ライブ音源が極めて少ないラーズの、貴重な新発掘サウンドボード音源を含むロンドン、マーキーでの2公演をカップリング収録。まずdisc:1には、1987年デビュー・シングル「ウェイアウト」リリース直前の10月9日のライブを、ベスト・クオリティーのオーディエンス・マスターからコンプリート収録。 これまでも唯一残されたフル・ライブ音源として知られていたもので、しかもマスターに左右のバランス調整、余計なノイズの修正、音圧も補正したりと、2021年最新のリマスタリングを施したことで、過去流通とは別次元のサウンド・クオリティーにて。そして後に『ザ・ラーズ』に収録されるナンバーはもちろん、ジャムの「ルッキンググラス」やストーンズのカヴァーなど、まだ初々しさも感じられる演奏はやはり新鮮。さらにdisc:2には1990年ついに完成しリリースされたアルバム『ザ・ラーズ』発表直前の8月21日、ロンドンはマーキーで行われた貴重なライブを、近年関係者流出にて初公開された、卓直結の流出サウンドボード・マスターから完全コンプリート収録。まず前年から先行リリース・シングルが話題となり、メジャー・デビュー以降アルバム・リリースが多く望まれていたにも関わらずなかなか進行せず、結局レーベル側がスティーヴ・リリーホワイトをプロデューサーに起用しレコーディングを再開するも、セルフ・プロデュースを望むバンド側と衝突し、最後はリリーホワイトが1人でミックスや仕上げを行い、やっと発売されることに。そしてその出来に不満足だったバンドもプロモーション的に幾度かのライブは行ったうちのひとつがこのマーキーでのギグで、とにかく彼らのライブ音源は一部のオーディエンス・ソースしか残っておらず、オフィシャルの4枚組に収録されているマーキーでのライブも1991年のものゆえ、アルバム・デビュー以前のライブを、カンペキなサウンドボード音源で聴けるというのは奇跡的なこと。しかもアルバム収録曲はすべて演奏されており、不朽の名曲「ゼア・シー・ゴーズ」、「サン・オブ・ア・ガン」そして「タイムレス・メロディー」など、メランコリックなサウンドに、リー・メイヴァースの素晴らしいヴォーカルが合わさり80年代UKシーンの象徴とも云えるパフォーマンスがここに。 しかも「Looking Glass」以降のアンコールでは「Swashbuckler」、そして「Rebound/Minefield」もプレイされており、マージー・ビート、ネオアコを通過して新たなるUKロックを造り上げた伝説のバンドの永遠の名盤を、全曲フル・ライブで聞けるという、2公演どちらもファン必聴の限定コレクターズ・エディション。 Disc 1 : 01 Feelin' 02 I Can't Sleep 03 Knock Me Down 04 Son Of A Gun 05 Freedom Song 06 Doledrum 07 Clean Prophet 08 Way Out 09 Come In Come Out 10 Callin' All 11 Liberty Ship 12 Timeless Melody 13 Failure 14 Jam 15 Looking Glass 16 Way Out 17 Jumpin' Jack Flash 18 Come In Come Out 19 I Can't Sleep 20 Failure [Recorded At The Marquee Club, London, UK October 9th 1987 : Audience Recording] Disc 2 : 01. Son Of A Gun 02. Freedom Song 03. Clean Prophet 04. Way Out 05. There She Goes 06. Doledrum 07. Come In Come Out 08. Timeless Melody 09. I.O.U. 10. I Can’t Sleep 11. Knock Me Down 12. Feelin’ 13. Liberty Ship 14. Callin’ All 15. Failure 16. Looking Glass –encore- 17. Swashbuckler 18. Rebound / Minefield (Jam) [Recorded at The Marquee Club, London, UK August 21st 1990 : Soundboard Recording]