カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

Peter Green Splinter Group,Cozy Powell ピーター・グリーン コージー・パウエル/Studio Rehearsals 1998 Upgrade

10年以上の沈黙を破り、1996年に再起を期したホワイト・ブルースの伝説ピーター・グリーン。彼が新たに結成したSPLINTER GROUPを記録した“コージー・テープ”。SPLINTER GROUPは再始動したピーターのバンドではありますが、ただのバックではありません。初期ソロシングル『Heavy Heart』『Beasts of Burden』にも参加したナイジェル・ワトソン(FLEETWOOD MACのマネージャーだったクリフォード・デイビスの義兄弟でもあります)を相棒に、英雄コージー・パウエルやニール・マーレイ、QUEENのサポートでも有名なスパイク・エドニーといった名手が一同に会したスーパーバンド。彼らは全員ピーターの復帰作『PETER GREEN SPLINTER GROUP』にも参加しているわけですが、本作はその初期セッションで録音されたリハーサル・アルバムなのです。しかも、そのクオリティは「超」が付く極上。数々の名作を生み出してきたコージーの遺品カセットからダイレクトにCD化されているのですが、あの伝説コレクションの中でも飛び抜けてハイ・クオリティなのです。コージー・テープでもリハーサル物はスタジオに置かれたカセット・デッキで録音されたようなものもあるのですが、本作は違う。厳密に言うとヴォーカルのみやや距離を感じなくもないのですが、楽器隊はステレオ・サウンドボード。それも完全オフィシャル級の超美麗なやつで、名手1人ひとりの1音1音が耳元に流れ込む。リハーサル・アルバムはとかく「スタジオに同席している」「目の前にメンバーが居る」という密室感があるものですが、本作はその次元を飛び越え、脳内にバンドが居座ったかのようなシンクロ感で迫るのです。そして、そんなサウンドで描かれるブルースがとにかく味わい深い。あくまでリハーサルですのでムードはリラックスしているのですが、それでも練習や音合わせといった感じではなく、すでに心身に馴染んだ歴史的な名曲群を心の趣くまま演奏している。ここで、そのセットも整理してみましょう。 オリジナル(3曲)・FLEETWOOD MAC:Black Magic Woman/Albatross・DESTINY ROAD:Indians カバー他(5曲)・It Takes Time(オーディス・ラッシュ)/Dark End Of The Street(ジェイムズ・カー)/From 4 'till Late(ロバート・ジョンソン)/Steady Rollin' Man(ロバート・ジョンソン)/The Stumble(フレディ・キング)・その他:Blues/Ain't Nobody ……と、このようになっています。カバー群はデビュー作『PETER GREEN SPLINTER GROUP』でも聴けたブルース・スタンダードですが、さらにFLEETWOOD MACの「Black Magic Woman」「Albatross」まで演奏してくれるのが嬉しい。「Indians」はナイジェルのペンによるオリジナルで、後の『DESTINY ROAD』に収録されただけでなく、初期のライヴでもレパートリーとなってきたナンバーです。そして、そんな名曲群を綴る演奏がとにかく素晴らしい。リハーサルの開始直後はスウィート・スポットを捜すような手探り感もあるのですが、1曲1曲と演奏を重ねる毎に熱気が醸成されていき、歌声も力強くなっていく。ピーターはホワイト・ブルースマンなら誰でも憧れる独特のトーンが蘇り、細やかなフレーズは繊細に、ロングは艶やに鳴る。そのバックを務めるSPLINTER GROUPも鉄壁。特に素晴らしいのは、やはりコージー。HRファンに絶大な人気を誇るパワーヒッターではありますが、彼の真価はむしろアンサンブルの呼吸感にある。他パートをよく聴いており、それぞれの見せ場や入りのタイミングにちょっとしたオカズを入れることでメンバーのやる気を掻き立てる。そうしたスタイルはRAINBOWやBLACK SABBATHといった構成のキッチリした様式美HRをドラマティックにしますが、ブルースだと“付き合いの良さ”・“人懐こさ”になる。しかも、コージーはSPLINTER GROUP参加にあたって代名詞のツーバスを封印してまでピーターの世界に順応。硬質な抜けの良い音やオカズの数々はコージー印ではあるのですが、ブルースの呼吸感が実に美味しいセッション・アルバムでもあるのです。思い返せば、コージーは常に英雄の復活を好んでいました。自動車事故から復帰したジェフ・ベック、独り立ちに挑んだリッチー・ブラックモアやマイケル・シェンカー、ビジネスのトラブルで解散状態に陥っていたWHITESNAKEやBLACK SABBATH、再起を賭けたEL&POWELL、フレディの悲劇から立ち直ろうとしていたブライアン・メイ……。コージーはそんな英雄達を側らで鼓舞し、第一線へと押し上げていった。そして、SPLINTER GROUPではホワイト・ブルースの伝説を甦らせた。本作は、そんな現場に立ち会える極上のスタジオ・アルバムなのです。もちろん、そんな諸事情をヌキにしても、本作はあまりにも素晴らしくリアルな音楽作品。デビュー作『PETER GREEN SPLINTER GROUP』のプロトタイプとして聴いても、FLEETWOOD MACナンバーまで盛り込んだ拡張版としても美味しい1枚です。90年代に甦った味わい深いホワイト・ブルースの“極み”。コージー・テープから今回、新たにデジタル化。(既発はイコライズで全体的に痩せた音質。今回盤は自然でふくよかなサウンド。) Taken from the original cassette tape (TDK D90) belonged to Cozy Powell STEREO SBD(from Original Masters) (48:26) 1. It Takes Time 2. Black Magic Woman 3. Indians 4. Dark End Of The Street 5. Blues 6. From 4 'till Late 7. Steady Rollin' Man 8. The Stumble 9. Ain't Nobody 10. Albatross Peter Green - Guitar, Vocal Cozy Powell - Drums Spike Edney - Keyboards Neil Murray - Bass Nigel Watson - Guitar, Vocal STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Peter Green Splinter Group,Cozy Powell ピーター・グリーン コージー・パウエル/Studio Rehearsals 1998 Upgrade

価格:

1,386円 (税込)

購入数:

在庫

在庫あり

返品期限・条件 返品についての詳細はこちら
この商品について問い合わせる

ページトップへ