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初期MSGのFMアルバムが登場です。本作は、オランダ「1981年６月８日ピンクポップ・フェスティバル」公演のラジオ放送を収めたエアチェック盤。この日はテレビ放送もされており、オープニング・シーンと「Armed And Ready」が、ボーナスDVDR「PINKPOP 1981」としてリリースされます。本作は、その後の２曲目「Cry For The Nations」以降を収録。冒頭から「Michael Schenker Band…」とのDJが入り、ラストにもオランダ語DJが語ることからも、どうやらこれでラジオ放送の全貌（「Michael Schenker Band」のほか、曲名も「Doctor Doctor Please」と言うなど、なんとも当時らしいトホホなDJです）。テレビ放送とラジオ放送にダブりはなかったようです。1980年９月に始動したMSGは、３ヶ月ほどライヴを重ね、翌1981年１月には伝説の「ROCK PALAST 1981」を収録します。そして、３月には早くも再びスタジオ入りし、５月までかけて名盤「神話」を制作するのです。本作の“ピンクポップ・フェスティバル”に出演したのは、「神話」完成の翌月にあたり、本格的なツアーのウォームアップを兼ねた出演だったようです。ただ、「神話」のリリースは９月であり、本作のセットには新曲はまだなく、あくまで“1980年ツアーの短縮版”といった内容です。しかし、演奏の熱さは極上で、本格的に組んだバンドで新作も録音し、今まさに脂の乗ってきたMSGのライヴが悪かろうハズがない。途中、ゲイリー・バーデンが少々怪しくなることもあるものの、コージー・テープのリハーサル「RETURN OF THE FLYING ARROW」のような硬さはなく、曲にも十分にこなれつつ、まだまだ惰性のお仕事感には至らない。そこに、スタジオから出てきたばかりのフレッシュ感だけがまぶされている。キビキビと歯切れ良く、勢いもたっぷり。UFOとはひと味違う構築感あふれる楽曲を破綻のない緻密さで再現しつつ、コージーのパワフルなドラミングがドラマティックに盛り立て、マイケルが飛び交うように美旋律を乱舞させる。実に、実に美味しい演奏です。もちろん、この時期を味わうなら、オフィシャル化まで果たした伝説の「ROCK PALAST 1981」こそが大鉄板です。本作は、かの名映像から「神話」制作を挟みつつ、あの「飛翔伝説（M.S.G.武道館ライヴ）」の２ヶ月前でもある。２本の歴史的な大黒柱を梁のように繋ぐ放送音源。その過去最高品質盤なのです。グラハム・ボネットとの歴史的共演、極初期MSGの傑作録「DERBY 1980」など、2015年は、マイケル・シェンカーへの想いが熱く燃えたぎる夏になりました。 Live at Pinkpop Festival, Burgemeester Damen Sportpark, Geleen, Holland 8th June 1981 SBD (42:47) 1. Cry For The Nations 2. Victim Of Illusion 3. Natural Thing 4. Feels Like A Good Thing 5. Rock Bottom 6. Lost Horizons 7. Doctor Doctor FM BROADCAST RECORDING

拡大表示	Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/Netherlands 1981 FM Broadcast Edition 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる