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Rick Wakeman リック・ウェイクマン/CA,USA 1975 Mike Millard Master Tapes

ソロの文芸三部作でYESさえ凌駕する大成功を収め、シンフォニック・ロックの旗手として君臨していた1975年のリック・ウェイクマン。彼のソロ・キャリア最大規模となったツアー現場を伝えてくれる超・極上ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1975年11月11日アナハイム公演」。伝説名手マイク・ミラードのマスター・テープによる超絶級オーディエンス録音です。1975年と言えば、公式映像『JOURNEY TO THE CENTRE OF THE EARTH』やKing Biscuit Flower Hourの発掘ライヴアルバム『RICK WAKEMAN IN CONCERT』が残され、伝説的なソロ初来日が実現した年でもある。その辺の事情を整理する意味でも、まずは当時のスケジュールから振り返ってみましょう。・1月16日-24日:日本(7公演)・2月4日-13日+3月15日:オセアニア(4公演)←※公式映像《3月27日『アーサー王と円卓の騎士たち』発売》・5月31日+6月1日:ロンドン(2公演) ・10月3日-12月1日:北米(37公演)←★ココ★・12月18日-21日:南米(4公演) これが1975年のリック・ウェイクマン。実のところ、当時の資料には曖昧な点も多く、上記はあくまでも参考。公演数などのディテールは不確実……と言いますか、正直信じないでください。とは言え、大まかな流れは分かる。映像版『JOURNEY TO THE CENTRE OF THE EARTH』は来日直後のメルボルン公演だったわけですが、本作のアナハイム公演は3rdアルバム『アーサー王と円卓の騎士たち』の発売後の全米ツアー。「北米」レッグ27公演目にあたる。また、KBFHの『IN CONCERT』も「北米」レッグの記録であり、本作の約一週間前のサンフランシスコ公演(11月2日)でした。そんなショウで記録された本作は、開眼したミラード・マジックが全開の超・極上サウンド。すでに何度か触れていますが、1975年はミラードにとってターニング・ポイントとなった年。前半期には「Shureマイク+ソニーTC-152SD」を使用していましたが、半ばに「AKGマイク+Nakamichi 550」を導入。もはや神話となっている車椅子録音も始めて一気にサウンド・クオリティが向上。全世界に「ミラード」の名を轟かせる事になるテクニックが確立したのです。ちなみに先代機「TC-152SD」を使用した最後の録音は1975年2月のJETHRO TULLと言われています。また、本作の極上サウンドを成し得たのは機材だけが要因ではありません。現場となった“アナハイム・コンヴェンション・センター”はミラードの主戦場とは言えないわけですが、幸運にも前年のデヴィッド・ボウイ『ANAHEIM 1974』で攻略済みだった。ボウイの時は会場の反響を見切るのに四苦八苦したそうですが(そうは聞こえないところがまた凄いのですが)、リックの際にはばっちり織り込み済み。しかも、リックの機材はYESの時と同じだったらしく(実際には分かりませんが、ミラードはそう感じたそうです)、熱心なYESファンであるミラードには出音のクセも完璧に把握できたのです。先ほどから「音の形容」ではなく、録音の経緯ばかりで恐縮ですが、早い話がそれらの逸話を音が証明している。これまでのミラード作品をご存じの方なら「凄そうだ」と思っていただけると思いますが、その想像通りのサウンドがスピーカーから吹き出すのです。そんなミラクル・サウンドで描かれるのは、貴重にして極上なシンフォニック・ロックの桃源郷。前述したKBFHの『IN CONCERT』が直近ですが、カットされた放送サウンドボードとは違って本作はフル録音。比較しながらセットを整理してみましょう。文芸三部作・ヘンリー八世の六人の妻:Catherine Howard/Anne Boleyn/Catherine Parr・地底探検:The Journey/Recollection/The Forest/The Battle(★) ・アーサー王と円卓の騎士たち:Sir Lancelot and the Black Knight/Arthur & Guinevere/Merlin The Magician その他・Down And Out(★)/Hungarian Rhapsody(★)※注:「★」印はKing Biscuit Flower Hourの公式発掘盤『RICK WAKEMAN IN CONCERT』では聴けない曲。……と、このようになっています。三部作はコンセプト・アルバムでもあったわけですが、ここではアルバム再現などは特にせず、通常のコンサートのように入れ替えられている。全曲演奏されている『地底探検』にしてもオープニングでA面パートを演奏するものの、B面パートは散らされています。コンセプチュアルではないものの、その代わりに初期3作+『リストマニア』のエッセンスを濃縮還元した濃度が凄い。YESを遙かに超えるドラマティズムの極地は、まさにシンフォニック・ロックの理想郷であり、初期ソロのベスト・アルバムとしても機能するライヴアルバムなのです。まったく異なる観点ながら、ロック史に天才として刻まれるリック・ウェイクマンとマイク・ミラード。それぞれの才気が満開となった1975年に、2人が同じ場所にいたからこそ本作は誕生しました。そんな奇跡の現場に居合わせられる録音芸術の文化遺産。「1975年11月11日アナハイム公演」の超絶級オーディエンス録音。伝説名手マイク・ミラードのマスター・テープからダイレクトにデジタル化された銘品です。ミラードの代名詞でもある名機「Nakamichi 550」を使用し始めたことでクオリティがグッと上がり、得意なYESに酷似した出音も相まって数あるミラード・コレクションでも屈指のサウンドが実現。KBFHの公式発掘盤『IN CONCERT』でも聴けない「Down And Out」「Hungarian Rhapsody」「The Battle」をはじめ、文芸三部作を濃縮したフルショウを極上体験できます。ミラードの最高音質タイトルです。奇跡の一枚。Live at Convention Center, Anaheim, CA, USA 11th November 1975 ULTIMATE SOUND Disc 1 (60:28) 1. Intro 2. The Journey 3. Recollection 4. Catherine Howard 5. Lancelot & The Black Knight 6. Down And Out 7. Anne Boleyn 8. The Forest Disc 2 (42:35) 1. MC 2. Arthur & Guinevere 3. Merlin The Magician 4. Catherine Parr 5. Hungarian Rhapsody 6. The Battle Rick Wakeman - keyboards, grand piano Ashley Holt - lead vocals Roger Newell - bass guitar John Hodgson - percussion John Dunsterville - guitar Tony Fernandez - drums Reg Brooks - trombone Martyn Shields - trumpet

Rick Wakeman リック・ウェイクマン/CA,USA 1975 Mike Millard Master Tapes

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