カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/NY,USA 7.23.1978 Upgrade

ローリング・ストーンズ1978年のアメリカ・ツアー終盤、都合二回ほど行われたアナハイム・スタジアムでのショーは24日の公演がアナログLP「RETURN TO LIVER」を元にしたCDがちょうど10年前にリリースされた実績があった一方、23日公演に関しては1990年代に「THE BURNING OUT」というタイトルが唯一のリリースで、未だにそれ以外が存在しないという意外に恵まれない状況が何と20年以上も続いています。それでいて「THE BURNING OUT」(以下、既発盤と称します)はトレードカセットをベースとしていたせいでショー序盤におけるピッチの変動が酷という大きな欠点がありました。仮にピッチがコントロール可能プレイヤーで再生したとしても、聞きながら調整しなければならないのだから落ち着かないことこの上ない。そのせいで令和を迎えても新たなアイテムが一切しないままという状況の続いていた78年アナハイム初日ですが、今回ようやくアッパー版リリースが実現します。まず既発盤の致命的なショー前半におけるピッチの不安定さはもちろん、音源全体の狂ったピッチをしっかりとアジャストしてみせました。これだけでも既発盤とは比べ物にならないほど聞き込めるバージョンへ生まれ変わった訳です。よってコンセプト的には「ANTWERP 1973」と同様だと思っていただければ。この日の音源はスタジアムで敢行されたオーディエンス録音ですので、音像には距離感があるのですが、それでも翌日の「RETURN TO LIVER」よりは確実にオンな状態であり、なおかつステレオ録音であることから、それよりもとっつきやすい優良音源と言っていいと思います。音質もいい意味でのビンテージ・オーディエンス感とカセット録音ならではのアナログ感が合わさったナチュラルなもので、この点においても翌日よりも好ましく感じるマニアが多いかと。カセット録音ですので、確かにヒスノイズが漂っている状態でもあるのですが、それもまた嫌味のない質感。もしここに入っているヒスを消してしまうと、いかにもイコライズされたような仕上がりへと豹変し、何よりナチュラルな質感が失われてしまいます。よって音源本来の持つナチュラル感を活かし、過剰なイコライズ行為を避け、あくまで音源全体のバランスを整えるという方向性でまとめました。その仕上がりは実に聞きやすく、これまた翌日よりも聞き込めていいのでは?  先にも触れたように、今まで1アイテムしかリリースされた実績のない音源としてもマニアの間では知られていましたが、演奏内容は1970年代のストーンズらしいルーズさが全開。そもそもツアー終盤のアナハイム二公演と千秋楽のオークランド・コロシアムはどちらも巨大なスタジアムを使い、なおかつまだ日中の明るい時間からショーが開始されています。この時代は俄然夜型であったであろうストーンズにとって、昼間からのスタートかつ、夏の日差しが射すスタジアムでのステージとなれば、持ち前のルーズさに拍車がかかるであろうことは容易に想像できます。それに78年ツアーと言えばパンクを意識したミックを中心として奔放で暴走気味な演奏が持ち味でしたが、この日は先の理由に加え、ツアー終盤ということが重なって意外なほどまったりとした雰囲気で演奏しています。言い方を変えれば78年らしかぬ安定性が感じられる演奏とも呼べるかと。とはいってもそこは78年アメリカ。このツアーならではのストーンズらしさが炸裂するのが「Lies」。暴走気味の演奏がイントロから炸裂し、最後は全員がバラバラに終わってしまうという78年らしいルーズさが全開。ただ勢いだけで突っ走るような演奏は本当に魅力的。またストーンズをヒットチャートの最前線に連れ戻した「Miss You」が始まった時に起きた手拍子の細やかな臨場感はスタジアムでの録音ならではですし、本当にこの曲がヒットしていたのだという78年ならではの光景が伝わってくるのがイイ。その後もミックを中心として暴走気味な演奏が続き、今度は「Shattered」でミックによるキレッキレの絶叫が聞かれるのも78年らしい。ただし、その光景からすると、この日のミックを始めとしたストーンズの面々(リズム隊を除く)はドラッグよりもアルコールに酔っているかのような風情が伝わってきます。それが最初に垣間見られたのがキースの「Happy」。しょっぱなから彼は歌詞を間違えてしまい、このツアーでは恒例の放送禁止用語を呟きながら歌うほど。あるいは暑さにやられてしまったのでしょうか(この日の写真を見ると、珍しく上半身裸に近い衣装でステージに上がっています)次の曲が始まらず、妙な間が空いてしまう。そこでミックとロニーが場つなぎのつもりで語りだしたものの、彼らも酔いが回ってるのか、相当にグダグダ。ようやくキースが「Sweet Little Sixteen」のイントロを弾いたかと思えば、今度はミックがタイミングを見失ってしまい、マイク越しにやり直しを求めるもバンド全体が乗ってきてしまい時すでに遅し。仕方なく彼は途中から歌い出しますが、その調子もやけというより、むしろ酔っぱらっているかのよう。そしてラストの「Jumping Jack Flash」はこのツアー恒例のリプライズを含めて10分に及ぶ演奏となったのですが、これも途中から終わるタイミングを見失ってしまい、気が付いたら10分に及んでしまったという感じ。こんなところからもストーンズの酔いの回り具合が感じられて面白い。そして翌日はニッキー・ホプキンスとボビー・キーズが飛び入りしたことでも知られていますが、実はこの日もニッキーがステージに上がっており、何とメンバー紹介ではこのツアーのレギュラーであるイアン・マクレガンを差し置いてミックに紹介されるという(「ちょっと加わってもらっただけだけどね」という注釈付き)破格の扱い。確かに「Brown Sugar」では彼が弾くキーボードらしき音が鳴っています。マニアの間では音質だけでなく演奏面においても翌日より充実しているとの定評がありつつも、20年以上に渡って新たなアイテムが現れなかった78アナハイム初日。ほとんどの人にとっては今回のリリースで初めて耳にする音源も同然でしょう。最大の懸案だったピッチの狂いもすっかり解消され、ようやくこの日のショーをじっくりと聞き込めるマニア歓喜のタイトルが登場です。とにかくルーズな70年代ストーンズの魅力全開な一日、これは面白いですよ!Live at Anaheim Stadium, Anaheim, CA, USA 23rd July 1978 TRULY AMAZING SOUND Disc 1 (55:58) 1. Intro 2. Let It Rock 3. All Down the Line 4. Honky Tonk Women 5. Star Star 6. When the Whip Comes Down 7. Beast of Burden 8. Lies 9. Miss You 10. Just My Imagination Disc 2 (57:00) 1. Shattered 2. Respectable 3. Far Away Eyes 4. Love in Vain 5. Tumbling Dice 6. Happy 7. Sweet Little Sixteen 8. Brown Sugar 9. Jumping Jack Flash Mick Jagger : Vocals & Guitar Keith Richards : Guitar & Vocals Ron Wood : Guitar Bill Wyman : Bass Charlie Watts : Drums Ian McLagan : Keyboards Ian Stewart : Piano With Special Guests : Nicky Hopkins : Piano Bobby Keys : Saxophone on Miss You & Brown Sugar

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/NY,USA 7.23.1978 Upgrade

価格:

1,940円 (税込)

購入数:

在庫

在庫あり

返品期限・条件 返品についての詳細はこちら
この商品について問い合わせる

ページトップへ