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Pink Floyd ピンク・フロイド/London,UK 1979 Upgrade

ピンク・フロイド1979年、アルバム『THE WALL』制作途上にあった2つのデモ音源がレーベル初登場!! 79年のロジャーが頭の中で幾度も積み上げては崩していた原石の輝きが最新リマスターで磨き抜かれ、公式盤越えの内容と音質で結実する2枚組が登場です!!洋楽を非公式音源で紐解いていると、或るアルバムや楽曲の制作途上の姿に出逢う驚きに時々巡り合います。その殆どは何らかの関係者から流出したデモ音源である訳ですが、そもそも公開される筈の無かった組み立て中の曲の姿を耳にする時の特別感と生々しい知の潤いは、なかなか他では味わえません。今から約20年前の2001年4月、当時立ち上がったばかりの驚天動地の流出デモ音源が登場した事がありました。アルバム『THE WALL』制作途上にあった時期に録音していた" プロトタイプ版 THE WALL "のデモ録音『WALL IN PROGRESS 1978-1979 』です。何故これが驚きの流出音源であったかと言えば、当時これは世界でも一握りのテーパーによって厳重に秘匿されたトレード不可の音源だった為です。現在では公式盤『THE WALL : IMMERSION BOX SET』の登場によってその内容が広く知られていますが、この公式盤の発売は2012年。045盤の登場はその11年も前だった訳ですから、それがどれほどショッキングな事件であったかお察し戴けるでしょう。現在『THE WALL』のデモ版は大きく分けて5つのバージョンが存在している事が判明していますが、今回当レーベルはその中から極めてその製作過程が判り易く重要度の高い2つのデモ、すなわちブリタニア・ロウ・スタジオで録音された最初期のバンドデモ版(※ 2タイプ現存するブリタニア版のうち、4月以前に録音された最初期版)と" Wall In Progress バージョン "のデモに注目し、それぞれに最新の2020年リマスターを施す事でこれら2つのデモが持つ重要性に改めてスポットを当てました。特に" Wall In Progress "に関しては公式盤『THE WALL : IMMERSION BOX SET』に収録された曲順がデモテープ本来の姿ではなく、未発表曲を含む幾つかの曲がバラバラに差し替えられていたのでこれを正し、テープ本来のオリジナル収録順にする事でデモ録音の純正度を上げています。更にそれぞれの次期にマッチした「Comfortably Numb」「Run Like Hell」のオリジナル・デモトラックも併録する事で資料性の高さも底上げし、あの驚愕盤Ayanami-045の音質・品質・純正度、そしてボリューム感を大幅に凌駕する決定的な後継タイトルを実現させたのです!!どちらのデモも最終形と同様に全体はシームレスに進行し、それでいて曲順と表現方法が大きく異なる構成は何度聴いても興味深いものですが、その音楽的な差異については実際にお聴きになって実感して戴くのが一番でしょう(※ どこがどう違っていると挙げたらキリが無いほどの差があります)。ただ、そうした成熟過程のプロセスがここまで手応え確かなサウンドで甦っている事実=2020年最新リマスターの効果は特筆すべきトピックです。元がステレオSBDとはいえ現代の音響技術で磨き抜かれた各楽曲の生々しい出音は殆どミラクルの域に達しており、カセットテープに記録された原石の放射力をまじまじと感じ取る事が出来るのです。例えばディスク1収録の" Early 1979 Demo "ではソース自体を一から精査し直し、79年初頭のブリタニア・ロウ・スタジオで録音されたカセット本来の原音力を維持しつつ音色の鮮やかさとパンチ力を大きく底上げしています。アルバム『THE WALL』は曲間の繋ぎシーンも含めて意味を持っていますが、曲と曲の繋ぎが少々ぎこちない箇所が残っているところにこの時期のデモ録音の意味と価値がある訳で、そうした初期衝動の熱っぽい挑戦と戸惑いが最もリアルに浮かび上がるリマスターとなっています。この時期(※ 79年初頭)にはまだオープニングとして存在していた「We'll Meet Again」のサウンド・コラージュも鮮やかさ極まるステレオ感で甦り、中~低音域の量感とタフさが更に惹き出された「Brick 1: Reminiscing」のパンチ力にも耳を奪われるなど、ディスク冒頭から鳥肌が立つこと請け合いのシーンが連続します。また「Don't Leave Me Now」で拡散する音色の残響と透明感、「Sexual Revolution」で実感出来る中音域の厚みと過去最良のストレートな出音も聴きどころでしょう。姿を変えて何度も登場する「Is There Anybody Out There?」もそれぞれの表現が際立つサウンドで甦りますが、特に(18)で登場する未整理な姿が驚くほど鮮烈な音色で甦っている点は要注目です。かなり完成形に近付いている「Hey You」も細かい音が埋もれず一音一音がクッキリと浮き上がる姿に本盤ならではのアドヴァンテージを感じて戴けるでしょう。