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Ronettes,Phil Spector ロネッツ フィル・スペクター/ビー・マイ・ベイビー セッション Be My Baby Sessions

先月81歳で獄中死を遂げたフィル・スペクター。色々な伝説を残した個性的な人物であったと同時に、1960年代の音楽界を代表する偉大なプロデューサーであったことに異論はないでしょう。彼の代表曲であり、60年代前半を代表するポップソングの一つでもあったのがロネッツによって歌われた「Be My Baby」。あの印象的なイントロやコーラスワークの素晴らしさは今も色褪せていない。幸いにもこの名曲のセッション風景を捉えた音源が存在します。今から15年ほど前にスペクターがハリウッドのゴールド・スター・スタジオで行っていた60年代のセッション音源が大量に流出。そうした音源が残されていたことに世界中のマニアが驚かされましたが、それがCD五枚分にも及ぶボリュームであったことにも驚かされたものでした。とはいえ、さすがにこのボリュームはマニアックかつコアな内容であることが否めず、多くの音楽ファンにとって一番興味が沸くパートは当然「Be My Baby」のセッション風景ではないでしょうか。そこで今回はゴールド・スターでのセッション音源から同曲をレコーディング(この時点では「My One and Only Baby」という仮題が付いています)する場面だけを抜粋。出回っている音源は既にセッションが進行したテイク14から収録。ハル・ブレインのドラム、スティーブ・ダグラスのサックスといった職人ミュージシャン集団「レッキングクルー」がスペクターの要求に応えながらテイクを重ねます。なかなか完奏のテイクが現れませんが、これこそスペクター流セッションの典型的な場面。とはいえ執拗にテイクが繰り返させられれば苛立たないはずはなく、テイク17の前ではブレインがカウントを妨げる他のミュージシャンに向かって「黙れ!」と一喝する場面が捉えられているのも貴重では。まずテイク19が初めて完奏テイクが生まれますが、結局テイク25がマスターに。注目すべきは、このテイクに手拍子やバックコーラスを被せる場面になると音声がモノラルからステレオに変わることでしょう。スペクターはモノ偏重でしたので、このステレオは非常に貴重です。さらにリードボーカルを取ったロネッツのロニー・スペクターがバックコーラスのレコーディングにも加わっていたことが解るのも貴重。このテイク25、音源が登場した段階から先にコーラスのオーバーダビング風景が先に登場し、次にモノラルに戻ってダビング前の演奏本体が聞かれるという収録順となっています。実際の順序は逆だと思われますが、今回も元の収録状態を尊重。いずれにせよテイク25は飛びぬけた完成度の高さを誇り、なるほどマスターに採用されたのも納得でした。驚いたことにその後キーを少し下げてレコーディングが続行されますが、これは悪戦苦闘の挙句、あえなく没に。そして今度はテイク25にロニー・スペクターのリードボーカルを被せたバージョンが登場。こちらにはバックコーラスや手拍子、さらに間奏のストリングスがなく、演奏と彼女の歌だけを聞けるラフな状態が生々しくて鳥肌モノ。最後はテイク25にすべてのボーカルパートが加えられた状態でありながら、それでいてストリングスがなくフェイドアウトしないバージョンで締めくくり。「Be My Baby」のメイキングというだけでなく、60年代ポップ・ミュージックの歴史が作られる場面を捉えた、これぞ貴重なドキュメントを最高の音質で。 Gold Star Studios, Hollywood, Los Angeles, CA, USA 5th July 1963 (30:23) 1. My One and Only Baby (working title of Be My Baby) take 14, 15, 16 2. My One and Only Baby take 18, 19, 20 3. My One and Only Baby take 21, 22, 23, 24 (w/back up vocals) 4. My One and Only Baby take 25 (w/ back up vocals)(repeat from above) 5. My One and Only Baby take 26, 27, 28, 29, 30, 31, 32, 33, 34 (w/lead vocal) 6. My One and Only Baby Unknown take (w/ lead vocal+back up vocals) Phil Spector - producer Ronnie Spector - lead and backing vocals Louis Blackburn - trombone Hal Blaine - drums Frank Capp - percussion Al De Lory - keyboards Steve Douglas - saxophone Ellie Greenwich - backing vocals Carol Kaye - bass Darlene Love - backing vocals Fanita James - backing vocals Jay Migliori - saxophone Gracia Nitzsche - backing vocals Bill Pitman - guitar Ray Pohlman - bass guitar Don Randi - piano Bobby Sheen - backing vocals Tommy Tedesco - guitar Nino Tempo - backing vocals

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