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Beatles ビートルズ/With the Beatles Sessions in Spectral Stereo

ビートルズのアルバムで演奏とボーカルが左右に分かれたバランスで録音されていたのは「WITH THE BEATLES」まで。それも決して悪くないと思うのですが、やはり古臭いステレオ感が否めない、あるいは癖があるという風に感じる人も少なからずおられます。この問題に着手しているのがネット界における第一人者のLord Reith。これまでにも彼はファースト・アルバムやシングル曲セッションなどのステレオ・イメージを改善する作品をネットから発表し、それを元に「PLEASE PLEASE ME SESSIONS: IN SPECTRAL STEREO」と「FROM ME TO YOU SESSION: IN SPECTRAL STEREO」がリリースされてまいりました。そうなれば次は「WITH THE BEATLES」でしょう。「FROM ME TO YOU SESSION~」リリース時にも触れたことですが、「WITH THE~」のセッション・テープというのは悲しいかな、たった一本しか現存していない。それが当時の方針だった。逆に「PLEASE PLEASE ME」であれほどセッション・テープが残っていたということは本当に奇跡的なことだったのです。こうした限られた状況をうまく生かし、今回もLord Reithが「YOU KNOW YOU SHOULD BE GLAD!」というタイトルにて「WITH THE~」期の音源のセンターミックス化やモノラルしか存在しない音源のステレオ化を敢行。アルバムの幕を開けるのは大ヒット・シングル「She Loves You」。この曲がまたセッション・テープが一切残っていないという悲惨な状況。そのせいで今も昔もモノラル・ミックスしか存在しない曲の一つとして有名です。それでも何とかステレオ化させようと、果ては1964年に録音し直したドイツ語バージョンのバッキングトラックを移植した偽ステレオ・バージョンが作られた時代まであったほど。そこでLord Reithが今回も最新テクノロジーを駆使して素晴らしいステレオ化を実現。ヘッドフォンで聞けば見事な仕上がりに驚かされることでしょう。しかし今回のリリースに当たっては、「YOU KNOW YOU SHOULD BE GLAD!」をそのまま使用するようなことはせず、内容の見直しを図りました。まず二曲目に収録されているシングルB面の「I’ll Get You」ですが、YouTube上にTomi McCartneyという名で自身のステレオ化を公開しているマニア制作(親切にも彼はYouTube音声だけでなくFLACファイルまで公開してくれています)のバージョンに差し替えています。結果から言うと、Lord Reithのそれを軽く上回る見事なステレオ化を実現させていたから。こちらもヘッドフォンで聞くと驚異的なステレオ感に驚かされること間違いなし。アルバム本体のセッションに関してのステレオ感はさすがLord Reith、今回も実に素晴らしい。特に「Devil In Her Heart」や「Please Mr. Postman」での見事なセパレートは圧巻。先にも言ったようにセッション・テープが極端に少ないアルバムではありますが、そんな中でアルバムのオープニングを飾った「It Won’t Be Wrong」は例外として完成前のトラックをスタジオのスピーカーから流した音をメンバーが個人的に録音した音源が存在しています。これをLord Reithが組み合わせることで初期ビートルズお得意のボーカルがダブルトラックになる前の、セッション段階が疑似体験できる仕上がりはお見事。しかし、それだけに留まらないのが今回のリリース。先のシングルトラックだけでなく、後から重ねられたボーカルトラックをLord Reithが抜き出してみせたバージョンも「YOU KNOW YOU SHOULD BE GLAD!」のボーナスに収録されています。そこで今回はそれら二種類のボーカル分離音源バージョンを使い、左右に分かれたステレオ・ボーカル化バージョンを独自に作り上げました。この仕上がりは非常にモダンで、言うなればベスト盤「1+」に用いられていたステレオ・ミックスの仕上がりを「It Won’t Be Wrong」で実現させたと例えればよいでしょうか。ジョージが歌う「Roll Over Beethoven」に関しては、今回Lord Reithが手拍子を付け加える前のバージョンを見事に再現しています。その音を完全に消し去ってみせたのは驚き。これも「YOU KNOW~」本体ではボーナス扱いとなっていた音源ですが、今回のリリースに当たってはセッションをより忠実に再現するという目的から本編へと配置換え。「Hold Me Tight」以降は9月12日に行われたレコーディングの模様で、これが「WITH THE BEATLES」制作時において、ただ一本だけ残されたセッション・テープなのです。面白いことにどちらの曲も過去に録音が試みられた実績があるだけに(それを実証してくれる音源が残っていないのが悔やまれます)アレンジが非常に完成している点が面白い。おかげでどちらの曲も少なめのテイクでマスターが完成していますが、特に「Hold Me Tight」のテイク23をポールがふざけて中断させると、エンジニアのノーマン・スミスがキレ気味に次のテイクをコールするのはマニアに有名な場面。