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Kiss キッス/Germany 11.1.1983

2021年のHR/HMコレクターを驚喜させている「G.Mann」コレクション。その最新弾となるヴィニー・ヴィンセント時代のKISSが登場です。MONSTERS OF ROCKを中心に衝撃的な作品を連発している「G.Mann」ですが、ドニントンはあくまで遠征で彼の主戦場はドイツでした。本作に記録されているのも、そんな故郷録音である「1983年11月1日オッフェンバッハ公演」。その強力オーディエンス録音です。ヴィニー時代のKISSと言えば、当店では『ROCKFORD 1982: NEW YEARS EVE』『LOS ANGELES 1983』も定番となっておりますが、それらは“CREATURES OF THE NIGHT Tour”の記録。それに対して本作はノーメイクKISSのお披露目となった“LICK IT UP Tour”のライヴアルバムです。まずは、ツアーの全体像から振り返ってみましょう。1983年《9月23日『LICK IT UP』発売》・10月11日-11月25日:欧州(35公演)←★ココ★・12月26日-31日:北米#1(5公演)1984年・1月1日-3月17日:北米#2(58公演) 《3月:ヴィニー・ヴィンセント離脱→4月:マーク・セント・ジョン加入》《5月-7月『ANIMALIZE』制作》これが“LICK IT UP Tour”の全景。欧州ツアーと北米ツアーの2段構えで、本作のオッフェンバッハ公演は序盤。「欧州」レッグ17公演目にあたるコンサートでした。そんなショウで記録された本作は、力強くワイルドなヴィンテージ・オーディエンス。サウンドボードと間違えるようなタイプではないものの、極太でタフな芯はグイッグイと目の前に迫って距離感ナシ。正直なところ、あまりにパワフルで割れ気味になるシーンもあるのですが、だからこそヴィニーのクレイジーなギターワークも目の前。鳴りの美しさは期待できない半面、燃える4人のロックに全身が打ちのめされるようなパワー・サウンドです。そんな豪腕サウンドで描かれるのは、新星KISSを宣言するような“LICK IT UP Tour”のフルショウ。ここでそのセットも整理しておきましょう。70年代(6曲)・KISS:Cold Gin/Firehouse/Black Diamond ・DRESSED TO KILL:Rock And Roll All Nite・DESTROYER:Detroit Rock City・LOVE GUN:Love Gun 80年代(9曲)・CREATURES OF THE NIGHT:Creatures of the Night/War Machine/I Love It Loud/I Still Love You・LICK IT UP:Fits Like a Glove/Exciter/Gimme More/ Young and Wasted/Lick It Up ……と、このようになっています。基本は“CREATURES OF THE NIGHT Tour”を踏襲しつつも、そこに大量投入された『LICK IT UP』が極めて美味しい。「Exciter」「Gimme More」はこのツアー限定の2大ナンバーですし、故エリック・カーが歌う「Young And Wasted」も80年代なればこそ。そして何より、バランス自体がフレッシュ。栄光の70年代クラシックスは必殺曲だけに絞り込み、ショウの大半を『CREATURES OF THE NIGHT』『LICK IT UP』の2枚で押しまくっている。もちろん、演奏も新生KISSを満天下に示すような気迫に満ちており、フラッシーなヴィニーのギターも大暴れ。まさにメイクを落としたからこその「二度目のデビュー」に臨む熱気が全編から吹き出すライヴアルバムなのです。素顔のロックバンドとして生まれ変わった1983年のKISS。その不退転の決意が音楽に姿を変えてパワフルに炸裂ライヴアルバムです。史上最大のターニング・ポイントに立っていた彼らのフルショウを現場体験できる新発掘。メイクを落とした“LICK IT UP Tour”の新発掘ライヴアルバム。「1983年11月1日オッフェンバッハ公演」の強力オーディエンス録音です。力強くワイルドなヴィンテージ録音で、極太でタフな芯はグイッグイと目の前に迫って距離感ナシ。あまりにパワフルで割れ気味になるシーンもあるのですが、だからこそヴィニーのクレイジーなギターワークも目の前。大量投入された『LICK IT UP』が美味しく、このツアー限定の「Exciter」「Gimme More」や故エリック・カーが歌う「Young And Wasted」も楽しめます。Live at Stadthalle, Offenbach, Germany 1st November 1983 PERFECT SOUND Disc 1(47:46) 1. Intro 2. Creatures of the Night 3. Detroit Rock City 4. Cold Gin 5. Fits Like a Glove 6. Firehouse 7. Paul Stanley Guitar Solo 8. Exciter 9. War Machine 10. Gimme More 11. Vinnie Vincent Guitar Solo 12. Gimme More (reprise) Disc 2(58:30) 1. Bass Solo 2. I Love It Loud 3. I Still Love You 4. Drum Solo 5. Young and Wasted 6. Love Gun 7. Black Diamond 8. Lick It Up  9. Rock and Roll All Nite Paul Stanley - guitars, vocals Gene Simmons - bass, vocals Vinnie Vincent - guitars, vocals Eric Carr - drums, vocals

Kiss キッス/Germany 11.1.1983

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1,940円 (税込)

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