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Deep Purple ディープ・パープル/UK 1972

第二期DEEP PURPLEのライヴといえば、まずもってメンバーの高い演奏能力に由来するアドリブとインタープレイですが、「Wring That Neck」や「Mandrake Root」などのように1曲で25分近くある楽曲が続いた'70年から'71年にかけてのライヴは、インタープレイこそ壮絶なものの、初心者がいきなり聴 くには少々とっつきが悪い面もあります。それに対して「Highway Star」や「Space Truckin'」などの「MACHINE HEAD」収録曲を多く取り上げるようになる'72年初めのライヴは、充実したバンドのプレイと充分な長さの楽曲というバランスが適切で、初心者が入り口 とするにもちょうど良いライヴが楽しめます。本作「ELECTRIC GHOST」は、ライヴの素晴らしさと同時に演奏曲のバリエーションという面からも、多くのファンにオススメしたい一本です。「MACHINE HEAD」リリース直前に行われた1972年のヨーロッパツアーの合間、2月後半に3公演が行われたイギリスでのライヴより、2公演目に当たる2月20 日・ウォルヴァーハンプトン"シビック・ホール"公演を収録した音源は、かつて「WALVERHAMPTON 2.20.72」というタイトルでリリースされた当時から、マニアの間では同時期の定番としてよく知られたライヴです。本作「ELECTRIC GHOST」では、過去より存在するオーディエンス録音と同一系統のテイクながら、トレーダー間で流通する素材よりも明らかに上位と思われるマスターより、高い鮮度と正常なピッチで1時間32分に渡って収録しています(音の濁りもあまり気にならない点で、マスターの違いをご理解頂けるでしょう)。当時としては充分以上に優れた見通しと均整、ライヴ・テープらしい臨場感と安定した録音で再現されるサウンドは、聴き応えと聴き易さの両面で抜きん出たものがあり、同時期オーディエンス録音の決定的な一本として、聴き手に充実一途のPURPLEライヴを堪能させてくれます。録音がスタートして約1分ほどバンドのサウンド・チェックとチューニングが行われますが、ペイスがリズムを刻みロジャーやジョンがプレイし始めて 「Highway Star」の冒頭を迎えても、お構いなしになおチューニングし続けるリッチーがいきなりの聴き所。同曲におけるギターはアルバムヴァージョンをやや崩したようなパターンが耳を惹き、メロディアスになるソロは必聴。アーミングの連発になる後半も聴き応え満点です。しかしこの日のリッチーは(機材の調子から か)少々機嫌が悪かったようで、続く「Strange Kind Of Woman」でも、ギランが曲名をコールしたにもかかわらず、またしてもチューニングを続けます。しかしここでもソロの出来は優れており、ギランとのコール・アンド・レスポンスも含めてたっぷりと聴かせます(9分台におけるギランの絶叫も凄まじいです)。冒頭におけるキーボードの音色も鮮やかな「Child In Time」は17分ものロングプレイで、リッチーとジョンの繰り出すソロとインタープレイを思い切り楽しむことができます。特に後半部分の切れ味鋭いリッチーのアグレッシブなプレイは絶品と言うほか無く、緩急を効かせたプレイは何度聴いても圧倒されてしまいます。この頃からドラムソロをフィーチャーするようになった「Mule」に続き、この時点では新曲の「Lazy」と「Space Truckin'」がライヴのハイライトとして炸裂します。どちらもライヴ・アレンジの方向性そのものは出来上がっているようですが、後の来日公演などと比較すると洗練度はまだまだ、という印象。しかし初期バージョンならではの初々しさが新鮮さを漂わせており、特に「Lazy」におけるリッチーのメロディ アスなアドリブ・ソロは聴き応えがあります。17分間に及ぶ「Space Truckin'」でも、リッチーそしてジョンともにフリーフォームなパートがたっぷりと用意され、いよいよ成熟した第二期PURPLEもうひとつのピークを味わわせます。ヴォリューム奏法を用いたリッチーのソロも本作では見通しの良い音でパッケージされ、本作最高の聴き所を大いに盛り上げています。この日のアンコールは、8月の来日公演では演奏されなかった「Fireball」と、おなじみの「Lucille」の2曲(この「Fireball」で は公式映像の「MACHINE HEAD LIVE 1972」同様、演奏前にドラムセットのチェンジがあったと思われます)。疾走感ある「Fireball」に、ジョンの軽やかなエレピ・ソロもフィーチャーした「Lucille」はどちらも素晴らしい出来栄えで、ライヴを楽しさいっぱいに締めくくります。'72年前半のライヴ中でも特にバンドの状態が良くノリも優れたライヴは、同時期の公式ライヴ「MACHINE HEAD LIVE 1972」と比べても遜色ありません。本録音のようなクオリティの高いオーディエンス・ソースで残されたのは大変喜ばしい事。 Live at Civic Hall, Wolverhampton, UK 20th February 1972 TRULY AMAZING SOUND Disc 1 1. Highway Star 2. Strange Kind Of Woman 3. Child In Time 4. Mule/Drum Solo Disc 2 1. Lazy 2. Space Truckin' 3. Fireball 4. Lucille Ian Gillan - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Deep Purple ディープ・パープル/UK 1972

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