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Dio ディオ/Germany 1983

日本と並んで……いえ、それ以上とも言える情熱で70年代RAINBOWを愛した西ドイツ。彼の国へ戻ってきたロニー・ジェイムズ・ディオを極上体験できる新発掘ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1983年11月30日オッフェンバッハ公演」。ロニーが独り立ちを果たした栄光のワールド・ツアー“HOLY DIVER Tour”の一幕で記録された極上オーディエンス録音です。1983年のDIOと言えば、MONSTERS OF ROCK公演のライヴアルバム『AT DONINGTON UK』やユトレヒト公演の映像『LIVE '83/輪廻転生』といった公式アイテムが象徴。それらと併せ、当時のスケジュールからショウのポジションを確かめておきましょう。1983年《5月25日『HOLY DIVER』発売》・7月23日-8月12日:北米#1(11公演)・8月20日:MONSTERS OF ROCK ’83(英国)←※公式・10月1日-25日:北米#2(23公演)・10月30日-12月6日:欧州(25公演)←★ココ★・12月10日-31日:北米#3a(15公演) 1984年・1月4日-7日:北米#3b(3公演)《『THE LAST IN LINE』制作》  これがデビューから『THE LAST IN LINE』制作に至るまでのDIO。ツアーの大部分はバンドの将来を決定づける北米に費やされたわけですが、その合間にもRAINBOW/BLACK SABBATHで熱狂的にロニーを支持したヨーロッパもサーキット。本作のオッフェンバッハ公演は、その「欧州」レッグの終盤22公演目でした。また、公式映像『LIVE '83/輪廻転生』となったユトレヒト公演は“12月4日”であり、本作はその2つ前にあたるコンサートでもありました。そんなショウで記録された本作は、最近HR/HMコレクター話題を独占している「G.Mann」から飛び出した新発掘マスター。「G.Mann」と言えば、ゲイリー・ムーアの『MONSTERS OF ROCK 1984』やACCEPTの『MONSTERS OF ROCK 1984』といった名盤を筆頭に衝撃録音を連発している新名門ですが、本作はその最新弾。大元ではなく1stジェネ・マスターなので「G.Mann」本人の録音ではないようですが、そのクオリティは新名門の名声を汚すどころか一層眩しく輝かせる素晴らしさなのです。とにもかくにもクリアで、端正で、力強く、鮮やか。音色的にサウンドボード間違えはしませんし、リアルな熱狂も吸い込んではいる。しかし、それらが距離感になっていない。芯はレーザー光線のように真っ直ぐビビッドに飛び込んできますし、クリスタル・クリアな空気感のお陰でディテールは微細部まで鮮明。ヴィヴィアン・キャンベルのマシンガン・ピッキングは1粒1粒が輪郭もクッキリと速射され、ヴィニー・アピスのタムロールもキットの構造が目に浮かぶほど立体的ならジミー・ベインも1音1音が数珠のように連なってグルーヴを形づくっているのがよく分かる。ロニーのヴォーカルに至っては歌詞の一語やニュアンスのレベルさえも超え、マイクに流し込まれる呼吸感の次元で超リアルなのです。“HOLY DIVER Tour”のオーディエンスと言えば、超名盤『R.J.D. 1983(Langley Deluxe 014)』が王座に君臨し続けていますが、本作はあの伝説タイトルに勝るとも劣らない……と言いますか、端正な鳴りの美しさでは確実に勝っている。登場と同時に「No.1録音決定戦」の最有力候補に躍り出た衝撃の新発掘なのです。そんなブリリアント・サウンドで描かれるのは、マニア間で「ロニー史上最高のツアー」とも言われる“HOLY DIVER Tour”のフルショウ。セット自体はツアーの基本に準じた物ですが、良い機会でもあるのでここで整理しておきましょう。クラシックス(5曲)・レインボー:Stargazer/Man on the Silver Mountain/Starstruck・サバス:Children of the Sea/Heaven and Hell DIO(7曲)・ホーリーダイヴァー:Stand Up and Shout/ Straight Through the Heart/Shame on the Night/Holy Diver/Rainbow in the Dark/Don't Talk to Strangers・その他:Evil Eyes ……と、このようになっています。古巣RAINBOW/BLACK SABBATHナンバーは要所を押さえる役に留め、デビュー作『HOLY DIVER』の2/3を軸にしている。日によってやったりやらなかったりの「Evil Eyes」は2ndアルバムの曲でもありますが、この時点でシングルB面曲としてリリース済みでもありました。そして、そのセットを紡ぐパフォーマンスこそが凄い、痺れる! 憧れる!! RAINBOWではロマンティックで滑らかな唱法だったロニーはBLACK SABBATHでアグレッションに開眼。そんな「鬼の歌」のピークが“HOLY DIVER Tour”でして、見栄を張ればRAINBOWばりに艶っぽく、叫べば怒号寸前のド迫力。しかも、その両端を自在な即興メロディに乗せ、一瞬にして行き来する振れ幅の大きさと言ったら……。現代に至るまで「ロニー系」と言われるフォロワーは数いれど、ここまで自在でどの発声法にもスキがないシンガーは他にいない。いえ、翌年にはもう成功の余裕を見せ始めるロニー本人でさえ、ここまでの歌唱はしていなかった。「1983年のロニーは特別」と言われる由縁を超極上サウンドで現場体験できるのです。「様式美のロニー」というよりは「ヘヴィメタルのロニー」。自らの音楽/バンドで世界を獲りに行く「挑戦者ロニー」の魅力に満ちていた“HOLY DIVER Tour”。その「オーディンス新王座」に君臨するであろう名作の誕生です。「1983年11月30日オッフェンバッハ公演」の極上オーディエンス録音。HR/HMコレクター話題を独占している「G.Mann」コレクションの新発掘マスターでして、とにかくクリア&端正で力強く、鮮やか。芯はレーザー光線のように真っ直ぐビビッドに飛び込んできますし、クリスタル・クリアな空気感のお陰でディテールは微細部まで鮮明。マシンガン・ピッキングは1粒1粒が輪郭もクッキリと速射され、ヴォーカルもマイクに流し込まれる呼吸感の次元。マニア筋から「1983年のロニーは特別」と言われる歌神の絶唱を超極上サウンドで現場体験できる、ツアー新王者の新発掘アルバムです。Live at Stadthalle, Offenbach, Germany 30th November 1983 TRULY PERFECT SOUND (75:13) 01. Intro 02. Stand Up And Shout 03. Straight Through The Heart 04. Shame On The Night 05. Children Of The Sea 06. Holy Diver 07. Drum Solo 08. Stargazer 09. Heaven And Hell 10. Guitar Solo 11. Heaven And Hell (reprise) 12. Rainbow In The Dark 13. Man On The Silver Mountain 14. Starstruck 15. Man On The Silver Mountain (reprise) 16. Evil Eyes 17. Don't Talk To Strangers Ronnie James Dio - vocals Vivian Campbell - guitars Vinny Appice - drums Jimmy Bain - bass

Dio ディオ/Germany 1983

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1,630円 (税込)

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