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Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/CA,USA 3.11.1975 2Source Version

マニアにとって毎週のお楽しみであるマイク・ミラードのオーディエンス録音マスターの公開、今回は遂にレッド・ツェッペリンの音源が登場です。その第一弾が1975年のロングビーチ初日というのも実に相応しいではありませんか。ZEPロングビーチ初日といえば、そのあまりの高音質ぶりから数え切れないほどのアイテムを生み出してきた極上オーディエンス。あの「エディ」と双璧をなすほどミラードが遺したZEPライブ音源の中でも際立ったクオリティの高さには、マニア・レベルでなくとも手を出してしまい、それをきっかけとしてZEPライブ音源収集にハマってしまったという方も少なくないのでは。いずれにせよミラードが捉えた75年ZEPのライブ音源はこれがベストであることに異論を唱える人はいないでしょう。そんな超有名ライブも21世紀を迎えるとEMPRESS VALLEYの「LONG BEACH CALIFORNICATION」によってサウンドボード録音が発掘されています。これで天下のミラード音源もお役目御免となってしまうのか…。ところがどっこい、それでも彼の音源の人気が落ちることはありませんでした。確かにサウンドボードは強烈なクリアネスで演奏のディテールを解き明かしてくれるのですが、PAアウトから収録された音源の宿命か、ライブならではの臨場感が乏しい。さらには演奏の勢いもスポイルされてしまう感が否めない。その点ミラード録音の方は1975年3月11日、ロングビーチ・アリーナの空気をたっぷりと吸い込んだ上で信じがたいほどにオンな音像と澄み切った鮮度が圧巻。結果としてこの録音の価値が失われることはありませんでした。どうしてここまで卓越したハイクオリティ録音が実現できたのか?ということを今回のマスターテープ公開に際してJEMSチームが解明してくれました。そもそもミラードがその高音質ぶりを実現させたAKG 451Eマイクにナカミチ550カセット・デッキというコンビネーションを導入したのが1975年だったという。彼はまず3月頭にフェイセズのLAフォーラムでのコンサートにてこの機材を試験投入。それが彼らの「L.A. FORUM 1975 MIKE MILLARD 1st GEN」CDで聞かれる録音だったのですが、それもこれも来るべきZEPの西海岸襲来へ備えてのことだったのです。機材のチェックを兼ねて参戦したコンサートがフェイセズだったとは。しかしそれだけに収まりません。ミラードは伝説の「車椅子仕込み」を思いつき、それを実行に移したのが何とロングビーチ初日だったのです。この件に関しては今回の公開に際して車椅子を調達してミラードとアリーナに向かったJim Rという人物の証言が盛り込まれており、ミラードの録音キャリアにおいて彼言うところの「車椅子時代の始まり」であったというのです。どうりで安定感抜群でなおかつ驚異的な音像が実現できた訳だ。おまけにジョンジーのベースラインも驚異的な粒立ちのクリアネスで捉えられている。このようにミラードにとっても記念碑的な録音であったからか、今回JEMSは最初にマスターをリマスターしたバージョンから公開するという、変則的な音源の登場となっています。その後で改めてマスターテープそのままの状態、いわば「フラット・トランスファー」のバージョンをアップロードさせました。この音源に関しては数年前にこれまたJEMSが公開した「LONG BEACH ARENA 1975: Mike Millard Unmarked 1st Gen Cassettes Transfer」をリリースし、なおかつ売り切れてしまった実績がありますが、それと今回のバージョンの音質の差は歴然。いわゆるロージェネレーションの類である「Unmarked 1st Gen」とマスターテープでもこれほどまでに音質の差が生まれていたのか…と当店スタッフは圧倒されました。あれほど高音質でナチュラルに感じられた「Unmarked 1st Gen」ですら、今回のバージョンを前にするとモコモコとしてこもり気味の音質に聞こえてしまう。中でも特筆すべきは「フラット・トランスファー」。繊細でナチュラルというカセット・オーディエンスの極みとでも呼びたくなる質感や聞き心地は本当に素晴らしい。ミラードは元々ドルビーのオンオフを使い分けてヒスノイズを強めてまで広域の伸びにこだわったテーパーです。そのありのままの状態が遂に楽しめるようになったのです。一方、最初に登場したリマスター版ですが、こちらの仕上がりも見事。ボンゾのドラムの音や曲間でプラントが発したMCのエッジなど、ヒスノイズまで抑えたが故の不自然さが少し見受けられるものの、むしろ初心者はこちらの方が楽しめると思います。特にJEMSがこのイコライズによってペイジのギターの音を前面に押し出したかったのは明らか。そして演奏がまた素晴らしい。マニアの間では翌日からシアトル二日目までが75年アメリカ・ツアーのピークとされがちですが、その前日であるこの日、ZEPが暴走し出す準備の整ったフットワークの軽い演奏こそ、この日の大きな魅力ではないか。特にリズム隊の足腰しなやかな演奏ぶりは翌日以降の暴走ぶりとはまた違った魅力があり、その最初の名演が「In My Time Of Dying」。元々ライブ演奏用にキーを下げた段階でスタジオ・バージョンにあった重厚な雰囲気の再現とは違ったアプローチを図っていたことは明白ですが、リズム隊二人の軽やかでしなやかな演奏ぶりとフロント二人のはっちゃけぶりがうまく溶け合っている。確かに翌日からシアトルまでの演奏はボルテージ高めなのですが、それがクドめに映ってしまうのも確か。実際に「Dazed And Confused」は翌日以降エスカレートの一途を辿る訳ですが、むしろ75年アメリカの定型パターンで収まっているこちらの演奏の方が聞き疲れしない魅力があり、それが今回のマスター音質によってさらに際立っている。また「Stairway To Heaven」になると今度はペイジが軽やかにフレーズを弾きまくっており、これもまた翌日以降とは違った魅力にあふれている。つまり75年アメリカ・ツアーの完成形がロングビーチ初日に出来上がり、それが翌日以降のエスカレートしたプレイにつながったのだといえるのでは。これまでにリリースされてきたロングビーチ初日アイテムを聞き倒してきたマニアにとっても、今回のマスターテープならではのアッパー感によって、その演奏の魅力に改めて気付かされるのではないでしょうか。そしてリマスターとフラット・トランスファーそれぞれのバージョンに魅力がある。ここから始まった伝説の車椅子録音を心ゆくまでお楽しみください。 Live at Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA 11th March 1975 ULTIMATE SOUND(2 Versions) Disc 1 (54:52) 1. Intro 2. Rock And Roll 3. Sick Again 4. Over The Hills And Far Away 5. In My Time Of Dying 6. The Song Remains The Same 7. The Rain Song 8. Kashmir Disc 2 (53:44)53:42 1. MC 2. No Quarter 3. Trampled Underfoot 4. Moby Dick Disc 3 (55:03)55:01 1. MC 2. Dazed And Confused 3. Stairway To Heaven 4. Whole Lotta Love 5. The Crunge 6. Black Dog FLAT TRANSFER Disc 4 (54:50)54:48 1. Intro 2. Rock And Roll 3. Sick Again 4. Over The Hills And Far Away 5. In My Time Of Dying 6. The Song Remains The Same 7. The Rain Song 8. Kashmir Disc 5 (53:43)53:41 1. MC 2. No Quarter 3. Trampled Underfoot 4. Moby Dick Disc 6 (55:02)55:00 1. MC 2. Dazed And Confused 3. Stairway To Heaven 4. Whole Lotta Love 5. The Crunge 6. Black Dog

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/CA,USA 3.11.1975 2Source Version

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