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Jimmy Page,Robert Plant ジミー・ペイジ ロバート・プラント/Fukuoka 1996 Upgrade

これまで独自入手のオーディエンス録音によるペイジ・プラントのジャパン・ツアーからのリリースはツアー前半の武道館公演に偏っていましたが、今回は一気に飛んでツアー最終日となった2月20日の福岡公演を同時にリリースいたします。最終日ということもあり、このショーも1996年当時には多くのアイテムが生み出されたもの。あの「10DAYS」ボックスのように当時としては最高級なクオリティを誇ったものもあれば、「THE CELEBRATING TENTH DAY」のようなB級音質のタイトルなど、本当に多くのアイテムが生み出されたものです。それでもなお、今までリリースされたことのないオーディエンス録音の提供を受けてリリースされるのが今回のタイトル。今になって発掘されたその音源ですが、音質は実に素晴らしい。あの最高峰オーディエンス・アルバムと激賞された「10DAYS」の音源など、今聞くと確かに音像はかなりオンなバランスであった一方、ペイジのギターの音が大きすぎるきらいがあった。なおかつドンシャリな質感も否めない。その点、新たに今回提供されたオーディエンス録音は同じように迫力の音像を誇りつつも、それでいて演奏のバランスが非常に良い。そして音質自体も俄然ナチュラルであり、これを聞いてしまうと過去のアイテムはどれも古臭さを感じずにはいられないでしょう。またショーの冒頭二曲では周囲の観客がやたらと盛り上がっており、特にオープニングの「Babe I'm Gonna Leave You」ではそれが顕著です。その点は玉に瑕かと。それでもなお音質が非常に良いので十分に聞き込めますし、むしろ圧倒的なクリアネスとバランスの良さに長けた音質を前にすると、みるみる聞き込んでしまうのでは。武道館の頃にはプラントが日本人のリアクションに戸惑いを見せる場面もありましたが、大阪を経由してツアーが最終日ともなれば、その国民性やリアクションも把握したうえで、むしろ日本だからこそ可能な構成のセットリストが完成の域に達したのがこの日だったのです。その証拠として、この日は武道館の二日目以来となる「Babe I'm Gonna Leave You」からしっとりと幕を開けてみせました。そこから2曲目の定番だった「Bring It On Home」の代わりに「Ramble On」という斬新かつ、途中まで静かな雰囲気がつづく展開で始まっています。先の「Bring It〜」や「Wanton Song」といったリフが映える大技ナンバーに向かわず、むしろ静のパートの比重が大きい曲をオープニングで続けて演奏するという試みは、日本だからこそ実行に移せたのでしょう。つまり、日本なら静かな曲をやってもしっかり聞いてもらえる…そんな環境をペイジ・プラントも気づいたのではないでしょうか。こうした心境の変化を如実に表したのではと思えるのがショー前半に登場した「Wonderful One」。同じ位置にあった新曲「Yallah」がツアーを通して演奏され続けたのに対し、こちらは1995年のツアー開始当初に数回試されただけで姿を消していました。正直に言ってライブ映えする曲調だとはお世辞にも言えず、そこにビッグ・アーティストの新曲に冷淡なアメリカの観客からの受けの悪さが相まって演奏されなくなったという悲運の曲だったのです。ところが2月15日の大阪で突如復活を(そこで演奏する前にプラントが「新曲だよ、何てこった!」と皮肉交じりでおどけていました)遂げ、ここ福岡で再度演奏されたのでした。おまけに日本のオーケストラが加わったアレンジは盛り上がりを欠いた曲調を生まれ変わらせるに十分なもので、これもPPの二人が日本のポテンシャルを把握したからこそ投入されたレパートリーに思えてなりません。そして名古屋に続いて「The Song Remains The Same」と「The Rain Song」がZEP時代と同じくアルバム「HOUSES OF THE HOLY」の曲順で演奏されただけでなく、後者がアコースティックなアレンジで演奏されたことから、よりアルバムの雰囲気を忠実にステージで再現してくれた場面も注目に値します。ジャパン・ツアーの大きな成果は、日本の観客のマナーの良さ故にPPプロジェクトが当初「UNLEDDED」で押し進めていたアコースティックなアレンジのサウンドをステージ上でより前面に押し出すことが出来たことでしょう。その第一歩が「BUDOKAN 1996 4TH NIGHT」における「The Rain Song」で幕を開けた大胆なオープニングであり、それに気を良くしたことが以降のセットリストの大きな変化へとつながったのでしょう。今回提供されたオーディエンス録音のクオリティが非常に高いので、そうしたアコースティック偏重のサウンドの素晴らしさも余すことなく捉えられているのが素晴らしい。1996年当時は「ZEPの再現」的な方向に注目が集まりすぎて(無理もないことですが)しまい、またPPの二人が来日したというだけで熱狂した一方、時が経つごとに見過ごされてしまったジャパン・ツアーであることも否めません。それは1995年や96年の時点で二人が目指していたサウンドの方向性が伝わっていなかったことに他ならない。しかしジャパン・ツアーにおいてはステージを重ねるごとに王道ZEP路線が薄れ、当時の二人にとっては斬新な方向であったアコースティック主体のアレンジやオーケストラとの共演が映えるナンバーがセットリストの中心を占めるようになってきたのです。そして96年版PPライブ・サウンドの完成形、それがこの福岡公演だったのかもしれません。そして過去のアイテムにまったく引けを取らない抜群のクオリティなオーディエンス録音で今や20年以上前となったツアー最終日の名演を再現します! Live at Marine Messe, Fukuoka, Japan 20th February 1996 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (64:00) 1. Intro. 2. Babe I'm Gonna Leave You 3. Ramble On 4. Custard Pie 5. Heartbreaker 6. Wonderful One 7. The Song Remains The Same 8. The Rain Song 9. Band Introductions 10. Celebration Day 11. Hurdy Gurdy Solo 12. Gallows Pole 13. Since I've Been Loving You Disc 2 (65:20) 1. Whole Lotta Love 2. Egyptian Intro 3. In The Evening 4. Four Sticks 5. Kashmir 6. Black Dog 7. Rock And Roll

Jimmy Page,Robert Plant ジミー・ペイジ ロバート・プラント/Fukuoka 1996 Upgrade

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