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Kiss キッス/RI,USA 1975

主役はKISS「1975年8月3日プロヴィデンス公演」でBLACK SABBATHの前座を務めた際のオーディエンス録音なのです。しかも、ただ単に同じ現場というだけでもない。本作を記録したのは、これまたダン・ランピンスキー。同じ会場・同じ現場で、連続録音された2作なのです。それだけに、本作のクオリティはSABBATH編と統一感たっぷりな上に同じように超絶級。ダイレクト感たっぷりの芯、超詳細なディテール、気品さえ宿した鳴り……「まるでサウンドボード」と呼ぶのはカンタンですが、それで済ませてしまうにはあまりも惜しい。SABBATH編では原音に決定的な接触不良がありましたが、前座のKISSではそのようなトラブルも起きなかった。あのマイク・ミラードと並び称されるランピンスキーによる“客録の美学”が結晶となった音世界が広がるのです。さらに、本作の凄味はサウンドだけではないから凄い。肝心要のショウも『ALIVE!』を生んだ“DRESSED TO KILL TOUR”なのです。ここで『ALIVE!』の録音日とも絡めてショウのポジションも押さえておきましょう。《3月19日『DRESSED TO KILL』発売》・3月19日-5月15日(32公演)・5月16日:デトロイト(ALIVE!収録日)・5月17日-6月20日(18公演)・6月21日:クリーヴランド(ALIVE!収録日)・6月22日-7月5日(7公演)・7月20日:ダベンポート(ALIVE!収録日) ・7月23日:ワイルドウッド(ALIVE!収録日)・8月2日-8月28日(13公演)←★ココ★《9月3日『DESTROYER』製作開始》《9月10日『ALIVE!』発売》 これが“DRESSED TO KILL TOUR”の全体像。『ALIVE!』は4回のショウから編集されているわけですが、本作のプロヴィデンス公演はそのすべてが終わった後。7月末に一週間ほど一息入れてコンディションを整え、最終盤の8月編を開始したばかりの2公演目にあたるコンサートなのです。それだけに歴史に名高いバンド・ポテンシャルが全開ながら疲れもなく、さらに大名盤をモノにした自信と手応えもたっぷり。『ALIVE!』に詰め込まれたエネルギーが前座公演の短い持ち時間に濃縮してブチかまされているわけです。まさに「本生100%のALIVE!」であるばかりか、さらに苛烈で濃ゆいライヴが炸裂し、それを奇跡のランピンスキー・サウンドで本生100%体験できてしまうのです。本作自体がKISSファンから「DRESSED TO KILL TOURの最高峰オーディエンス」と崇められてきた大名盤(現在ではヘッドライナー・セットの『LONG BEACH ARENA 1975』が頂点扱いですが、クオリティと濃密感の両立では本作の方が上)。そんな超名録音の正体は、BLACK SABBATHの最強録音の姉妹でもあった。両作を合わせる事でランピンスキーが居合わせた“1975年8月3日”が完全になるのです。KISS/SABBATHどちらのファンにとっても極めつけな頂点ライヴアルバムの超絶セット。 Live at Civic Center, Providence, RI, USA 3rd August 1975 PERFECT SOUND 1. Intro. 2. Deuce 3. Strutter 4. Hotter Than Hell 5. Firehouse 6. She 7. C'mon And Love Me 8. 100,000 Years 9. Drum Solo/Paul MC 10. Black Diamond 11. Cold Gin 12. Rock And Roll All Nite Paul Stanley - Guitar & Vocals Gene Simmons - Bass & Vocals Ace Frehley - Guitar Peter Criss - Drums & Vocals

Kiss キッス/RI,USA 1975

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