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Paul McCartney,Wings ポール・マッカートニー ウイングス/Cold Cuts 1st Mix

この未発表曲集は最初に1981年のサード・バージョンがリチャードによるLPで流出したのち、78年頃のファースト・バージョンが「ANOTHER, EARLY VERSION」という名の下で現れました。ところが面白いことに「COLD CUTS」で最初にCD化されたのは81年バージョンではなく、78年バージョンだったのです。実のところ81年バージョンが先のLPから落としたものではなく、しっかりテープソースからCD化されるまでに10年近い歳月を要してしまいます。それがペグボーイ盤「COLD CUTS」だったという。よってCD黎明期には78年版があふれるという奇妙な現象が起きていたのですが、さすがにテープソースからCD化されていただけのことはあり、あのLP「ANOTHER, EARLY VERSION」バージョンよりははっきり音質が向上していたのです。ところがマニア界においてはリチャードが出した81年版の人気が絶大でしたので、せっかくのアッパー版も思ったほど評判を呼びませんでした。その原因の一つにはピッチの狂いが挙げられるでしょう。CD黎明期における切実な問題、それはLPと違ってピッチを変えられるCDプレイヤーが存在しなかったこと。よって1990年ごろにその問題を抱えたアイテムはいくら内容や音質が優れていてもリスニング上で大きなストレスを生み出してしまう。1991年ごろからカラオケ用などでピッチを変えられるCDプレイヤーが登場し始めますが、当時は本当に深刻な問題でした。そこで今回のリリースにおいては「Hot Hits Records」を名乗るレーベルからリリースされていた78年バージョンで狂っていたピッチをアジャスト。これだけでも俄然聞きやすくなりました。それに78年版はかなりのラフミックスな状態でして、冒頭の「Mama's Little Girl」を聞いただけでも80年版や81年版とはまるでミックスの状態が違うことを実感されるでしょう。明らかに音が整理されていない状態であって、だからこそポールや各メンバーのボーカルも生々しい。「My Carnival」などかなり生っぽくて、これぞラフミックスという状態な上に中途半端にフェイドアウト。そうしたラフミックスならではの生々しさがリリースされた時点では理解されませんでしたが、こうして正確なピッチで聞けば大いに楽しめるのでは。また78年の時点でのあくまで「仮枠」的な状態で編集されていますので、リンダの「Oriental Nightfish」、デニー・レインの「Send Me The Heart」といったポール以外のメンバーが歌う曲がフィーチャーされていたのが大きな特徴でしょう。後にリンダのアルバムのタイトルになった「Wild Prairie」はそこで聞かれたバージョンよりもはるかに長く、前半の牧歌的な雰囲気から一転してプログレ調で延々と続く全長版はいまだにここでしか聞かれないもの。そして元のカセット然としたナチュラルでふくよかな音質もピッチが正されたことで再評価されるべきであり、言うまでもなくLP版よりもずっと聞き心地の良い音質という点も大きな魅力。「COLD CUTS 2ND & 3RD MIX」と比べるとまるで別のアルバムですが、これが悲運の未発表曲集スタート地点の姿でもある。 (57:00) 1. Mama's Little Girl 2. I Would Only Smile 3. Tragedy 4. Night Out 5. Oriental Nightfish 6. Lunchbox-Odd Sox 7. My Carnival 8. Send Me The Heart 9. Hey Diddle 10. Wild Prairie 11. Tomorrow 12. Proud Mum 13. Proud Mum (Reprise) 14. Same Time Next Year 15. Did We Meet Somewhere Before?

Paul McCartney,Wings ポール・マッカートニー ウイングス/Cold Cuts 1st Mix

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