ローウェル・ジョージ存命中に実現した奇跡の初来日。その現場を伝えるサウンドボード・アルバムが新発掘。そんな本作に封じられているのは「1978年7月4日:東京厚生年金会館」公演。その超極上ステレオ・サウンドボード録音です。LITTLE FEATの初来日と言えば、ラジオ放送のFMサウンドボードも大定番ですが、本作はまったくの別公演。その事情を確認するためにも、まずは伝説の初来日スケジュールを振り返ってみましょう。・7月1日:名古屋市公会堂 ←※FM放送&『NAGOYA 1978』・7月4日:東京厚生年金会館 ←★本作★・7月5日:中野サンプラザ・7月6日:大阪フェスティバルホール ・7月7日:中野サンプラザ・7月8日:中野サンプラザ ←※FM放送『TOKYO 1978 FINAL NIGHT』 以上、全6公演。FM放送は初日の名古屋と最終日の中野サンプラザが知られてきましたが、本作の東京厚生年金会館はそのどちらでもなく2公演目にあたります。43年ぶりにサウンドボードが新発掘というのも衝撃的ですが、そのクオリティにもびっくり。いかにも流出物らしい卓直結感は『WAITING FOR COLUMBUS』とは趣が異なり、ややラフなミックスも極めて生々しい。その意味では「完全オフィシャル級」と呼ぶタイプではないのかも知れませんが、それがむしろ美点。後から作り込んだ演出やあざとさがまるでなく、6人の生演奏が見事にセパレートしたまま脳みそに流し込まれる。曲間でも猛烈に遠く小さい歓声などライヴ会場の疑似体験感は望むべくもありませんが、その代わり演奏とのシンクロ感派絶大。頭蓋そのものがPAシステムの一部になったような一体感に没入できるのです。しかも、マスター鮮度も素晴らしい。70年代的なヴィンテージ感を漂わせつつも、それはダビング痕や経年劣化という意味ではない。あくまでもアナログな暖かいさでありつつ、ナチュラルで瑞々しい。これほどのマスターが40年以上も人知れず眠り続けていた……その事実自体に震撼する新発掘なのです。そんなサウンドで描かれるのは、「日本発のWAITING FOR COLUMBUS」とも言えるフルショウ。お馴染みの日本公演FMサウンドボード『TOKYO 1978 FINAL NIGHT』もありますが、ここでは『WAITING FOR COLUMBUS』のオリジナル盤と比較しながらセットを整理してみましょう。SAILIN' SHOES・A Apolitical Blues/Tripe Face Boogie/Willin' DIXIE CHICKEN・Fat Man In The Bathtub/Dixie Chicken FEATS DON'T FAIL ME NOW・Skin It Back(★)/Rock and Roll Doctor(★)/Oh Atlanta/Feats Don't Fail Me Now THE LAST RECORD ALBUM・Day Or Night/All That You Dream TIME LOVES A HERO・Time Loves a Hero/ Day at the Dog Races(★)/Old Folks Boogie/Rocket in My Pocket その他・Don't Bogart That Joint ※注:「★」印は公式『WAITING FOR COLUMBUS(オリジナル盤)』では聴けない曲。……と、このようになっています。2002年にはアウトテイク10曲も増量した『WAITING FOR COLUMBUS』の拡張デラックス・エディションもリリースされましたが、上記はあくまでオリジナル盤との比較です。基本は『WAITING FOR COLUMBUS』に準じつつ、そこでも聴けない3曲「Skin It Back」「Rock and Roll Doctor」「Day at the Dog Races」も美味しい。実は最終日の『TOKYO 1978 FINAL NIGHT』とも異なっており、そこでは聴けない「A Apolitical Blues」が披露されている。もっと言えば「Day At The Dog Races」「Feats Don't Fail Me Now」でゲスト参加している日本の某シンガーソングライターA.Y.女史も最終日では聴けなかったポイント。特にアンコールの「Feats Don't Fail Me Now」では「サア、ドウゾ」と彼女を呼ぶ日本語MCや歌声もサウンドボードで楽しめるのです。大定番のFM音源とも異なる衝撃のフル・サウンドボード。43年の時空を超えて実現した奇跡の新発掘です。ローウェル・ジョージが日本に残してくれた大熱演と完全シンクロできる脳みそド直結サウンド。「1978年7月4日:東京厚生年金会館」公演の超極上ステレオ・サウンドボード録音。43年ぶりにサウンドボードが新発掘されたサウンドボードで、いかにも流出物らしい卓直結感が極めて生々しく、6人の生演奏が脳みそに流し込まれる。演奏とのシンクロ感派絶大で、頭蓋そのものがPAシステムの一部になったような没入感です。ショウは『WAITING FOR COLUMBUS』でも聴けない「Skin It Back」「Rock and Roll Doctor」「Day at the Dog Races」も美味しく、日本の某シンガーソングライターA.Y.女史との共演も楽しめる。まさに衝撃のサウンドボード・アルバムです。 Live at Shinjuku Koseinenkin Kaikan, Tokyo, Japan 4th July 1978 STEREO SBD(from Original Masters) Disc 1 (52:40) 1. Intro. 2. Skin It Back 3. Fat Man In The Bathtub 4. Rock and Roll Doctor 5. Time Loves A Hero 6. Day Or Night 7. Oh Atlanta 8. A Apolitical Blues 9. Day At The Dog Races Disc 2 (49:00) 1. All That You Dream 2. Old Folks Boogie 3. Dixie Chicken 4. Tripe Face Boogie 5. Willin' 6. Band Introductions 7. Don't Bogart That Joint / Willin' 8. Feats Don't Fail Me Now 9. Rocket In My Pocket STEREO SOUNDBOARD RECORDING Lowell George - Guitar & Vocal Paul Barrere - Guitar Kenny Gradney - Bass Sam Clayton - Percussion Bill Payne - Keyboards Ritchie Hayward - Drums