1972年6月27日のロング・ビーチ公演を、良質なモノラル・オーディエンス録音で2時間28分に渡って収録。この日のオーディエンス録音と言えば90年代にCDリリースされた「Wild Beach Party」(LED NOTE)にメインで収録されたモノラル・ソースをはじめ、ごく近年になりトータル100分程の収録時間ながら高音質ステレオ録音でネット上にアップされた「How The West Was, Too!」が有名ですが、欠落の多いそれら既発に比べ、音質は劣るもののライブ開始前の歓声部分から最後まで長時間収録されていることで、この「ソース2」はマニアには無視できないヴァージョンと言えるでしょう。例えば冒頭のDrone(Intro)は2分35秒収録、Immigrant Songもノーカットで頭から収録されるなど、既発の別ソースでは未収録部分を堪能できるのがポイントです。冒頭はダンゴ調に聴こえますが、音が落ち着いてから、例えばOver The Hills And Far Away以降は、かなり「聴ける」音でライヴを楽しめます。Since I've Been Loving Youより先のサウンドは、なかなか大したものです。一部、カットやノイズが散見される部分もありますが(Dazed And Confused等は曲中で何か所も切れます。)、ジェネの低さ・未加工な音の素晴らしさは一聴して判りますので、マニアにはご、納得頂ける、優良ソースのひとつと断じて良いのではないでしょうか。ネットではなく、海外の有力なマニアからの提供を受けた秘蔵マスターを使用。ネット上では以前は流通してませんでしたが、アングラのリアルトレードではLED NOTE盤のモノラルソースに次ぐ「ソース2」として流通していたもので、そのLED NOTE盤のDazed And ConfusedやRock And Rollにも使用されていたソースの全長版。ここではマスターそのものを楽しんで頂くために、音の加工は一切行いませんでした。最後のWhole Lotta Loveからは電池切れのせいか、元はピッチも高めで同時に音が劣化してしまうのが残念ですが、それ以外は、安定したサウンドで楽しめますので、試聴には何の問題もありません(この後半2曲は今回のCD化に際し、ピッチは補整しました。28分も収録しているWhole Lotta Loveですが、元からラストがカットアウト)。公式ライヴ盤「HOW THE WEST WAS WON」でも聴ける、絶頂期ライヴの最長版「セカンドソース」を是非、コレクションに加えて下さい。 Long Beach Arena, Long Beach, CA. USA 27th June 1972 Disc 1(71:22) 1. Intro 2. Immigrant Song 3. Heartbreaker 4. Black Dog 5. Over The Hills And Far Away 6. Since I've Been Loving You 7. Stairway To Heaven 8. Going To California 9. That's The Way 10. Tangerine 11. Bron-Yr-Aur Stomp Disc 2(77:48) 1. Dazed And Confused 2. What Is and What Should Never Be 3. Dancing Days 4. Moby Dick 5. Whole Lotta Love 6. Rock And Roll