古くから名ライブとして名を馳せたロンドンはライシアム公演の2日前、1969年10月10日パリのオリンピアでの公演を放送音源を使用し収録。当時放送されたテープがフランスのFM局の倉庫から見つかって、この時期に再放送されたものです。(残念ながら、Moby Dickは未収録です)セカンド・アルバムからの新曲を織り交ぜながらの、この時期でしか味わうことのできない素晴らしい内容になっており、これ以上の興奮はない必殺のオープニングGood Times Bad Times~Communication Breakdown、残り少ない演奏となるI Can't Quit Youで味わえる抑揚を効かせ、様々な音色で表現するギター・プレイ(ペイジの研ぎ澄まされた感性、プラントのロング・トーンが会場に響きわたる様は本当に鳥肌ものです)プラントの美しく芯のあるハイトーンが突き刺さってくるかのような新曲Heartbreaker!!余裕から生み出される見事な歌いまわしや、ペイジのフーガなどがまだ登場しないもののコンパクトで恐ろしく締まった演奏は、テンションの高い初期ならではの素晴らしさに満ち溢れています。怒涛のアンサンブルが物凄いDazed And Confusedの中間部でのど迫力の疾走感!濃密なセッションから生み出されたであろう、繊細なピッキング、滑らかなフィンガリングを存分に味わえるペイジの独壇場White Summer/Black Mountain Side、自らのルーツを思いっきりジャムって楽しんでいるYou Shook Me、長いイントロダクションに導かれ、独特のグルーブで炸裂する素晴らしき70年を先取りするかのような緩急ある掛け合い、絶妙にタメを効かせたプラントの語りかけるようなボーカルから展開する名リフの数々が最高のHow Many More Times等、まさに若き日のツェッペリンの勢いのあるパフォーマンスの数々を臨場感抜群の理想的な音質で贅沢に体感できます。Live at Olympia, Paris, France 10th October 1969 SBD 1. Good Times Bad Times/Communication Breakdown 2. I Can't Quit You Baby 3. Heartbreaker 4. Dazed And Confused 5. White Summer/Black Mountain Side 6. You Shook Me 7. How Many More Times SOUNDBOARD RECORDING