGE UPGRADE)
Disc 1 (46:42)
1. Flash (Intro) ■0:00 - 2:39 過去最長 ★2:39-最後まで 2. The Hero ★0:00-1:30 3. We Will Rock You (fast) 4. Action This Day 5. Play The Game 6. Ay-Oh 7. Calling All Girls 8. Now I'm Here ★全部 9. Put Out The Fire ★全部 10. Dragon Attack/Now I'm Here (reprise) ★0:00-4:01
11. Love Of My Life ★0:38-最後まで 12. Vocal Improvisation 13. Save Me ★0:00-3:58
Disc 2 (63:40)
1. Get Down, Make Love ★4:41-最後まで 2. Guitar Solo ★1:22-4:06 / 4:57-5:58 / 7:06-8:01 3. Body Language 4. Under Pressure ★0:03-3:27 5. Fat Bottomed Girls 6. Crazy Little Thing Called Love ★0:00-4:57 7. Bohemian Rhapsody ★0:00-5:24
8. Tie Your Mother Down ★0:00-3:43 9. Teo Torriatte ★0:00-4:15 10. Another One Bites The Dust 11. We Will Rock You ★全部 12. We Are The Champions ★全部 13. God Save The Queen ★0:00-1:14
■Recorder 2(こちらも録音者提供のマスターテープから)★はSBD補填箇所。それ以外はオーディエンス。●オーディエンスは録音者提供のマスターテープから録り直して、音質が大きく向上しています。





























