30年以上の時を経ていよいよリマスター盤が発売されたキースのソロアルバム『Talk Is Cheap』。ミックの病気の為この夏のツアーを延期したストーンズですが、ミックの手術も無事成功しツアーの再開も待たれるところです。そんなストーンズも80年代には分裂の危機をウワサされたのは皆さんもご存じの事と思います。そんな中88年に発表されたのが、ストーンズファン待望のキースの初ソロアルバム『Talk Is Cheap』です。ちょうどCDとレコードの交代期でもあったためにCDではドクロのデザインがされた缶入りのアイテムなども発売されてたのをご記憶の方も多いのではないでしょうか。93年にリマスターされ限定発売されたのが、今回ご紹介するモービル盤『Talk Is Cheap』です。モービル盤の音質に関しては音圧が低めながらも低音の抜けが良いところが特徴のひとつであると思います。本作でも一曲目の『Big Enough』ではブーチィー・コリンズのベースにその特徴が現れています。この曲はバーニー・ウォーレルも参加してることもありP‐Funk色が強く、それがこのモービル盤の音の傾向に合致しているのかもしれません。キースとブーチィーの絡みに更にメイシオのブロウが・・・たまりませんね!五曲目におけるアル・グリーン節等々、キースのソロ作品は何れもソウルミュージックへの愛情が強く感じられますので、この音質にも是非耳を傾けていただきたいものです。TALK IS CHEAP: MFSL UDCD 557 Edition Mobile Fidelity Sound Lab 01. Big Enough 02. Take It So Hard 03. Struggle 04. I Could Have Stood You Up 05. Make No Mistake 06. You Don't Move Me 07. How I Wish 08. Rockawhile 09. Whip It Up 10. Locked Away 11. It Means a Lot