「Comfortably Numb」の原型である「The Doctor」もギルモアの歌声の肉厚感、そしてギターの艶と鮮明度が向上して鮮やかな聴き心地が愉しめますが、その驚きは「Run Like Hell」で全開になり、ステレオサウンドの浮き上がりが抜群に良くなっている事に仰天される筈です。「Follow The Worms」もライドシンバルの鋭い波動がより美しく、行進を現すザクザクした通奏リズムが更に手応えあるサウンドになっています。「Trial By Puppet」ではプロフィット・サウンドの魅力が炸裂する公式盤超えの鮮やかさを誇りますし、「It's Never Too Late」のサラウンド感と音の伸び方もデモテープ本来の生々しい音像に胸ときめかれる方が続出するでしょう。「Comfortably Numb (Original Demo)」と「Run Like Hell (Original Demo)」も初期構想の姿が史上最強に麗しいサウンドで息衝いており、どちらもギルモアの指先のタッチが見える様な高解像サウンド。甘くロマンティックに囁かれるガイドボーカルはかつての「Green Is the Colour」を想起させ、70年代のフロイド・サウンドが80年代のそれへと眩しく変貌してゆく姿がこれ以上は無い透明感と音艶で音盤化されているのです。ディスク2は79年後期のデモを収録した" Late 1979 Demo "。公式盤『THE WALL : IMMERSION BOX SET』は元のデモ音源が未発表曲も含めてバラバラの状態、しかも幾つかのシーンが削除された不完全な姿で収録されていたため、これを伝説の045盤に使用した原ソースを活かす事でカットされた曲も全て収録し、曲の並びもデモカセット本来の姿を完全再現させたディスクです。またAyanami-045の使用ソースは元から状態の良いものでしたが、これを現代の音響技術で磨き込む事でサウンドの可能性を大幅に惹き出している点もトピックでしょう。当時は除去し切れていない微小なノイズやピッチの調整もほぼ一小節毎に見直しを図り、ステレオ収録されたSBDの音の波形を徹底的に整える事でレンジの拡大と質感の補強も狙いに含んだ完璧なリマスターが実現しています。導入部には初期版デモ(= ディスク1)には無い「The Show」が姿を現しますが、これの終曲部がエフェクト処理される様子やフェイドアウトする特徴的な姿が圧倒的な鮮やかさで届く事にまず大きな感銘を受けるでしょう。映画版同様に戦闘機と産声の効果音で始まる「The Thin Ice」もオーヴァーダブされたロジャーのボーカルが更に磨き込まれた事でデモカセットに記録された原音本来の威力が甦っています。「Another Brick In The Wall: Reminiscing」ではギターとシンセのソロに入る前にロジャーが叫ぶ様子が明瞭感を増し、中途半端にカットされる姿もその生々しさがひとしお。「Goodbye Blue Sky」も音の輪郭が更に明瞭感を増し、印象的な多重録音もその効果のひとつひとつが驚くほど鮮やかになっており、初期版デモからの楽曲の変容と最終形に到る過程が息を呑む姿で現れます。ちなみに中盤で一瞬だけ音が消えるシーンはマスターテープがそうなっているため本盤もありのままの姿を踏襲していますが、ただこれもリマスターによって全体の音質が向上していますのでその一瞬の音の喪失感=生々しさが一層際立っているのです。「Young Lust」ではイントロでピアノが挿入されながらもボーカル不在という未完成さが1ランク上の鋭い音像で登場、「One Of My Turns」も鮮烈なステレオ感と透明感がマスターカセット本来の威力を発揮していますので、右チャンネルで女性が呟く声が続くイメージ未整理な姿にますます魅了されるでしょう。またそこから「Don't Leave Me Now」「What Shall We Do Now?」の原型イメージがシームレスに流れる様子もその異質さが眩しさを増しています。歌詞が一部異なる「Backs To The Wall~Another Brick In The Wall: Drugs」及び、メロディが若干違う「Goodbye Cruel World」では低音域の量感が増した事でこれまで以上に彫りの深い音像が聴きモノですし、トラック(15)と(18)で登場する2タイプの「Is There Anybody Out There?」も音像の拡大感と中音域の量感が別物の聴き応えで甦っています。特に(18)では文言の違い、すなわち" Anybody "ではなく" Anyone "と歌っている様子や、後半で" Is There Anyone Out There "を繰り返す特徴的な姿が潤い最高のサウンドで出てきますので要注目でしょう。またアコースティック・ギターとシンセを中心にリビルドされた「Bring The Boys Back Home」も音色の質感の高まりに注目で、発展途上にあった歌詞と音楽が歩み寄る痕跡に改めて深い驚きを受けるに違いありません。「The Doctor」もイメージを固めてゆく途上で変化を付けた音作りと構想の巧みさが過去最良のサウンドで登場、ギター・ソロで効かせているファズの響きも更に一歩前に出た驚きの鮮やかさです。「Hey You」は歌詞が若干異なっていたり前後が入れ替わっている様子が一層澄んだ中~低音の抜けの良さで流れ、リプライズする「The Show」もその歌詞の異なりと中間部の展開の違いがリマスターで改善され一層確かな手応えで届きます。