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Kiss キッス/Osaka,Japan 3.24.1977

KISSと日本が出逢った、運命の一夜。その一部始終を語り継いできた伝説のオリジナル録音がブラッシュアップ。 【伝説の初来日でも初対面の初日を記録した唯一無二の記録】その出逢いの夜とは「1977年3月24日:大阪厚生年金会館」公演。初来日でも唯一無二のショウを真空パックした伝説オーディエンス録音です。本作の最大の魅力は素晴らしいサウンドにあるのですが、それ以上に重要なのがショウのポジション。まずは、日程で伝説の初来日を振り返ってみましょう。・3月24日:大阪厚生年金会館 ←★本作★・3月25日:大阪厚生年金会館・3月26日:京都会館・3月28日:愛知県体育館・3月30日:福岡市九電記念体育館・4月1日:日本武道館・4月2日:日本武道館(昼夜2公演)←※TV放送・4月4日:日本武道館 以上、全9公演。彼らの初来日と言えば、終盤に設定された日本武道館4連続公演が象徴的で、特にTV放送プロショットが有名。しかし、本作の大阪公演はその真逆で、初来日でも初日のステージ。そう、その後の42年間で全66公演が実現した日本ライヴでもイの一番となる最初の1回だったのです。唯一無二なショウを記録した本作は、録音自体も唯一無二。本作の大元は、かつて『THE FIRST SHOW INJAPAN』として初登場したマスターなのですが、その後も新発掘は一切なし。あまりにもメモリアルなショウだけに録音が大量に残されていても不思議はないのですが、後にも先にもこの録音しかないのです。 【リアルで熱狂的なのに聞きやすい驚異のクリア・サウンド】まさに歴史的な唯一録音だけにクオリティはそれなり……かと思いきや、貴重度も度外視の素晴らしいサウンド! とにかく澄み切った空気感のド真ん中を骨太な芯が貫き、ディテールまでクッキリ・ハッキリ。サウンドボードと間違えるタイプというわけでもないのですが、かといってオーディエンス録音らしさは音色程度にしか感じられず、距離感もなければ、スカスカ感も皆無。ロック史には時たまマイク録音のラジオ放送があったりもしますが、本作はちょうどそんな感じ。鮮やかな聴き応えは客録というよりFM放送かのような極上サウンドなのです。その放送感に一役や買っているのは、不思議なほどに遠いオーディエンス・ノイズ。実のところ、初来日らしい大喝采や口笛も大量に吸い込んでいるのですが、それが骨太・肉厚な演奏音/歌声よりも遙かに遠く感じる。実際、ステージの音が一切なくなる曲間では相当凄まじい盛り上がりなのがよく分かるのですが、それでも間近な嬌声や絶叫がまったくない。遠く遠くの海原が荒れ狂っているような遠近感であり、時代のスペクタクルをリアルに感じつつも、聞き苦しさが微塵もないのです。しかも、本作はそんなクリア録音を細心・最新マスタリングで磨き込んだ最高峰更新版。もちろん、無闇矢鱈な音圧稼ぎなどはしておらず、オリジナル・マスターなればこその瑞々しい鳴りも最大限に保持している。その上で、高音から重低音までの各音域を整え、バランスを調整。腹に来る中低音の手応えもたっぷりとしたまま、高音のヌケも良くなった。貴重な記録としてだけでなく、シンプルに音楽作品としても心底浸りきれるサウンドに仕上げたのです。そんなクッキリ・サウンドで描かれるのは、初対面だからこそのフレッシュなフルショウ。前述のように、彼らの初来日は日本武道館のプロショットこそが基準ですので、比較しながらセットを整理してみましょう。・KISS(4曲):Firehouse/Cold Gin/Nothin' To Lose/Black Diamond・HOTTER THAN HELL(1曲): Let Me Go, Rock And Roll・DRESSED TO KILL(1曲):Rock And Roll All Nite・DESTROYER(5曲):Detroit Rock City/Do You Love Me?(★)/God Of Thunder/Shout It Out Loud(★)/Beth(★)・ROCK AND ROLL OVER(4曲):Take Me(★)/Ladies Room(★)/Makin' Love/ I Want You(★)※注:「★」印は日本武道館のTV放送プロショットでは聴けない曲。……と、このようになっています。本作は78分の1枚物ですが、これで完全収録。この日演奏された全15曲のうち、1/3以上の6曲が武道館プロショットでも聞けないレパートリーで「TakeMe」や「Ladies Room」など、世界的にも美味しい貴重ナンバーも楽しめます。しかし、それ以上なのが全編を貫く独特なムードとテンションでしょう。何しろ、ここは初来日でも初日。誰も彼もが初体験で、今では有名な仕掛けの1つひとつに新鮮な歓喜が沸き上がり、「待ってました!」ではなく「なんじゃこりゃあ!」の驚きが滲む。もちろん、それはKISS側にしても然り。それまでヨーロッパの経験はあるにしても、英語が全く通じないアジアは初めてでどんな反応が返ってくるか想像できない。当初は不安を振り切るような勢いだったのが、日本人の凄まじい熱狂に発奮して1曲1曲急速に興奮していく。本作は、そんな4人の心理が手に取る様に感じられるサウンドでもあるのです。この後の42年間で12度の来日が実現。彼らは全66回の日本公演を残しました。本作で楽しめるのは、その最初の1回なのです。数ある「KISSinJapan」でも最重要の一晩を記録した唯一無二の極上ライヴアルバム。その最高峰更新盤。記念すべきキッス初の日本公演。音質も素晴らしいです! Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka,*Japan *24th March 1977 PERFECT SOUND(from Original Masters) (78:20) 1. Intro 2. Opening 3. Detroit Rock City 4. Take Me 5. Let Me Go, Rock And Roll 6. Ladies' Room 7. Firehouse 8. Makin' Love 9. I Want You 10. Cold Gin 11. Guitar Solo 12. Do You Love Me? 13. Nothin' To Lose 14. God Of Thunder 15. Drum Solo 16. God Of Thunder (Reprise) 17. Rock And Roll All Nite 18. Shout It Out Loud 19. Beth 20. Black Diamond Paul Stanley - Guitar, Vocal Gene Simmons - Bass, Vocal Ace Frehley - Guitar Peter Criss - Drums, Vocal

Kiss キッス/Osaka,Japan 3.24.1977

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