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Lord Reithによる驚異のセンターミックスによるセッション・ドキュメント「PLEASE PLEASE ME SESSIONS IN SPECTRAL STEREO」はマニア狂喜な内容であると同時に、非常に完成度の高い仕上がりであると断言できる傑作なのですが、一方でセッション音源という性質上、同じ曲を何度も演奏するという光景が続きます。私自身はこうしたセッション音源が大好きですし、それを聞くのはちっとも苦ではありません。むしろのめり込んでしまうほど。しかし、そうした性質上、ある種の敷居の高さがあるというのも事実でしょう。むしろマニアであっても、セッションをずっと聞き続けるのはちょっと…当然かと。それでもなお、今回のリリースの元になった「HEY ZUBE!」はセンターミックスの仕上がりがあまりにも見事で、作品としての完成度が高い。そこで考えついたアイディアがこちら。そこからファースト・アルバム「PLEASE PLEASE ME」収録テイクだけをまとめれば同アルバムのステレオ・センターミックス・バージョンが出来るのです。これならば完成バージョンだけで、なおかつ今回のステレオ・リミックスの素晴らしさを手軽に味わえるというもの。それにセッション段階の音源が存在しない「Anna」、「Boys」そして「Chains」といった楽曲のセンターミックスはこうした編集に打ってつけでしょう。ましてやこれらの曲でLord Reithが施したミックスの仕上がりが実に見事。予備知識なしで聞いたら、元々こうしたステレオ音像だったと信じ込んでしまうような完成度なのです。21世紀に入って音楽ソフトの性能向上によって、既に何度か「PLEASE PLEASE ME」のセンターミックス・バージョンがマニアによって作られてきました。今となっては懐かしのDr. EbbettsやMirror Spockによるバージョンなどがそれ。ところが、それらは当時のテクノロジーの限界ゆえ、確かにボーカルの定位がセンターに寄りはしたものの、右側の演奏まで真ん中に吸い寄せられてしまうという煮え切らない結果に終わってしまったのです。それだけならまだしも、間奏からボーカルが戻る時の「定位のゆれ」といった詰めの甘さまで散見されたほど。この点においても、今回Lord Reithが最新技術で作り上げたステレオのセンター感は過去のそれとまるで比べ物にならない完成度を示しているのです。そして「Love Me Do」に「P.S. I Love You」という二曲のモノラルしか現存しない二曲に関しても、ボーカルを中心として驚くほどのステレオ感を演出させてくれている。とはいっても、流石に元がモノラルです。これら二曲に関してはスピーカーよりもヘッドフォンで体感してもらうのが一番でしょう。この先オフィシャルでも実現することはないであろう、ビートルズのファースト・アルバム驚異の最新型センターミックス。「セッションで同じ曲ばかり聞かされるのは苦手…」というファンでもこれなら100％楽しめること間違いなし！(32:36) 1. I Saw Her Standing There 2. Misery 3. Anna (Go To Him) 4. Chains 5. Boys 6. Ask Me Why 7. Please Please Me 8. Love Me Do 9. P.S. I Love You 10. Baby It's You 11. Do You Want To Know A Secret 12. A Taste Of Honey 13. There's A Place 14. Twist And Shout

拡大表示	Beatles ビートルズ/Please Please Me 2019 Special Stereo Remix 2nd Edition 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる