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Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/London,UK 5.24.1975 Remastered

ZEP1975年のステージを捉えたサウンドボード録音の中でも間違いなくエバーグリーン的存在と呼べるのがアールズ・コートの5月24日公演。アナログ時代にはオーディエンス録音でマニア間に浸透し、CDで全長版サウンドボードへと昇格したインパクトがあまりにも大きかった。もっとも75年から豊富なサウンドボード録音が発掘された今、5月24日は「決めつけの名演」というよりも1977年ツアーにおける「DESTROYER」のような位置づけへと変わったように感じられます。つまり75年以降のZEPライブで生じる暴走や絶好調の域までは達してらず、かといって不調では(まったく!)ない。つまり安心して聞き込める75年サウンドボードの一つだと呼べるでしょう。そんな定番音源のベスト・バージョン「EARLS COURT 1975 4TH NIGHT」がリリースされたのは三年近く前のこと。さすがはエバーグリーンなサウンドボード・アルバム、Sold Outになって久しかったのですが、当然ながら再リリースの声が寄せられていた。そこで再リリースを…と思った矢先、ZEPライブ音源リマスターの第一人者であるdadgadが新たなオーバーホールを施した5月24日サウンドボード(以下”524”と称します)をネット上に公開してくれたのです。もちろん今回も大本はライブ映像ビデオのモノラル音声。この点は従来と変わらないのですが、今回の限定プレスCDリリースのお眼鏡に叶っただけのことはあり、三年前の「EARLS COURT 1975 4TH NIGHT」リマスターとはまた違った視点でのdadgadによる仕上がりが実に魅力的。何しろ元がモノラルのビデオ音声ですので、メリハリの足りない平坦な音質に聞こえてしまうことがある。それを可能な限り改善しようとしたのが今回dadgadの目指したリマスターだったのです。前回の「EARLS COURT 1975 4TH NIGHT」があくまでモノラルな範疇での改善に務めていたのだとすれば、今回はより踏み込んだ音の広がりを実現させました!よって前回のリリースが「スピーカー映え」する仕上がりだとすれば、今回のバージョンはズバリ「ヘッドフォン映え」する仕上がり。つまりモノラル音声というのは基本ヘッドフォンでの鑑賞に向いていない。例えば60年代アーティストのアルバムで当たり前だったモノラル・ミックスというのは、ヘッドフォンが普及する以前、あくまでスピーカーでの再生を前提としたものでした。こうしたモノラルの法則は524音源に関しても当てはまり、だからこそdadgadが今回のリマスターに挑戦したのでしょう。その音の広がりや重厚さは実に素晴らしい。となればヘッドフォンはもちろん、スピーカーから大音量で鳴らすといよいよ迫力満点。もはや音源本体のアップグレードが見込めるサウンドボードではないので、なおさら今回のリマスターの効果に驚かされます。 また本音源における旧来からの問題点に対する対処もdadgadならではのセンスを感じさせる仕上がり。何と言っても「Going To California」から始まる欠損部は今回もオーディエンス録音を補填しているのですが、その編集たるや「EARLS COURT 1975 4TH NIGHT」よりはるかになめらかで自然な仕上がり。さらに使用されているオーディエンス録音自体のナチュラルさがまた良い。もう一つは「Stairway To Heaven」前半における欠損パート(イントロのアルペジオ終了からボンゾが入るまで)に補填される音質が劣ったサウンドボードによる補填も違和感を最小限に留めているのが見事。そして今回のリリースに当たってさらに緻密な補正を加えたのですが、それが顕著なのはライブ終盤における曲間でdadgadが故意に施したいくつかの削除(マイクのノイズが入るところなど)を「EARLS COURT 1975 4TH NIGHT」から補填する形で元の状態へと復元させています。こうしてより聞きやすくなった新バージョンを前にすると、やはり524はどっしり腰の据わった「落ち着きパフォーマンス」が魅力だと再認識させられます。同じ75年でもMSGのような「不調から脱しました」感ではなく、あるいはロングビーチ二日目のようなしょっぱなから飛ばしまくるショーではない。かといってシアトルやLAのようなツアー終盤の自由さとも違う。特に524は前半で絵に書いたような堅実さが際立っており、これが数か月前のアメリカの時とはまるで違う印象を与えるのです。その要因の一つがアメリカ滞在時よりもペイジとボンゾが落ち着いたコンディションでステージに挑んでいる(笑)ということに疑いの余地はありません。それでいて面白いのが「The Song Remains The Same」で慎重さから解き放たれた様子がはっきり伝わって来るということ。これこそサウンドボードの面目躍如でしょう。その恩恵を受けて、アコースティック・パートの演奏がどれも素晴らしい出来栄えを示しているのがこの日の大きな魅力。アメリカでは回避していたアコースティック・パートをメンバー全員が大いに楽しんでいることは映像からも明らかですが、そこから75年型ZEPが本領をいよいよ発揮した「Trampled Underfoot」は最高。同曲で素晴らしい演奏を聞かせたという点においても「DESTROYER」と相通じるものがあるのではないでしょうか。そして「Moby Dick」では大阪929を彷彿とさせるドラム・マーチが登場するなど、いい意味で暴走しない演奏を安心して聞けるのがアールズ・コート524。この定番を聞いたことがないマニアはもちろん、モノラル感を活かした「EARLS COURT 1975 4TH NIGHT」をお持ちの方でも楽しめるdadgadによる新たなアプローチのバージョンです! ★リマスターメモ&dadgad「2019 Remaster」の検証 ★Going To California ~ That's The Way 冒頭のAUDソースのピッチは合ってる。他の部分は半音の20%弱高いので修正しました。★低音部分で特定の音に反応して聞き苦しくなっている部分を緩和。 通常部分では聴感上殆ど影響ない音域ですが、Kashmir後半部などで唸ってる音域です。★補填箇所はイコライズして音質を近づけましたが、近づいた程度です。★既発と比較して*音質はステレオ感を増幅させて重厚且つ抜けを良くした印象。*イントロが16秒程度長い。 *アンコール歓声が5分30秒程度短い。(補填処理済み)*終演後の歓声が1分30秒程度短い。(補填処理済み) Live at Earl's Court, London, UK 24th May 1975 SBD(REMASTERED) Disc 1 (58:27) 1. Introduction By Nicky Horne 2. Rock And Roll 3. Sick Again 4. Over The Hills And Far Away 5. In My Time Of Dying 6. The Song Remains The Same 7. The Rain Song 8. Kashmir Disc 2 (62:30) 1. MC 2. No Quarter 3. Tangerine 4. Going To California 5. That's The Way 6. Bron-Y-Aur Stomp / Black Mountain Rag 7. Trampled Underfoot / Gallows Pole Disc 3 (64:15) 1. MC 2. Moby Dick 3. Dazed And Confused Disc 4 (34:23) 1. MC ★0:08辺りの接触音を嫌って削除していたので補填。2. Stairway To Heaven ★12:32 - 18:18 補填 3. Whole Lotta Love / The Crunge / Sex Machine / Turn On Your Lovelight 4. Black Dog ★6:28 - 最後まで補填 SOUNDBOARD RECORDING

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/London,UK 5.24.1975 Remastered

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