「Waiting For The Worms」も中~高音域の抜け具合いと左右への拡がりが大きく向上、ボーカルに掛けられたエフェクトの余韻やアジテーションが鋭さを増しています。更に「Stop」及び「Trial By Puppets」で通奏されるピアノも一音一音の粒立ちの高まりに注目で、曲の骨格と原音の色彩が更なる鮮やかで出ているのです。こうしたサウンドのアッパー感だけでも聴き所満載で全てを書き切れませんが、それ故にこのデモで聴く生々しい音楽的成熟のプロセスは公式盤超えの深い理解度で聴き手の知性を揺さぶってくれるでしょう。どちらのデモもこの時点なりに完成した構成ですが、これをまた解体してはリビルドしていた79年フロイドの道程を辿る時、本作は比類なき孤高の研究素材としてこの先も様々な驚きと発見に気付かせてくれるに違いありません。また今週はこうした試行錯誤を経て遂に完成した『THE WALL』伝説の80年ナッソー公演が、世界初登場となる" 2nd Gen VHS "を採用したマルチプロショットで鑑賞出来る『THE WALL LIVE IN NASSAU 1980 』も本作と同時リリースされます。その大幅に向上した高品質の画質で観る完成形も、これら2つのデモ録音を聴いた後に体験すると更にその興奮と理解が高まるでしょう。1979年を通して変容を重ねていた2つの輝きがデモカセット純正の姿で聴ける悦び、そしてそれが史上最強の高音質リマスターサウンドで聴ける驚き。The Wallのバンドデモ音源の79年最初期版と後期版をそれぞれ最良のソースより収録した2CDバージョン。公式盤『THE WALL: IMMERSION BOX SET』収録のオフィシャルソースはデモ音源がばらばらの状態で収録されていましたが、本盤は元のデモカセットテープの形を完全再現した決定版です! Recorded at Britannia Row Studios, London, UK 1979 STEREO SBD (UPGRADE) Disc 1(77:21) Early 1979 Demo 01 We'll Meet Again 02 Brick 1: Reminiscing 03 Thin Ice 04 Goodbye Blue Sky 05 Teacher, Teacher 06 Brick 2: Education 07 Empty Spaces 08 Young Lust 09 Mother 10 Don't Leave Me Now 11 Sexual Revolution 12 Brick 3: Drugs 13 Goodbye Cruel World 14 Is There Anybody Out There? 15 Vera 16 Is There Anybody Out There? 17 Bring The Boys Back Home 18 Is There Anybody Out There? 19 Hey You 20 The Doctor 21 Run Like Hell 22 Follow The Worms 23 Trial By Puppet (Prophet Synth Version) 24 It's Never Too Late 25 Instrumental Theme 26 Thin Ice (Reprise) 27 Comfortably Numb (Original Demo) 28 Run Like Hell (Original Demo) Disc 2 (79:45) Late 1979 Demo 01 The Show 02 The Thin Ice 03 Another Brick In The Wall: Reminiscing 04 Happiest Days 05 Another Brick In The Wall: Education 06 Mother 07 Goodbye Blue Sky 08 Empty Spaces 09 Young Lust 10 One Of My Turns 11 Don't Leave Me Now 12 Backs To The Wall 13 Another Brick In The Wall: Drugs 14 Goodbye Cruel World 15 Is There Anybody Out There? 16 Vera 17 Bring The Boys Back Home 18 Is There Anybody Out There? 19 The Doctor 20 Hey You 21 It's Never Too Late 22 The Show 23 Run Like Hell 24 Waiting For The Worms 25 Stop 26 Trial By Puppets (Piano Version) 27 Outside The Wall 28 The Doctor (Alternate Take)

Pink Floyd ピンク・フロイド/London,UK 1979 Upgrade

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