懐かしのアンサパ時代からおなじみのセッション風景がセンターミックスで聞かれるというのも感慨深い。終盤には新時代の幕開けとなった「I Want To Hold Your Hand」関連の音源を収録。こちらはセッション・テープが残されているのですが、未だに「ANTHOLOGY」映像編で使われた断片でしか垣間見られないのはもどかしい。それでもLord Reithは同曲の手拍子を綺麗に消し去ったセッション段階バージョンを付け加えてくれたので、十分にセッション感が疑似体験できます。そしてボーナスには「Hold Me Tight」とジョージの「Don’t Bother Me」に加えられていたオーバーダビング音を分離させたバージョンを収録。特に後者で印象的だったクラヴェスの音が分離されたことで前面に押し出されたのは新鮮かと。ただしこれらの分離化音源ですが、今回よりも一足先にLord Reithがネット上で公開していたバージョンの方に差し替えて内容をより充実させるとともに、原型「YOU KNOW YOU SHOULD BE GLAD!」セッション・ドキュメントとしてまとまりのある内容へと仕上げました。何しろセッション音源が極端に少ない時期ですので(将来リリースが予想されるデラックス・エディションの際はどうするのでしょう?)、いつものセンターミックスだけでなく、限りある音源でこれほどまでにセッション段階を再現してみせた内容には世界中のマニアが驚かせるに十分。その上でリリースに当たって音源や編集の見直しを行いました。これはもう「IN SPECTRAL STEREO」シリーズにおける最高傑作だと断言します! THE BEATLES - WITH THE BEATLES: SESSIONS IN SPECTRAL STEREO(1CD) (77:50) 01 She Loves You (Edit of Unknown Takes) 02 I'll Get You (Edit of Unknown Takes) 03 You Really Got A Hold On Me (Edit of Takes 7, 10, 11) 04 Devil In Her Heart (Track 2 Take 6) 05 Money (Edit of Takes 6 and 7) 06 Please Mr Postman (Track 2 Take 9) 07 It Won't Be Long (Takes 17 and 21) 08 It Won't Be Long (Edit of Track 2 Takes 17 and 21) 09 Till There Was You (Take 8) 10 All My Loving (Track 2 Take 14) 11 Roll Over Beethoven (Edit of Takes 7, 8 Without Handclaps)  12 Roll Over Beethoven (Edit of Track 2 Take 7 and Edit Piece 8) 13 All I've Got To Do (Take 15) 14 Not A Second Time (Track 2 Take 9) 15 Hold Me Tight (Take 20) 16 Hold Me Tight (Take 21) 17 Hold Me Tight (Take 22) 18 Hold Me Tight (Take 23) 19 Hold Me Tight (Take 24) 20 Hold Me Tight (Track 2 Take 25) 21 Hold Me Tight (Track 2 Take 26) 22 Hold Me Tight (Track 2 Take 27) 23 Hold Me Tight (Track 2 Take 28) 24 Hold Me Tight (Track 2 Take 29) 25 Don't Bother Me (Take 10) 26 Don't Bother Me (Take 11) 27 Don't Bother Me (Take 12) 28 Don't Bother Me (Take 13) 29 Don't Bother Me (Track 2 Take 15) 30 Little Child (Take 21) 31 I Wanna Be Your Man (Track 2 Take 16) 32 Hold Me Tight (Edit of Track 2 Takes 26 and 29) 33 I Want To Hold Your Hand (Various Excerpts) 34 I Want To Hold Your Hand (Take 17 Without Handclaps) 35 This Boy (Take 17) -Bonus Tracks- 36 Hold Me Tight (Take 29 Isolated Overdubs #1) 37 Hold Me Tight (Take 29 Isolated Overdubs #2) 38 Don't Bother Me (Take 15 Isolated Overdubs) 

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