1981年7月にシークレット・ギグとしてニューヨークのサヴォイ・シアターに出演したライブよりその初日となる17日のライブを24ビット・デジタル・リマスター処理を施したハイグレード音源を初めて収録した大傑作盤が特典盤(2枚組)が付いて登場しました。ニューヨークでのシークレットギグと言えば、その2日目を不完全ながらサウンドボード音源で収録したレジェンダリー・レーベルの「サヴォイ1981」が有名ですが、初日のライブ音源は約13年ほど前に個人製作盤がリリースされていましたが、やはり時代なのか全編においてヒスノイズが著しく生じる音源で今となってはBランクに値してしまいます。演奏自体は素晴らしいのにそこが改善されれば・・・との声がネット上で上がっていました。そんな中、当店で取り扱っていますマイルスのデフィニィティブ・シリーズの音源を提供して頂いてる海外有名マイルス・マニア(コードネーム:plaz)がヒス・ノイズを軽減し、更にホール特有の残響音を抑え、左右のバランス補正までをも施した24ビット・デジタル・リマスター音源を初めて用いて制作されましたのが本盤となります。彼のデータによると、Marantz PMD360で録音されたマスター・カセットテープをTascam CDRW-700を使いデジタル・トランスファーしたデジタル音源をマックのPro Toolsにてリマスターしています。それによってこのようなパンチの効いたクリアーな骨太サウンドに仕上がりました。初日、17日のライブにはデイブ・リーブマンとムトゥーメが参加してないとの話もありますが、ドイツの有名マイルス・サイト「Kind Of Blue」には参加していると掲載されていますし、plaz自身もふたりが参加していると明記しています。実際、ビル・エヴァンスとは異なるソプラノ・サックスや後半にはコンガのソロ・パートも確認出来ます。オーディエンス録音でありながら当日のライブをリアルに味わえる衝撃の音源が初降臨しました。 ライブ・アット・サヴォイ・シアター、ニューヨーク 07/17/1981 Disc 1 1.Warming Up 2.Back Seat Betty 3.My Man's Gone Now Disc 2 1.Kix 2.Aida マイルス・デイビス(tpt) ビル・エヴァンス(ss, ts, fl, el-p) デイブ・リーブマン(ss) マイク・スターン(g) マーカス・ミラー(b) アル・フォスター(dr) ミノ・シネロ(perc) ムトゥーメ(cga)