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Paul McCartney ポール・マッカートニー/Liverpool 1990 Remaster

ポールがアルバム「FLOWERS IN THE DIRT」をリリースした後に行ったワールド・ツアーは最初にヨーロッパとアメリカを回っており、母国イギリスでのツアーが実現したのは1990年のこと。同年は1月からロンドンやバーミンガムを回っており、母国のファンにとっては1979年のウイングス以来となる待望のツアーが実現したのでした。とは言いつつも1月の日程ではポールの故郷リバプールに向かうことはなく、ファンもポールも渇望していたであろう、リバプールでの凱旋公演が実現するのは6月のこと。この6月のツアーと言うのが1989年から90年にかけての行程の中では非常に特異な時期で、イギリスで三回だけ公演を行うというもの。その内の一つは30日のネブワースで、これはイベント仕様のショートセットという構成だった上、高音質のラジオ放送とそれを収めたアイテムが登場して瞬く間にベストセラーと化しました。この短期イギリス・ツアーはそれぞれの公演に特色があり、マニアの間では常に演奏レベルが高い1990年のステージにおいても特別な時期であったと評価されています。ところが、ポールにとって久々のリバプール公演となった28日に関しては簡単に事が運びません。こちらもまたラジオで放送されたのですが、残念ながら実際のライブの半分以下しか放送されず、ここで最初にみそが付いてしまいます。それでも放送音源という性質上、ネブワースの後を追うようにアイテムも登場。ところが、それらは一様にピッチが遅かったという大きな問題を抱えていたのです。同じようにビリー・ジョエル1990年のロンドンでのライブ放送を収録したアイテムもまたピッチが低く、同年にはそうした形で録音したテーパーが音源を広めていた可能性が推測されます。果てはピッチの狂いだけでなく「Back In The U.S.S.R.」の演奏が終わる直前でフェイドアウトした挙句、ラストの「Golden Slumbers」から始まるメドレーが未収録という欠点だらけの「IMAGINE IN LIVERPOOL」のようなアイテムが登場したせいで、近年のステレオ・サウンドボード録音だったにもかかわらず、ファンに認知されない悲運の音源と化してしまったように思えてなりません。そもそもこれまでリリースされてきたアイテムはピッチの狂い以前に音質の劣り具合も隠し切れない状態がまた印象を悪くしており、先のネブワースが完璧な音質だったせいで、なおさら差を付けられてしまうばかり。そうした中でリバプール公演から、この時期の目玉でもあるジョン・レノン・メドレーだけがライブアルバム「TRIPPING THE LIVE FANTASTIC」からのシングル「All My Trials」のカップリングでリリースされ、先の放送全体もそれくらいの音質で聞けたならば…というマニアの思いが募りつつも、一向にアッパー版の登場の気配すら感じられない状況が公演から何と20年以上も続いてしまったのです。ラジオ音源でここまで不遇をかこった存在というのも、なかなか無いですよね。そうした状況にようやく終止符を打ってくれたのが2013年リリースの「LIVERPOOL 1990」でした。正確なピッチでの収録はもちろんですが、過去のアイテムよりも音質がはっきり向上した文句なしのアッパー版として登場した結果、見事にSold Outとなってしまったのです。過去のアイテムが嘘のような素晴らしい音質はオフィシャルの「TRIPPING THE LIVE FANTASTIC」に迫る域であり、それでいて同アルバムほどきっちりと整理されたミキシングでないのが魅力。何しろポールが久々の凱旋公演で張り切るステージなのだから、これくらいのバランスにまとめられたステレオ・サウンドボード録音の方が演奏の勢いをリアルに感じられるというもの。もちろん意味のないカットや未収録といった取りこぼしもありません。それだけに再リリースのリクエストが以前から寄せられていたものでリリースが実現します。既に十分に高音質な音源であったことから単なる再発も可能だったのですが、あえて音源を見直したところ低音域の分離が悪く、そこを改善したイコライズを施しました。例えば「I Saw Her Standing There」のようなテンポが速くて激しい演奏で聞き比べると違いが解りやすいかと思います。今回のイコライズによって低域がスッキリと締まりました。これによって元々オフィシャル・レベルの音源がさらに聞きやすくなった上、なおかつCD一枚で収まる内容故の聞きやすさというのも大きなポイントでしょう。 (リマスター・メモ)★元々高音質ですが低音の分離が悪く、特にバスドラとベースのシンクロ音が混濁した印象なので、その部分を解消したことが一番のポイント。 中高域は微調整によりスネアとハイハットが鮮明になり、低音の調整によるバスドラとの相乗効果で、演奏全体が鮮明になっています。 Live at Kings Dock, Liverpool, UK 28th June 1990. Stereo SBD (76:56) 1. Intro. 2. Got To Get You Into My Life 3. We Got Married 4. The Long And Winding Road 5. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 6. Can’t Buy Me Love 7. Put It There 8. Things We Said Today 9. Eleanor Rigby 10. Back In The U.S.S.R. 11. I Saw Her Standing There 12. Coming Up 13. Let It Be 14. Strawberry Fields Forever/Help!/Give Peace A Chance 15. Hey Jude 16. Get Back 17. Golden Slumbers 18. Carry That Weight 19. The End STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Paul McCartney ポール・マッカートニー/Liverpool 1990 Remaster

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