巨星墜つ…ビル・エヴァンス、ポール・ブレイ、菊地雅章、ミシェル・ペトルチアーニ、マーク・コープランド、そしてキース・ジャレットほか、ピアノ・トリオの影にこの人あり!!生きるレジェンドといわれていたゲイリー・ピーコックが逝去。名匠マーシャル・ソラールとマックス・ローチとの究極のピアノ・トリオによる稀少なライヴが初登場!!ゲイリーが、ジャンゴ・ラインハルトらとの50年代からリー・コニッツ、ジョン・スコフィールドなどとの共演で知られるアルジェ出身のフランス人、フランス・ジャズ界の巨匠マーシャル・ソラールと、40年代のパーカー、マイルス、50年代のミンガスとのデビュー・レコードの設立、パーカー、バド、ガレスピー、ミンガスとの伝説のマッセイ・ホール、クリフォード・ブラウンとの双頭クインテット、70年代にはセシル・テイラー、シェップらフリー系との邂逅を重ね、その後も常に第一線でプログレッシヴな活躍を続け後進に多大な影響を与えた巨人マックス・ローチとのレジェンド・トリオで行った、1991年10月26日マーシャルの祖国フランスのパリで行ったライヴをレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンドボードにて完全収録したジャズ・ピアノ・トリオ・ファン歓喜のゲイリー追悼盤が入荷しました!!コンサートはいきなり3人の挨拶がわりのソロ・インプロビゼーションから始まる。まずローチが4分程のインパクト溢れるドラムで観客の耳目を引きつけ、続いてゲイリーがやはり4分程の実にクリエイティブな芸術的なインプロビゼーションを披露し、最後にマーシャルがペトルチアーニが影響を受けたといわれる力強いタッチで華麗なプレイを披露し、そこから「チュニジアの夜」に突入。さらに「オール・ザ・シングス・ユー・アー」「ダーン・ザット・ドリーム」「バップリシティ」「ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ」他のスタンダード中心のセットリストで素晴らしい演奏を繰り広げる。また曲間にはマックス、ゲイリーのソロ・インプロビゼーションを挟む粋な演出も秀逸。特にラスト手前でのマックスのほとんどハイハットだけのインプロビゼーションは強烈。演目がゲイリー、キース、ジャックのスタンダーズ・トリオと重なるが、メンバーが違うだけでアプローチ、演奏のすべてが全く違う。より硬質でより自由に、常人には信じられないような難解なアプローチも聴いている人にはそうと分からないようにサラッとプレイしてしまう卓越した技術と、スタンダードに対して考えられないような斬新な解釈など、まったくもって目から鱗の連続には参った!気分の赴くままに変幻自在なピアノを弾くマーシャル、ゲイリーとマックスもまた様々なスタイルを弾き分け、3者がテレパシーのように呼吸を合わせながら、その時々に音楽が持つ文脈を共有してみせる。時に抽象的、ダイナミックでありながら、繊細さや統制されたアンサンブルも聴こえるのは確固たるビジョンに基づいた演奏に沿いながら、そこに相応しいインプロビゼーションをしているからだろう。ジャズという音楽が持っているミステリアスな魅力をこれほど感じられる演奏はそうはありません!!! Live at Theatre des Champs - Elysees,Paris,France October.26.1991 EX - SBD 2020 Original Remaster 72 min 1. Drums Improvisation 2. Bass Improvisation 3. Piano Improvisation - A Night in Tunisia 4. What is This Thing Called Love ? 5. All the Things You Are 6. Darn That Dream 7. Drums Improvisation 8. Bass and Drums Improvisation 9. Boplicity 10. Parisian Thoroughfare 11. Drums Improvisation 12. Here's That Rainy Day Martial Solal - Piano Gary Peacock - Bass Max Roach - Drums